ネイリストとして働きたい!志望理由の書き方は?志望動機の例文やNGな表現を紹介

ネイリストの仕事は、おしゃれな職業で憧れますよね。「私も素敵なネイリストになりたい!」と、就職活動中の人のなかにはネイリストを目指している人もいると思います。

ネイリストを目指すために取っておかなければいけない資格や、志望動機はどのように書けばいいかを知っていますか?一般企業の志望動機の書き方とネイリストでは違います!

今回は、ネイリストになるための志望動機の書き方のコツを紹介します。

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ネイリストについて

ネイリストを目指すのであれば、カッコいい・おしゃれといったイメージだけでなく、ネイリストがどういう職業かをきちんと知る必要があります。面接の時、ネイルの技術力はなくてもいいですが、ネイルがどういうものかもわかっていないと「そんなにこの仕事に興味がないのかな?」と思われてしまいます。

まずは、ネイリストがどういう職業なのかについて調べてみましょう。

ネイリストの仕事内容

ネイリストの仕事は、お客様の爪を綺麗にすることがメインです。

綺麗にすると一言でいっても、爪に色を付ける「カラーリング」、爪の形をやすりなどで整える「ネイルケア」、ジェルネイルをオフしたり、爪のわれなど補修する「リペア」などの仕事があります。他にも、ブライダル用のネイルチップなどを作成する仕事などもあります。

ネイルには流行のデザインや技法があります。サロンに行って、古いデザインのネイルなんてされたくないですよね。ネイリストは仕事の技術を磨くなかで、常に今のトレンドも知っていなければいけません。

ネイリストの人気が上がっている理由

結婚・出産した後も仕事復帰できるように、手に職を付けたいと考えている人が増えています。アルバイトで働くこともできますが、ネイリストはいずれ独立することもできるので、働き方の選択肢があります。生活スタイルが変わっても仕事を続けられるのは魅力的です。

また、日本のネイルの技術は世界のなかでも高く、トップネイリストは海外でたくさん活躍しています。

ネイリストになるうえで持っていると有利な資格

ネイリストになるために、美容師のように国家資格は必須ではありません。誰でもネイリストになることはできますが、持っていた方が有利な資格はあります。それは、日本ネイリスト試験センター(JNEC)の「ネイリスト技能検定」と日本ネイリスト協会(JNA)の「JNAジェルネイル技術検定」です。

JNECネイリスト技能検定は、1〜3級まであり、それぞれ順に合格することで、ひとつ上の級を受験できます。3級は義務教育が終わった人なら誰でも受験できます。試験内容は、実技と筆記試験で、年4回(1級は2回)全国で行われます。平均合格率は、3級は90%以上ですが、2級・1級は50%以下と少し難しくなります。

JNAジェルネイル技能検定は、ジェルネイルを中心に、プロとして必要なサロンワークで施術するための知識なども勉強します。最近のネイルサロンは6割以上がジェルネイルを導入しており、ネイリストには必須の技術です。初級・中級・上級とわかれています。ジェルネイル検定も実技と筆記が必要です。

平均合格率は、初級70%以上、中級65%、上級が45%です。ネイル検定に比べてジェルネイル検定の方が、合格率は低いようです。

ネイリストの資格を取るには技術も必要なので専門学校で勉強して資格を取る人が多いです。学校は昼間の学校以外に、夜間や通信などもあります。普通の仕事をしながら転職をめざして、資格を事前に取得する人も少なくないです。

ネイルサロンも採用する時、資格を持っているかでどこまで知識があるか判断する目安になります。いい資格を持っていれば採用が優遇される可能性があります。

引用元
公益社団法人 日本ネイリスト検定試験センター|JNECネイリスト技能検定
NPO法人 日本ネイリスト協会|JNAジェルネイル技能検定

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ネイリストが志望動機を聞かれる理由

ネイリストに限らず、求人の面接ではほとんどの場合で志望動機を聞かれます。なぜ雇用側が志望動機を尋ねるかというと、持っている資格や職歴などの履歴書でわかる情報以外のことを知りたいと考えているからです。

雇用側は、採用するからにはできるだけ長く働いてもらいたい、と考えています。長く働くネイリストを採用するためには、なぜネイリストを目指したのか、なぜこのサロンで働きたいのかといった熱意や、サロンのコンセプトや方向性とマッチする人材なのかを確認しなければいけません。

