美容部員はカラコンをつけることができない? カラコンが認められていない理由についてお伝えします
カラコンを日常からつけている人は、仕事でもつけたくなるものですが、美容部員は基本的にカラコンをつけてはいけません。
メイクや髪型もある程度既定の範囲でオシャレをして働くことができる美容部員でありながら、なぜカラコンは禁止されているのでしょうか?
ここからは美容部員は本当にカラコンをつけることができないのかと、カラコンが認められていない理由についてお伝えしていこうと思います。
美容部員はカラコンをつけることが出来るの?
さて、美容部員はカラコンをつけることを禁止されていますが、カラコンをつけている美容部員は本当に存在しないのでしょうか?
美容部員がカラコンをつけることが出来るのかどうかはお店によって違いがある
まず、一部のケースについてお話しすると、お店によってカラコンが許されるケースがあります。
では、カラコンをつけて大丈夫なお店はどんなところがあるのでしょうか?
一般的にカラコンを禁止しているお店が多い
接客業の場合、どこのお店もカラコンを付けることを禁止しています。
特に、美容部員と言っても免税店、ドラッグストア、大型スーパーの化粧品売り場、デパートのコスメ売り場と働く場所がいくつかあり、雇用形態も店舗によって様々ですが、基本的にどのケースでも禁止のようです。
また、化粧品ブランドには国内企業だけでなく、外資系企業も多くあり、中でも外資系は比較的メイクアップも濃くハッキリとしたイメージであることから、なんとなくアイメイクを目立たせる意味でもカラコンが許されているように思えますが、外資であっても禁止です。
美容部員にカラコンが認められていない理由
美容部員を含む接客業は、カラコンをつけることを禁止していますが、具体的にどんな理由で禁止しているのでしょうか?
カラコンと販売している化粧品ブランドが別ブランドのため
1つ目の理由として、カラコンと販売している化粧品ブランドが全くの別ブランドであるということです。
既に、ご存知かと思いますがカラコンに限らず、つけまつげやマニキュアなどをすることができる美容部員はそこの店舗で取り扱いがあるからであって、自社で取り扱いがないものは基本的につけることができません。
ゆえに、カラコンを取り扱わない店舗で働くのであれば、自社の製品ではないことから、原則認められません。
お客様に聞かれたときに紹介をすることができないため
カラコンをつけて美容部員として働いた時に、お客様にカラコンのことを聞かれたとしても商品の説明が出来ずに、お客様を困らせてしまう可能性があります。
仮に、カラコンの説明ができたとしても商品を置いていないので販売も当然できません。
そういった場面を避けるためにも、カラコンをつけることは認められていないのです。
見た目が不自然になってしまうことがあるため
まず、カラコンには瞳をより大きく見せるような効果を持つものもあれば、ブラウン、グレー、ブルーなど様々な色味を持つものがあります。
これらをつけた場合、日本人離れした目に見えてしまったり、ゲームキャラクターのように見えてしまったりすることがあるようです。
また瞳を大きく見せるコンタクトレンズでは、アキュビューシリーズのディファインという商品が有名で、カラコン使用禁止の職場でバレにくいと人気を集めていました。
しかし、過去に使用していた人もいることでしょうが、現在はこの使用も厳しく規制されています。
カラコンをつけていても大丈夫なお店ってあるの?
皆さんは、デパートや大型スーパーのコスメコーナーの横を歩いている時に、カラコンをつけた美容部員に巡り合ったことはありますか?
ほとんどの人が、「見たことが無い」と答えるでしょう。
では、カラコンがつけられるかどうかが店舗によって違うということですが、実際につけてもOKの店舗など存在するのでしょうか?
