コラム・特集 2017-05-17

AYA interview ＃1：メイクアップアーティストAYAさんのメイクテク向上の秘密とは

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藤原美智子さん、千吉良恵子さんなど日本を代表するメイクアップアーティストに師事し、ご自身も雑誌、広告、TVと大活躍を続けるAYAさん。昨年9月には自身初となる書籍『AYA MAKE』を発売。今、最も「メイクしてもらいたいメイクアップアーティスト」として、芸能人やモデルたちから支持を集めています。彼女のメイクへのこだわりや、メイクにかける“想い”をインタビュー！

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著書『AYA MAKE』について。そして師匠たちから学んだ、AYAメイクの持論とは？

――まずは、『AYA MAKE』についてお話ください.

「流行にとらわれず、長く読んでいただけるメイクの本にしたくて、様々に工夫を凝らしました。ずっと傍らに置いて、何年経っても開いたときに『ハッ』と気付きを得ていただけるように、楽しみと驚きを詰め込んでみました。愛読書として、ゆっくりじっくり付き合っていただけたらいいな、という気持ちでつくりました。
本の中で紹介しているメイクは、流行り、というよりは、骨格など普遍的なものを意識しています。組み合わせを変えたり、カラーコスメをその時その時のトレンドのものに変えていただければ、常に女性がキレイになっていくためのヒントになると思います。

ガーリー、マニッシュ、バランスというテイストでカテゴリー分けし、さらに、10%、30%とパーセントでメイクのバランスを表示しています。ちょっと誤解されてしまうこともあるのですが、単純にこのパーセンテージが高くなればなるほど、メイクが濃くなっている、というわけではありません。たとえばガーリー30%であればやや甘さは控えめに、ガーリー100％であれば、下まつ毛やチークを強調することでかわいくなるポイントを押さえて……と、メイクの“バランス”を変えることで遊べるということを伝えたくて、パーセンテージでの分類にしています」

――藤原美智子さんをはじめ、メイクの師匠から教わったことは？

「もちろんたくさんあります。中でも大きいのは、メイクは、外見を変えるだけのものではなく、その人の心も動かすのだということ。例えばメイクひとつで立ち居振る舞いや意識が変わる。それくらい感動を与えられる素敵な仕事なんだと実感しました。
また、心配りを大切にする、ということ。相手に「気を遣わせている」と思わせたらダメ。気付かないくらいに細心の注意を払って仕事をすることが、大切なのだとそばにいて学びました。「（気を遣ってくれて）ありがとう」って相手から言われたら、それは気付かせてしまっているのでダメなんですよね。感謝の言葉を言われないくらい、ひそやかに、なめらかに、心遣いをする――これは、今でも私が大切にしていることです。
師匠たちの近くで学べたことは、貴重な経験です」