そのため、ネイリストの採用は志望動機にかかっている、と言っても過言ではないといえるでしょう。

志望動機を上手にまとめるコツを紹介

志望動機を上手にまとめるには、どんなポイントに気をつければいいのでしょうか?ここからは、志望動機を上手にまとめるコツについて見ていきましょう。

1.まず過去を振り返って自己分析をしよう

まず、志望動機に取り掛かる前に、自分の過去を振り返って自己分析をしてみましょう。過去を振り返って自己分析をすることで、自分の性格や強み・弱みが明確になります。学校・部活やバイトでのエピソードなどをまとめましょう。

この時、成功だけでなく失敗してしまったことも挙げるのが重要です。直面した問題や悩み、失敗に対してどんな努力をしたかなどのエピソードは、面談において自己アピール材料になります。

2.サロンの調査をおこなおう

次に、応募しようとしているサロンの調査も大切です。

サロンがどんな人材を求めているのかを研究し、サロンのコンセプトや雰囲気、得意としているデザインなどを調査しましょう。持っているスキルや得意なデザイン・性格・強みなどがサロンとマッチしているかどうかは、働きやすさに関わるためとても重要な要素です。

また、サロンのコンセプトや雰囲気、得意なデザインがマッチしていれば、ネイリストとしてすぐに活躍できる可能性も高くなります。

3.ネイリストになりたい理由をまとめよう

なぜネイリストになりたいと考えたのか、きっかけや理由をまとめることも重要です。ただ漠然と「ネイルが好きだから」といった理由だけでは、熱意が伝わりにくくなってしまいます。

たとえば、「自分が過去にネイリストにネイルをしてもらって、幸せな気持ちになった」など、過去の体験を交えた具体的なきっかけを挙げることで、志望動機に盛り込むべき情報が整理されます。

4.そのサロンを選んだ理由をまとめよう

なぜそのサロンを選んで就職を希望するのか、という理由もまとめておきましょう。ネイリストになりたい、という理由だけでは、「うちのサロンでなくてもいいのでは?」「他のサロンでも同じことを言っているのではないか」などと思われてしまうかもしれません。

サロンの調査をした際に得た情報とあわせて、たとえば「経営理念に感銘を受けた」「親しみやすい雰囲気でお客様と深い信頼関係を築けると思った」など、具体的な理由を挙げられると熱意がより伝わりやすくなるでしょう。

5.どんなネイリストになりたいのかを考えよう

過去のエピソードや現在のスキルとあわせて、将来のビジョンも具体的に考えてみましょう。とくに未経験者の採用の場合、現状のスキルも大切ですが、それよりも仕事への意欲やスキルの伸び代などの将来性を、重く見ている可能性もあります。

「たくさんのお客様の期待に応えられるスキルを得たい」「ゆくゆくは後進のネイリストにも指導ができるようになりたい」など、具体的な目標やキャリアプランを伝えることで、ネイリストとしての将来性を感じ取ってもらえるでしょう。

ネイリストの志望動機に書いているほうがいい項目

具体的に志望動機であなたをアピールする時に書いた方がいいポイントを3つ紹介します。

ネイルが好きということ

なによりもネイリストの仕事が好きだということをアピールしましょう。ネイリストの仕事が好きで好きで仕方がないという意欲が伝わる文章だと、採用する側もこの人ならこれから辛いことがあっても乗り越えられるだけのモチベーションがあると思ってもらえます。

過去に自分がきれいにしてもらった

今までいろんなネイルサロンで施術したことがあると思います。その時どんなサービスをされて嬉しかったか、どんな作品を見てテンションが上がったかなど思い出して、志望動機に具体的な体験エピソードを書いてみましょう。過去の体験エピソードを書くことで、あなたの目指すネイリスト像を伝えることができます。

細かい作業が得意もしくは好き

ネイリストは小さい爪に細かいデザインをしなければなりません。細かい作業が得意だということをアピールしてみましょう。ネイルではなく、今までしていたアルバイトや趣味、習い事などを交えた表現がおすすめです。

お客様に喜んでもらいたい

ネイリストはただの技術職ではなく接客業でもあります。そのため、ただお客様にネイルを施すだけでなく、ネイルを通してお客様に喜んでもらいたい、誰かの役に立ちたいという熱い想いも伝えてみましょう。

バイトやボランティアなど過去の経験のなかで、なにか人の役に立てたことが嬉しかった、というエピソードを交えてみてください。

ネイリストの志望動機3選

もっと具体的にはどんな志望動機を書けばいいのか文例を3つ紹介します!

