いろんな情報に惑わされたくないなら、一般の方でも日本化粧品検定を取得するといいと思います!『クロエ クロウ』の代表、森口 希さん
――自身が経営されているエステサロン『クロエクロウ』は4コママンガでビューティの情報を発信していると聞きました。このユニークな発想はどこから生まれたのですか?
「私、年齢が40歳近いんですけど、このくらいの年齢になるとすべてにおいて疲れるんですね(笑)。仕事もしているし、子育てもしているので、長い記事のブログを読む時間はあまりないですし、雑誌を読んでいると眠たくなるし、日常的に脳が疲れる感覚なんです。とはいっても、やっぱりキレイにはなりたいわけですよ。こういう私みたいな人って、たくさんいると思うんです。だから、例えば仕事中にご飯を食べているひとときでも、頭を使わないで美容情報や美容知識が入ってくるようにしたいと思ったときに、4コママンガがいいのではないかと思ったんですね。何分もいらない、数秒で読めるというところで。少なくても私が読者なら、その見せ方が一番分かりやすいと思いました」
――確かに4コママンガはすぐに読める気軽感があります。
「これには参考になったものがありまして、新潟の地域雑誌なんですけど、私はまず投稿欄から目を通すんです。その横に4コママンガが載っていて、おもしろいなあと思っていました。地域雑誌以外でも雑誌を見るときは、そういうところから探してしまうんですよね。その次に著名人のコラムへと移っていくわけですけど」
――絵はプロのマンガ家さんが描いているんですか?
「はい」
――どういうつながりでオファーをかけたんですか?
「それがですね、お客さまなんですよ。最初はそのお客さまがマンガ家だということ知らずに、施術中の会話の中で『マンガで美容のことを発信できたらおもしろい気がするんですよね』なんて話をしていたら、実は私……みたいな(笑)。新潟県って割とマンガ家さんが多いんです。有名な方も輩出していて、『ドカベン』の水島新司さんとか」
――ネタはいつも自分で考えるんですか?
「もちろん。こういうときも日本化粧品検定が役に立っていますね。テキストがしっかりしているので、参考にしながらネタを考えています。今やネタ帳です(笑)。美容のイメージって、洗顔して化粧品でお手入れして、乳液で保湿して『ハイ、キレイ』って感じだと思うんです。だけど実際は精神面だったり、内臓の部分だったり、そういう面も非常に絡んでくるんですね。なので、美容情報とは言っていますが、健康のことも扱っています。グチグチ文句ばっかり言ってストレスを溜めるのは良くないよねとか、不摂生をたくさんしていたらキレイになれないよねみたいな。だからネタは尽きないですよね。ただし、焦らされることは多いです(笑)」
――といいますと?
「仕事をしていても、『ストックがなくなってきた』とか『マンガ家さんと打ち合わせしなくちゃ』とかが頭をかすめるんです。スケジュールに追われるように、深夜にマンガ家さんとやり取りをしています(笑)」
――(笑)。専門職以外の一般の主婦の方でも、こういう資格って取れるなら取ったほうがいいのでしょうか?
「全然ありだと思いますね。エステティシャンの中でも、あやふやな知識の人がいるのも事実なんですね。トラブルがないからそれが正しいんだみたいな感じで。そういう方もいるので、むしろ自分の身は自分で守るつもりがあるのであれば、取ったほうがいいのではないかと思います。それに、女性にとってお肌のお手入れは日常の一部ですので、正しい知識があってケアするのと、そうじゃなくなんとなくするのではまったく違うと思うんです。SNSを見るといっても間違った情報がたくさんあり、そのまま鵜呑みにするのは危険じゃないですか。こういうきちんとしたところの知識があれば、何を使ったらいいのかという、商品を選ぶ力がつくと思います。肌質によっていろいろありますから、人気商品だからとりあえず使っておけばOKみたいな考えはなくなると思います。また、商品のことでいうと『界面活性剤っていかがなものなのか』みたいな風潮があると思うんですが……」
――界面活性剤は悪もののイメージがありますよね。
「だけど、水と油を混ぜ合わせるために絶対に使うものなんですね。日常の洗濯洗剤、シャンプー、石けんなどに界面活性剤が入っているのでなくてはならないものなんですけど、クレンジングになると界面活性剤はよくないみたいになって、そこだけが一人歩きしてしまっていると思うんですね」
――そういう知識も日本化粧品検定で賄えると。
「はい。どんな成分でもメリット、デメリットはあるとは思うのですが、日本化粧品検定はそれについて善悪は言っていないんですね。選ぶのはあくまでもみなさんですよという立場で公平なんです。一般の方って、結局、我流で化粧を覚えていくわけじゃないですか。美容専門学校ではない限り、誰も教えてはくれませんよね。日本化粧品検定を取得したら、コスメ選びで失敗することは減ると思います。そうすれば財布へのダメージも少なくなりますよね」
Information
日本化粧品検定について
日本化粧品検定は、化粧品を正しく使う知識や化粧品についてのスペシャリストを育成するための検定です。
「コスメが読める、人気の“美資格”」として注目を浴び、2016年5月に累計受検者数、6万人を突破しています。
タレントのアン ミカさん、お笑いコンビ クワバタオハラの小原正子さん、モデルの堀内葉子さんなど多くの芸能人やモデルが取得していることでも話題です。
試験内容は、美容皮膚学、化粧品の基礎知識、法律、化粧品科学、薬機法など。化粧品の中身や働きを正しく理解し、目的に合った使い方ができるようになることを目指しています。
大手企業でも社員教育に検定を取り入れ、お客さまの悩みにあったアドバイスができるスタッフを育成しています。
日本化粧品検定3級は日本化粧品検定協会WEBサイトにて無料で受験ができます。
URL:http://cosme-ken.org/thirdclass/
1級合格者の中で協会へ入会された方が、所定の研修終了後にコスメコンシェルジュとなれます。コスメコンシェルジュになると化粧品の成分を読み解く力がつき、またセミナーやイベントへの参加のみならず、雑誌やテレビの企画立案など活躍の舞台は幅広く広がります。
受験者のニーズに合わせて試験会場の増加や公式テキストの改刷などをしており、今後ますます受験者が増える見込みです。
第7回 日本化粧品検定1級・2級試験
受験日 :2016年11月27日(日)
申込期間:2016年8月8日(月)〜10月14日(金)
試験範囲:日本化粧品検定1級対策テキストまたは同2・3級対策テキスト
受験資格:なし
受験方法:マークシート方式(60問)
試験時間: 1級 60分/2級 50分
受験料 :1級 12,960円/2級 6,480円(税込)
申込方法:日本化粧品検定協会HPより
検定詳細:http://cosme-ken.org/guideline/
申込方法:http://cosme-ken.org/exam/
日本化粧品検定を取得することで、“自分が今、正しいことをやっているんだ”という自信がつきました! 『クロエ クロウ』の代表、森口 希さん>>