考え方も変わるアーユルヴェーダを広めたい『ヴィナーヤ・アーユルヴェーダ』
助産師がプロデュースするアーユルヴェーダサロン『ヴィナーヤ・アーユルヴェーダ』。六本木にある落ち着いた雰囲気の一室で、ボディトリートメントやフェイシャルといったアーユルヴェーダを用いたメニューを提供しています。今回は助産師でありながらアーユルヴェーダセラピストでもある萩島由紀子さんに、人気のメニューや助産師だからこその気づき、そしてアーユルヴェーダへの思いについてお聞きしました。
テレビや雑誌で話題の人気メニュー、瞳エステ
――人気のメニューはなんですか。
「一番人気は『あたま・ひとみ すっきりプラン』(60分)に組み込まれている『瞳エステ』ですね。やはり現代はパソコンやスマホで目を酷使する人が多いのか、目や頭の疲れを解消するのにいろいろと探してたどり着かれる方が多いです」
――瞳エステとは、どのようなメニューなのでしょうか。
「アーユルヴェーダのオイルトリートメントのひとつです。目をギーと呼ばれるバターで浸して、緊張をとるトリートメントになります。この目や頭を対象にしたトリートメントを続けていくうちに、全身のトリートメントへと移っていく方が多いですね」
――全身のトリートメントはどれくらいの時間がかかるのでしょうか。
「当サロンですと、全身で2時間くらいです。アーユルヴェーダのトリートメントは、通常3~4時間が多いのですが、仕事帰りだったり次の予定があったりする方が多いので、あえて短めに設定しています」
スクール講師、助産師としても活動中
――萩島さんは助産師さんでもあるんですよね?
「週1回、産婦人科に行っています」
――アーユルヴェーダに出会う前から、資格は持っていたのですか?
「いえ、アーユルヴェーダに出会ったあとに資格を取りました。資格を取ったことで、婦人科トラブルや妊娠期に困っていることを身近に感じることができるようになったことが大きいですね。妊婦検診の担当をしているのですが、アーユルヴェーダを通じて、1対1で食や生活を変えていくお手伝いをしています」
――ほかにスクールのお仕事もされているそうですね。かけている時間の割合としては、どのような分配になっているのでしょうか。
「サロンが8割、スクールが1割、助産師が1割ですね。でも、方向性としてはすべて取り組んでいきたいと思っています」
アーユルヴェーダを知れば、食や生活の対処法もわかる
――アーユルヴェーダを始めたことで、どんなメリットがありましたか。
「私自身は体の調子が良くなりました。何よりも、考え方ががらりと変わりましたね」
――それはどのように変化したのでしょうか。
「人にはそれぞれ生まれながらの気質があると気づいたので、人と比べることをしなくなりました。何か言われたときもうのみにせず、考え方を見るようになりましたね。色眼鏡を使って人を見ることがなくなったと思います」
――予防医学のひとつとされていますが、西洋医学とは違うんですよね?
「西洋医学とアーユルヴェーダは、うまくすみ分けできているなと思います。生活習慣からくる病気と言うのは意外と多いもの。自分の過ちに気づいて治していくことが大切です。でも、生活を変えるのはあくまでもご本人。私が行うのは手助けです。また助産師は栄養学を学ぶのですが、アーユルヴェーダのなかにある栄養学は、現代栄養学よりもずっと簡単なんですよ。基本ルールを知るだけで、生活に取り込みやすいツールでもあるんです。栄養に限らず、アーユルヴェーダは学ぶことで、誰でも健康のためのメンテナンスを行うことができるようになるツール。食や生活に対して、どのように対処すればいいか右往左往しなくなるんですよ。だからこそ、もっと多くの人にアーユルヴェーダを知ってもらいたい、ベースの知識を多くの人に広めていきたいと考えています」
360°で気になるサロン店内をチェック!
Salon Data
ヴィナーヤ・アーユルヴェーダ
住所:〒106-0032 東京都港区六本木6-8-21 六本木ハイム303号室
TEL:03-6804-1146
https://vinaya-ayurveda.com/