私がネイリストを志望する理由は、たくさんの人を幸せな気分にしたいと思ったからです。私自身ネイルが好きで、よくネイルサロンに通っていました。もともと短い爪がコンプレックスだったのですが、ネイルサロンでネイルをしてもらうと、自分の爪とは思えないような綺麗な指先になり、魔法がかかったようで幸せな気持ちになり、ネイリストという仕事に興味を持ちました。

ネイリストさんに話を聞いてもらったり、私の好みや悩みにあわせたデザインしてくれたり、毎回感動した経験から、私もそんな風にお客様に寄り添い、喜ばせられる仕事をしたい思い、ネイリストを目指しています。

私がネイリストを志望したのは、小さいころから手芸など細かな作業が好きだったからです。学生時代は手芸部に所属していて、ミニチュアの作成が得意でした。また、高校生のころは、接客が好きで飲食店でアルバイトをしておりました。店長からは、笑顔が明るくていいと褒めていただくことも多かったです。

将来を考えた時、好きな接客業で、自分の手先の器用さを活かしたいと思い、美容業を目指すことにしました。そのなかでも、ネイルは様々なアート技術があり、学んでいてとてもやりがいを感じたため、ネイリストを目指したいと思うようになりました。

私がネイリストを志望した理由は、ネイルの自由さに惹かれたからです。自由な発想で、様々なデザインを表現しながら作品を作れるところが、興味深いと思いました。友人や家族に施術をして喜んでもらううちに、もっと多くの人に喜んでほしい、自分でも気づいていないような、似合うネイルを提案できるようなネイリストになりたいと思いました。

貴社は、定期的に研修会を実施されており、他のサロンより最新の高い技術を取り入れられているとうかがっております。私も貴社で、そのノウハウを活かしてお客様に唯一無二のサービスを提供できるスタッフとして働きたいと思いました。

こんな志望動機はNG!?

志望動機の伝え方によっては、かえって悪い印象を与えてしまう可能性もあります。ここからは、志望動機のNG例を見ていきましょう。

1.ネイリストになりたい、ネイリストに憧れたなど

具体的な理由がなく「ネイリストになりたいと思った」「ネイリストに憧れたから」と伝えるのは、実はNGです。なぜなら、「ネイリストになること」が最終目標だという印象を与えてしまうからです。

また、ネイリストとして働くことができればどこのサロンでもよい、とも受け取られてしまうかもしれません。ネイルサロンへの就職を希望する以上、ネイリストになりたいという想いは持っている前提と考え、そこから一歩踏み出して「なぜネイリストになりたいと思ったのか」という具体的な理由を伝えましょう。

2.研修が充実しているから、技術をみがけると思ったからなど

ネイルサロンによっては、スタッフの研修が充実していたり、資格取得の支援をしてくれるところもあります。ただし、志望動機としてそういった理由を挙げるには、伝え方に気をつけてください。

「研修が充実していて技術をみがけると思ったから」という志望動機は、一見には勉強熱心で向上心があるように見えますよね。しかし、「自分から勉強していく意欲がない」という印象を与えてしまう可能性があります。

また、技術を学ぶことが第一の目的に見えてしまうため、採用してもサロンにメリットがない、と思われてしまうかもしれません。

技術を磨くことでどんなネイリストになりたいか、まで伝えられるようにしましょう。

3.ゆくゆくは独立したい、世界で活躍したいなど

「世界で活躍できるネイリストになりたい」「自分のサロンを持って独立したい」という志望動機は、将来のビジョンが明確で意欲が高く聞こえますよね。しかし、こういった志望動機もまた、採用に至らない可能性があることも覚えておきましょう。

向上心があるように見えますが、「世界で活躍」や「自分の店を持ちたい」というと、就職してもすぐに辞めてしまうのでは、と思われかねません。サロンはできるだけ長く働ける人を求めているため、かえって悪印象になってしまうでしょう。「世界に通用するネイリストになりたい」など、少し言いかえて伝えてみてください。

志望動機をうまくまとめられるかがポイント!いい結果に向けて注力しよう

志望動機を書く時は、まず一番伝えたいことを1つ決めましょう。文章が仕上がった時に、ちゃんと伝えたいことがわかりやすく書かれているか読み返してみましょう。読み返してみると、伝えたいことが埋もれてしまっていることがあります。文章の順番を変えるだけでも文章のイメージは変わります。

さらに、自分以外の人にも志望動機を読んでもらいましょう。自分ではわかっているつもりでもわかりにくい、伝わりにくい表現がある時は、言葉をかえたほうが読みやすくなることもあります。

志望動機は、みんな似たような内容になりがちです。そこで差を出すためには、自己分析をしっかりおこない、うまくまとめて高い質のものにする必要があります。他の人に負けないあなたの良さを伝えられる志望動機を書いてください!

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