産休までの働き方で注意すべきことは? 予期せぬ妊娠 #2

初めての妊娠は日々自分の体や精神状態が変化していき、予定していた出産でも様々な心配事に悩ませるものです。まして、予期せぬ妊娠ならなおさら、思い悩むことは多いはずです。
サロンで働くみなさんは特に、毎日体力的にも精神的にも大変な仕事をされているのでストレスも大きいことでしょう。しかし、妊娠初期は流産の危険も少なくはなく、それまでのような働き方はできなくなってしまいます。妊娠中は、どのような働き方をすればいいのでしょうか。

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直属の上司には妊娠が分かった早い段階で報告

予期せぬ妊娠

妊娠初期はまだ体も目立たず、ひどいつわりが起こらない限り、はた目には妊娠していることが分かりにくいものです。それだけに、周囲への報告は安定してから、と考えがちです。
しかし、妊娠初期の母体は非常にデリケートで、初期流産の危険性も少なくありません。
サロンでの業務には妊婦にとっては辛いものもあるでしょう。仕事の割り振りやシフト調整を行う直属の上司には、なるべく早い段階で報告しておくほうがよいです。それとなく、妊婦にはできない業務から外してもらったり、シフトチェンジしてもらうこともできます。
また、その後産休や育休をとることを考えると、上司もあなたをカバーするための長期的なプランを考えなければならいので、やはり早い段階の報告が肝要です。
その他の同僚には、通常の職場なら安定期に入ってからの報告でも遅くはありません。でも、サロンで働くみなさんは、妊婦には辛い作業を代わってもらうことも多くなってしまうので、早めに知らせておく方がよいでしょう。

妊娠初期の働き方

予期せぬ妊娠

妊娠初期は足腰に負担がかかることを避けたほうがよいので、カットやブローの際は椅子に座って楽な姿勢で行いましょう。シャンプーも、きつい態勢で行わないように気をつけ、手が空いている上司や同僚がいる場合は、なるべく代わってもらったほうがよいです。
タオルなどの洗濯物も重く、妊婦が持つと危険なので、やはり代わってもらわなければなりません。つわりがひどいと、パーマやカラーの匂いにも敏感になるかもしれません。
とにかく、できない作業が多くなってしまうので、周囲にカバーしてもらうことが多くなってしまいます。
このとき、感謝の気持ちを周囲に伝えることを忘れないようにしましょう。妊娠や出産は、女性ならほとんどの人が経験することなので、代わってもらって当然というとらえ方をすると、職場の雰囲気まで悪くなってしまいます。

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安定期から妊娠後期の働き方

予期せぬ妊娠

安定期から妊娠後期にかけては、つわりがおさまり、体調も良くなってくるとともに、徐々にお腹が目立つようになってきます。
カットやブローの際は、体の重心が変わってしまうことからバランスを崩してしまいがちなので、体のバランスに気をつけて行いましょう。
シャンプーは、お腹が大きくなるとともにつかえてしまってできなくなるので、他の人に代わってもらうしかありません。パーマやカラーは、マスクをして短い時間ですませるように心がけてください。
他にも、空いた時間に書類仕事や、できる範囲のこまごまとした雑用をするようにして、自分をカバーしてくれている上司や同僚を気づかいましょう。
また、産休や育休に向けて、お客様の引継ぎもきちんとしておくことも大切です。妊娠すると、以前のように体力や時間をかけての仕事ができなくなってしまいます。
だからといって、やる気を失うのではなく「自分にもできる、自分らしい働き方」をすることで、違ったアプローチができます。
お客様の中には、先輩ママさんもたくさんいらっしゃるので、そういった方とは、これまでとは違ったコミュニケーションが取れるようになります。空いた時間で技術を磨くのもいいでしょう。
出産してしまったら、とてもそんな時間は持てなくなってしまうので、妊娠中がチャンスです。出産後の職場復帰にもつながる働き方を心がけてください。

文/sapuri

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