美容師のためのハサミの選び方

美容師用のハサミは通常のハサミと違い、仕様や用途などで使い勝手が違うのが特徴です。使いやすさや自分に合ったハサミを見つけるためにも、それぞれの特徴を理解した上で購入することを考えましょう。また髪を切るということに関して特化しているものもありますが、形状や長さによって、おしゃれ重視のハサミがいくつもあるので、何を基準に選ぶのか、あらかじめしっかり考えておくことが重要になってきます。そんな大切な商売道具であるハサミの選び方について悩んでいる方のために選ぶ基準を解説していきます。値段や種類などについて紹介していくので、参考にしてみてください。

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美容師のためのハサミを購入するなら?

美容師が使用しているハサミの大半は、美容師用のカタログから選択して購入している方がほとんどだと言います。有名どころでいうと、【内海シザー】などがそうです。HPが見やすく、それぞれのハサミの特徴がわかりやすい【トラックスシザー】も人気が高いようです。

他にも専門的なお店として、理美容ハサミの研ぎ専門店というのも存在していて、予め購入していたハサミを修正してもらったり、改造してもらったりすることで、自分好みのハサミに仕上げる方法もあります。長さや形状などについての自分のこだわりを伝えて注文できるので、好きな形にカスタマイズされたハサミが出来上がり、最近人気が出ていると言われています。

また近頃では、ネットでも美容師の専門的なハサミが売られているところがあるので、気軽に購入することが可能です。特に有名な【楽天】や【Amazon】でも扱っているため、練習用のハサミとして通販で購入される方も年々増えています。初心者の方は、通販で比較的安価なものを購入してから練習を積み重ね、美容師向けのカタログから専門的なハサミを購入してもいいかもしれません。その後に、自分の好みにハサミをカスタマイズして、自分のオリジナルの製品を作ることも可能です。

その自ら考案した刃の形やデザインを生かしたオリジナル作品を製品化して、販売する方もいます。また、利き手によってもハサミの形状が違うので、購入する際には利き手専用のものを選ぶようにしましょう。

美容師のハサミは平均的にいくらかかるのか?

美容師が利用するハサミの金額は、ものによって様々あり、平均的に1丁当たり3万~5万円ほどと言われています。そのハサミを数丁保有していることで、使い分けを行っている方がほとんどです。中には、1丁当たり数十万円するハサミもあるそうで、こだわりを持って使っている方もいます。高価なハサミであれば、1丁で100万円ほどするハサミもあると言われているので、上をみればキリがないかもしれません。特に初心者の方は、何を購入すればよいのかよくわからないまま、高いものを一通り揃えてしまい、出費が大変になることがあるので注意しましょう。

またハサミの素材によっても金額が異なるので、よく切れるステライトなどは高価なものもあるため金額はチェックしておくといいでしょう。

初めのうちは、主に使うハサミを数万円で購入し、ほかに練習用として低価格のものを通販などでいくつか購入するといいかもしれません。美容師のお店で働いているのであれば、先輩からハサミをもらうと費用もかからなくて済むため、使わないものがあれば、譲ってもらうのもいいかもしれません。

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ハサミの種類やサイズを決める

ハサミは用途によって使い分けがあり、いくつもの種類に分かれています。サイズを含めると無数に種類があるため、自分好みのハサミを見つけられるようになるまでには長い年数が必要となります。

ハサミを選ぶ基準の中では、最初に長さを決めるのがいいようです。美容師が使うハサミは、ストローク、刈り上げなど整髪の仕方によって長さが異なります。その後に、指のサイズを測って最適なリングサイズを求める必要が出てきます。動刃と呼ばれる親指のサイズは、親指の爪の部分で測定し、静刃と呼ばれる薬指のサイズは薬指の第二関節の手前で測定するようにしましょう。

ハサミの種類は大きく分けて【ベーシック】【セニング】【スライド】の3種類があります。【ベーシック】はオールマイティに使用されていて、主にベースカットで使われます。長さは色々ありますが、6インチのものが主流で使用されています。【セニング】は髪の毛の長さをそのままに、毛量を調整したい時に使用します。その中でも落ち度と呼ばれる、髪の毛量の調整が出来るように、種類がいくつか用意されており、種類によって落ち度と呼ばれる毛量の落とし具合が違います。【スライド】は、毛束の根元の方から毛先に向けて削ぐようにはさみをスライドさせてカットする時に使用するもので、ただカットするだけではなく、不揃いな動きを出したい時に重宝されます。初心者の方は、特にこの3つの【ベーシック】【セニング】【スライド】を揃えることから始めるのが基本です。そこから、ハンドルの形が特殊なものを購入したりして、自分の好きなタイプを見つける作業に入ります。

ハサミを選ぶ基準

まずハサミを選ぶ時に参考にするのは、先輩たちが今使っているものは何か聞いてみることです。その中から自分の好みに合うメーカーを選択して、そこからどんなハサミを購入するのか、金額も含めて検討してみるといいでしょう。その時に、先輩の話だけを鵜呑みにするのでなく、HPや購入した時のレビューを参考にしたりして、これというハサミを見つけましょう。

その後に形状を見ます。【直刃】【笹刃】【柳刃】などのハサミの形状があるため、必要のあるハサミを見つけます。【直刃】のハサミは汎用性が高いため、ほとんどの美容師がメインシザーとして利用していることが特徴です。【笹刃】は切っ先に向かって毛束が逃げるのでドライカット向きのシザーとして、評価の高いハサミです。【柳刃】は直刃と笹刃の中間のような存在で、曲線で髪が適度に逃げる仕組みになっているハサミと言われています。ちなみに髪の逃げ具合は、【笹刃】の方が大きいと言われています。

次にハンドルの形を決めましょう。【メガネ型】【オフセット型】【3D型】があり、【メガネ型】が基本のハサミで見たことがある方が多いのが、このタイプだと思います。髪をカットする時でも、バランスがよくカット出来るため、スライドして髪を切る時にでも、安定して髪を整えることが可能とされています。【オフセット型】は、親指と薬指の間を大きく開けなくていいため、指の負担が少ないのが特徴です。また刈り上げの時のカットのように、小刻みに動かしたい動作の時に使用すると便利です。【3D型】は、親指穴部分にねじりを持たせ、立体的になっているのが特徴的なハサミです。しっかり指にフィットする性能があるため、とても重宝されるハサミと言えます。メーカーや形状が決まっているのであれば、後はしっかりと用途に合わせたハサミを選び、指のサイズに合わせてハサミを購入しましょう。

通販で購入する際には、サイズが測れないデメリットがあるため、記載されているサイズが自分に合うと判断してもサイズが合わない可能性もあるので、選ぶ際には注意です。もし、自分のサイズに合うハサミを探すのであれば、測定して購入できるメーカーのものから購入することをおすすめします。そうすれば、自分好みのハサミが見つかるはずなので、気長に探していきましょう。

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