ママネイリストが、いきいきと働けるサロン『アトリエはるか』
「アトリエはるか」は、ヘアメイク&ネイル専門店で、全国に約60店舗ほど展開しています。お客さまの需要に合わせて、ヘアメイク・ネイル以外に、まつげエクステ、着付け、アーティスト派遣、メイクレッスンサービスなど幅広く展開しています。
そんな「アトリエはるか」で働く、1歳のお子さんのママでもあるネイリスト青山 紗里衣さんにサロンでの働き方についてうかがいました。
出産後は店舗の店長から本部のエリアリーダーへ
―――出産前は店舗の店長、出産後は本部スタッフになられた青山さん。産後、復帰はどのくらいでされましたか? また、今はどのようなお仕事をされているのでしょうか。
「出産後、保育園が早く決まったこともあって10か月で復帰しました。現在は、本部のサロン事業部で東京・神奈川のエリアリーダーとしてサロンスタッフのサポートをしています。ヘルプなどでサロン現場に立つこともあります。
はじめは、本部の仕事に移ることに少し不安もあったんです。子育てしながらで、迷惑をかけてしまうんじゃないかなって。ですが、本部にも子育てしながら働いている方も多くて相談できる先輩がいたので、やってみようと決意できました。」
出産・子育てをとおして、お客さまとの距離が近づいた
―――出産してから、仕事での変化はありましたか。
「主婦のお客さまも多いので、会話の幅が広がりました。妊娠中の方もいらっしゃるんですけど、そういった方への気遣いも、自分が経験している分、体勢がつらそうだなと思ったらクッションをお貸ししたり、寒いかなと思ったら、足元が冷えないようにおひざかけをお貸ししたりとか、目が行くようになりました。それに、出産についてのお話も弾むようになりました。子育てが一段落した方に対しては、『これからこういうことがあるよ』って、反抗期の話などをお聞きして。人生の先輩のような感じで、相談させていただいています。」
みんなの協力で、ママも働きやすい環境がある
―――出産後も仕事を続けることはいつ決断されましたか?
「ネイルはずっと続けたいと思っていました。復帰する際にサロンに入ることも考えたんですけど、やはりまだ子どもが小さいので体調を崩して急にお休みを取ると、お客さまに迷惑がかかってしまうなと。そういったことも考えると、エリアリーダーっていう役職は、本部のなかでもサロンに入ってサポートする仕事も多いので、とても働きやすいです。私にとっていちばん働きやすい方法を提案してくださったんだなあと感じています。」
―――職場の雰囲気はいかがですか。
「午前8時から午後17時までの勤務なのですが、最初は仕事が終わっていないと帰りづらかったんです。しかし、他のスタッフが手伝ってくれたり、『もう17時になったから帰りな~』って声をかけてくれたりして。なので、ストレスはほとんど感じませんね。すごく、みなさんに支えてもらっています。」
―――本部以外の店舗の雰囲気もそうなんでしょうか。
「そうですね。店長をしているときにも店舗スタッフにママさんがいましたが、『17時には帰っていいよ』っていうのが当たり前の雰囲気でした。もし、子どもが熱を出して急に休むことになったら、近隣の店舗からヘルプスタッフを呼ぶなどして対応していました。あとは、両立社員制度や家族休制度というものがあるので、休みも取りやすいです。」
まとめ
「アトリエはるか」では、配偶者や子どもがいるスタッフに時短勤務が可能な「両立社員制度」、月3回まで希望の休みを事前に申請できる「家族休制度」、子どもの行事に参加するために希望の休みが出せる「子ども休制度」など、家族との時間を大切にするための制度を、目的に応じて準備しています。
創業者であり、現在は取締役副社長をつとめる西原さんご自身も、3人のお子さんを育てるママであり、スタッフがほぼ女性であるという「アトリエはるか」さんだからこそ、ママが働きやすい環境をスタッフみんなで協力してつくっているのがうかがえました。
次回は、青山さんの家庭と仕事のやりくりについてお話をうかがいます。