ここからはつけてもOKな店舗についてお話していきたいと思います。
自社でカラコンの販売をしているお店はつけることが出来る
まず、先ほどご紹介したカラコンが禁止されている理由に立ち返ってみましょう。カラコンが禁止されているのは自社で取り扱いがないからでしたね。
したがって、自社でカラコンを販売している化粧品ブランドはつけてもOKということになります。
では、化粧品ブランドの中でカラコンを販売する店舗を参考までに調べてみましたので、ご覧ください。ご覧になってお分かりいただけるようにわずか2つしか無いようです。
カラーコンタクトレンズの販売があるコスメブランド
・ANNASUI
・DAZZ SHOP
(2018年10月現在)
化粧品を取り扱うANNASUIでは、カラーコンタクトも取り扱っています。デパートコスメでは唯一と言っても良い程珍しいですが、デパートの店頭で買えるのかどうかは不明です。しかし販売がある以上、美容部員がカラコンを使用しても良いのではないでしょうか?
ANNASUIのカラコン
メイクアップ用品だけでなく、革小物、バッグ等幅広く展開するANNASUIですが、そのテーマカラーと言えば黒と紫ではないでしょうか?ANNASUIのカラコンのパッケージもやはり黒と紫でできており、ブランドイメージが崩れていないところがまずポイントです。
実際のレンズはというと、こちらもANNASUIの定番ともいえる薔薇柄なのだそうです。薔薇柄のカラコンなんて見た目も女の子らしくて、男子受けも良さそうですよね。デートはもちろん、女子会などにも使えるオシャレなカラコンと言えます。
又、最近DAZZ SHOPというカラコンをベースにアイメイクを楽しむ新しいコンセプトの店舗が渋谷の西武百貨店に誕生し、注目を集めています。従来まで百貨店でカラコンは買えませんでしたから、若者の街渋谷らしいお店ではないでしょうか。詳しく見ていきましょう。
国内百貨店初、カラコンが購入できるDAZZ SHOPとは
若者に大人気の渋谷の一角に立つ西武百貨店では、国内の百貨店で初めてカラコンが購入できる化粧品ブランドDAZZ SHOPをオープンさせました。
従来までは美容部員がカラコンをしないことから、カラコンをつけてアイメイクを楽しむという概念がコスメ業界自体で主流ではありませんでしたが、このショップの誕生でカラコンをつけてアイメイクを楽しむという新しいコンセプトが生まれました。
デパートでカラコンが買えるということもあり、若者だけでなく、モデルなども注目している店舗で今後ますます目が離せません。
カラコンをつけていても大丈夫なお店とは
次に、販売有無に関わらず、オシャレとしてカラコンをつけることを認めているブランドはないのか、について調べてみました。こちらはお店や雇用形態を問わなければ少しは選択肢が広がりそうです。
アルバイトでも問題がないのであれば、髪色、つけまつげ、カラコンなどオシャレができる美容部員の募集がいくつか見受けられました。中でも韓国コスメのお店ではカラコンはつけても大丈夫であることが多いようです。ちなみに、外資系コスメブランドはNGです。
韓国コスメMISSHAでは実際に髪色、つけまつげ、まつエク、カラコンOKの美容部員の募集がありました。
カラコンを着用できるお店は少ないですがあるので探してみてください
カラコンをつけることができるお店は多くはないですが、雇用形態や勤務場所にこだわりを持たなければ見つけることが可能です。
ですから、どうしてもカラコンをやめたくない人もまずは諦めずに探してみることが大切です。もしかすると、カラコンをしてオシャレを楽しみながら接客をする美容部員として、夢を叶える事ができるかもしれません。
一方で、美容部員がカラコンをつけられない理由が明確に存在することも十分にお分かりいただけたと思います。
したがって、美容部員を志す以上は、ある程度カラコンに依存しすぎない努力も必要ではないでしょうか?同じく美容部員として働く女性たちは、カラコンの禁止をはじめ様々な制約を受け入れながら、ブランドの顔として日々仕事をしています。
ですから、あなたもその1人になる努力だけは最低限しておきましょう。しかしながら、依存してしまう理由は個々にあるので、必ずしもカラコンをやめる必要はありません。依存しすぎない努力をしつつ、カラコンがつけられる求人も探してみてはいかがでしょうか。
とにもかくにも、まずはDAZZ SHOPや韓国コスメのお店などを中心にカラコンOKの募集を探してみることからスタートしてみましょう。