見えない場所の汚れに要注意！見抜かれないためのサロンのお掃除
毎日の接客に追われるあまり、店舗のお掃除は目につく所だけをさっと綺麗に……。見えない場所は手を抜いても大丈夫だろうと思っている時に限って、お客さまはそれをしっかりと見抜いてしまうものです。綺麗になるためのサロンに汚れているところがあっては大変です。お客さまに気持ち良く過ごしていただくための、お掃除ポイントについて紹介しましょう。
本棚・商品棚・テレビボードなどのホコリ
サロンには色んな設備や備品がたくさんあるため、小まめに掃除をしないとすぐにホコリが溜まってしまいます。待合コーナーに設置している本棚やテレビボード、オススメのヘアケア商品を置いてある棚、受付やお会計をするカウンターなど、油断して一日掃除をしなかっただけでもうっすらとホコリが積もっていることもあります。
接客をしているスタイリストやアシスタントよりも、意外にお客さまの目に触れやすいサロン内の設備や備品は気が付いたらホコリだけでも取り除くようにして、いつでも清潔感のある空間づくりを心がけたいものです。
設備や備品のホコリ対策は、方手でさっと使えるほこり取り用のハンディモップなどを活用すれば、忙しい接客の合間でも気付いた時に掃除をすることができます。
ソファーの溝や下に溜まったホコリやゴミくず
お客さまにくつろぎながらお待ちいただけるようにソファーを置いているサロンも多いですが、意外とホコリや小さなゴミくずが溜まりやすいので、掃除をする時には座面と背もたれの間や全体をぐるりと周る溝などの奥までしっかりとチェックするようにしましょう。
特に黒やネイビーなどの暗めの色のソファーはホコリやゴミくずが目立ちやすいので、お客さまもすぐに見つけてしまうかもしれません。溝の奥から溜まったホコリやゴミくずをかき出すようにするか、先の細いノズルを付けて掃除機で吸い取るとスッキリ綺麗になります。
また、ソファーの下も普段は目に触れない場所ですが、少し離れたところから見えてしまうこともありますので、床の掃除をする際にソファー下の掃除も忘れないようにしましょう。
「幅木」に積もったホコリ
壁と床の境目に貼られている帯状の板のことを「幅木」と呼びますが、壁より少しだけ飛び出ていて溝などで装飾されていることが多いのでホコリも溜まりやすいポイントになります。
普段はお客さまも気にすることがない幅木も、施術中に少し待たされた際やパーマやカラーの置き時間に、ふと足もとに目をやると幅木の上にはホコリが……。なんてこともあるかもしれません。
あまり気にすることがない場所は、ホコリや汚れが溜まりやすい場所といえます。閉店後の掃除のときなど、毎日ではなくても時々幅木も綺麗にホコリを取り除いて拭き掃除もするとスッキリ綺麗になります。
ハサミやブラシ、ロッドなど道具を入れているワゴンの汚れ
サロンでの施術には色んな道具を使います。ハサミやクシ、ブラシ、ロッド、ダックカール、スプレー、ドライヤー、ピン、レザーなど、細かな道具を一つにまとめておくワゴンは道具でごちゃごちゃになりやすく掃除もしにくいため、ホコリや汚れも溜まりやすくなってしまいます。
施術中のお客さまの背中側に置いているため直接的には見えにくいですが、鏡越しに映ったワゴンが整理整頓されていなかったり汚れが目立っているのを見つけてしまうと、「せっかく綺麗にしてもらいにきたのに……」と不愉快な気分にさせてしまいます。
施術が終わるたびにワゴンの道具をきちんと揃えて、ホコリや汚れがある場合は綺麗に拭き取るなどして、お客さまに気持ち良く施術を受けてもらえるように心がけましょう。
