セラピストの祭典に潜入! リラクゼーションコンテストJAPAN 2017
リラクゼーション産業の振興、そして技術者の地位やサービスの向上を目指して開催される『リラクゼーションコンテストJAPAN』。今年で4回目になる本コンテストの決勝戦が10月27日、山野ホール(東京都渋谷区)にて行われました。技術者としてのプライド、サービスに関する哲学、そして日々切磋琢磨している仲間たちへの熱い気持ち。さまざまな思いがぶつかり合った当日の様子をご覧ください!
本選開幕!“日本一のセラピスト”、“愛されるスペース”の称号は誰の手に?
会場内の照明がおりると、決勝戦の始まりを知らせるオープニング映像が流れるとともに出場者の方々が登場。みなさん緊張した面持ちです。
次に、日本リラクゼーション協会の理事長、清水秀文さんによる開会の挨拶です。
経済産業省 商務サービスグループ ヘルスケア産業課の西川和見さんからも挨拶がありました。
これまでの予選の振り返りをするにあたり、なんと、某お笑いグループに扮したコンテスト委員会の方が登場! 会場は笑いに包まれました。
ユーモアたっぷりに予選の様子や、コンテストの概要を紹介しました。
衝撃的な予選振り返りに続き、昨年度開催されたリラクゼーションコンテスト、セラピストの部でグランプリに輝いた鮫島嘉之さんが登場。サービス向上のために日本リラクゼーション業協会が提唱している『体調ご確認シート』の進め方を実演しました。
さて、いよいよ『セラピストの部』本戦の始まりです。今年の審査テーマは、“また施術を受けたいセラピスト”。接客のロールプレイングをしたのち、各自が用意した映像を流しながらセラピストとしての思いを語ります。制限時間は6分! それぞれの接客に対する工夫や熱意がひしひしと伝わってきます。
ここまで残った10名のファイナリストたちの詳しい様子は、中編でご紹介します。ぜひチェックしてくださいね!
続いて開催されたのは『スペースの部』。“愛されるスペースグランプリ”を決定するこの部では、各店舗のメンバーが2~3名で一組となり、普段心がけている組織作りや、課題に対してのアプローチ方法とその結果について、それぞれ8分間でプレゼンテーションします。勝ち残った10組のうち、優勝するのは果たしてどのチームなのか…!? こちらも詳細は後編で紹介しますので、お見逃しなく!
『セラピストの部』『スペースの部』の発表後は、7月にフィリピンで開催されたリラクゼーションコンテストのイベントレポートが行なわれました。
日本のリラクゼーションのノウハウで、世界をよりよく
NPO法人ACTIONの代表、横田宗さん。誰もが生まれた環境に左右されずに夢を実現できるよう、さまざまな支援を行なっています。今回は『イヤシノチカラ』プロジェクトを通して、フィリピンでセラピストを育成するプログラムを提供されました。
こちらは、そんな『イヤシノチカラ』プロジェクトの一部、リラクゼーションコンテスト フィリピン2017『新人の部』で見事グランプリに輝いたネリー・ティンドックさん。セラピストを目指すまでに至った経緯や、日本に興味を持ったきっかけ、そして自身の故郷の厳しい現状を、流暢な英語で語りました。
続いて、同コンテストで『国家資格の部』のグランプリに輝いたマレヴィル・ゴリラオさんです。彼女のスピーチからも、強い意志を持ってここまでセラピストとしての勉強をしてきたことが伝わります。
最後は、スペシャルゲストとして来日したノル・モンダルボさん。フィリピンの伝統的な手技療法Hilotを採用し、リラクゼーション店舗を運営されています。挫折を経験し、試行錯誤しながらも、ますます成長されているようです。
株式会社リジョブの『咲くらプロジェクト』についても発表がありました。貧困問題を抱えている国々の、女性や子どもたちの社会的自立を目指した本プロジェクト。日本の技術やホスピタリティを学ぶ機会を途上国に提供し、雇用問題、そして世界の格差問題を解決することを目的としています。
最後の表彰式を終え、盛況のうちに幕を閉じた「リラクゼーションコンテストJAPAN 2017」。業界をさらに盛り上げてくれるであろう受賞者たちに、会場からは温かい拍手が送られました。
中編、後編では『セラピストの部』と『スペースの部』の詳細と、それぞれの受賞者を紹介します。表彰台に立てるのは両部門たったの3組のみ。栄冠を手にするのは一体誰なのでしょうか。お見逃しなく!