パーソナルトレーナーの個人契約って? 選ばれるパーソナルトレーナーになるために必要な5つのこと
パーソナルトレーナーの就業場所は、必ずしもスポーツジムやフィットネススタジオとは限りません。
個々のお客様やプロスポーツ選手、またはチームと直接契約して活動する方もおり、そういった働き方を個人契約といいます。
個人契約をすることで、お客様によってはジムよりも高い収入を得る可能性も大きいです。
しかしながら、個人契約は誰でもできるわけではなく、選ばれたパーソナルトレーナーのみが結べる契約となっています。
では、たくさんいるパーソナルトレーナーのなかから、個人契約を結ぶためには、どのようなことが必要になるのでしょうか?
パーソナルトレーナーの個人契約って?
パーソナルトレーナーの個人契約とは、個々のお客様と直接契約を結ぶことを指します。また、働き方は大きく分けて2つあります。
お客様と契約を結んで専属になる
お客様と直接契約を結び、専属のパーソナルトレーナーとして働きます。
お客様との出会い方は、トレーナー募集のWEBサイトに登録したり、勤務先のジムなどで出会ったお客様に直接依頼されるなどのパターンがあります。
お客様の専属になるということは、給料もおのずと高くなるケースが多いと思われがちですが、契約によって異なります。
アスリートやチームと契約することも
個人契約にはアスリートや、スポーツチームと契約するケースもあります。
プロのスポーツ選手やスポーツチームと契約するレベルになるためには、パーソナルトレーナーとしての実績が必要不可欠です。
また実績や知名度ばかりではなく、なにより医学やスポーツ全般に精通している必要があります。
経歴もとても大切になるため、豊富な能力や経験を得るために、アマチュアのチームや実業団チームなどの専属トレーナーになる人もいます。
プロのアスリートやチームと契約し、専属するということは、その選手やチームのコンディション、成績を伸ばすことが大切になります。当然、成績次第では高い報酬が期待できるでしょう。
個人契約で働く場合の給料相場はどれくらい?
個人契約の場合、どれくらい稼ぐことができるのでしょうか。ここからは、個人契約の給料相場をチェックしていきましょう。
専属である分、高額になる可能性もアリ
専属トレーナーになることで、高額な報酬を受け取ることも可能です。
しかしながら、お客様やチーム、アスリートとあなたの間で結ばれる契約の内容によって報酬は変わるので、一概に高額な金額が受け取れるとは限りませんし、契約次第では高額な収入を受け取ることができる、ということになります。
より高い給料を受け取るためには、個人契約を結ぶ前に大体の相場を理解しておくとよいでしょう。
個人契約を結ぶ際の給料相場
1セッションの値段設定は、トレーナーの実績や経歴により大きく変動します。一般的に、トレーナー歴がは1セッション当たり3,000~8,000円という方が多いようです。
一方で、パーソナルトレーナーにはたくさんの経歴を持つ方々が居ます。たとえば、世界レベルの指導を目指す方や、過去にアスリートだった人もいるでしょう。
契約をする前には、自身のパーソナルトレーナーとしてのレベルをよく理解して、相場と照らし合わせることが大切です。
選ばれるパーソナルトレーナーになるにはなにが必要?
さて、個人契約を結ぶためには、お客様から選ばれる存在でなければなりません。では、選ばれるパーソナルトレーナーになるために心がけたいことを5つ紹介していきます。
①経験・実績を積む
上でも説明しているように、個人契約を結ぶようなトレーナーになるためには、経験や実績、さらには個人の経歴も重要になってきますので、まずは経験や実績を積みましょう。
たとえば、フィットネスジムや地元スポーツチームのトレーナーとして、実務経験を積む方法もあります。
また、選ばれるようなレベルに到達するまでは、ジムやスタジオのトレーナーとして働いて、実務経験を積んでおくことも大切ではないでしょうか。
②知識・情報収集を怠らない
パーソナルトレーナーは、栄養・健康・美容など幅広い知識を持っている必要があります。
お客様に正しいトレーニング知識、情報を提供できるトレーナーでいるために、常に周囲にアンテナを張っておきましょう。
またトレーナーには、体のコンディションだけではなく、心のケアも求められることがあります。お客様やアスリートをベストコンディションに導くためには、医学や心理学に関しての知識も大切になってきます。
在学中に学んだ人はともかく、学んでいない人が選ばれるためには、学校へ通ってみたり書籍などから知識を増やすことが契約への近道となるでしょう。
また、過去に学んだ知識であっても時が経てば、忘れてしまいますし、情報はどんどん新しくなります。常に自分が持っている知識や情報が間違っていないかを、確認することも大切です。
③未取得の資格に挑戦する
パーソナルトレーナーにとって役立つ民間資格は、さまざまなものがあります。個人契約を目指す方でしたら、まずは未取得の資格にチャレンジしましょう。
パーソナルトレーナー向けの民間資格だけではなく、栄養士や柔道整復師など業務に関連する美容や栄養、健康に関する検定や資格を取得してみるのもおすすめです。幅広く知識を持つことで、業務の幅が広がります。
④自分自身も磨く
たとえば、指導する立場であるトレーナーの容姿が明らかに鍛えられていない体型だったら、どう受け取られるでしょうか? おそらく説得力が欠けてしまうでしょう。
お客様が目指したいと思ってくれる存在、つまりお客様の理想像になれるようにダイエット・筋肉トレーニング・食事制限など日ごろから自分を磨きましょう。
⑤コミュニケーション能力向上を目指す
パーソナルトレーナーは、一部のグループレッスンを除き、業務のほとんどをお客様とマンツーマンで行うので、コミュニケーション能力が必要不可欠です。
またセッションを行なうにあたり、トレーナーはカウンセリングを行います。個々のお客様にあった最適なトレーニングプランを計画するためにも、日ごろからお客様とのコミュニケーションを密に取ることも大切となってきます。
実績を積んで選ばれるパーソナルトレーナーになろう!
パーソナルトレーナーは、誰もが個人契約を結べる可能性を充分に秘めています。ですから、パーソナルトレーナーとして、さらなる実績を積むことが大切です。
また、実績を積むだけでは、選ばれるにはまだまだ足りません。ここで学んだ5つのことをしっかりと習得して、より選ばれる可能性の高いパーソナルトレーナーを目指しましょう。
お客様やチームの成績やコンディションの責任を負いますが、しっかりと結果を出せれば、それに見合った報酬にも期待ができます。
多くのお客様から選ばれる、そして稼げるパーソナルトレーナーを目指しましょう。