「介護業界に転職したい! でも、不安なんです……」という方は多いようです。まず、そんな方の不安要素を取り除きましょう。
不安のタイプは大きくわけて2種類あります。「30代、40代からの転職でも大丈夫だろうか」とか「未経験で資格なしだったら無理かな……」のような、一般的な転職に関する不安と「仕事がキツイ、辛い、汚いのではないか」「介護業界は離職率が高いって聞くけど……」のような、介護職特有の不安です。
まず、年齢による転職の不安ですが、介護業界に関してはほとんど影響がないと言えるでしょう。実際30代でも40代でも、50代、60代からでも働き始めている人はたくさんいます。「でも、40歳過ぎると腰が……この業界、腰が辛いっていうでしょ?」という意見も時々聞きますが、これについては後ほど。
続いて、経験と資格についてですが、介護業界は慢性的な人手不足であるため、未経験で資格がなくても採用してくれる事業所は多いようです。実際、資格不所持で働いている人も施設内には多くいます。ただ、訪問介護については無資格で働くことはできませんが、訪問介護に必要な「介護職員初任者研修」は3か月程度という短期間で課程修了できます。
そして、介護職特有の不安である「仕事がキツイ、辛い、汚い。だから続けられるか心配」という意見ですが、この、キツイ、辛いは介護業界に対する単なる世間のイメージに過ぎません。以下のグラフは介護業界で働く人に聞いた「以前の職場を辞めた理由」の集計結果です。
(介護老人安定センター 平成26年「介護労働実態調査」より)
退職理由の中に「仕事がキツイ、辛い、汚い」という回答はありません。「自分に向かない仕事だったため」は、それに近い回答だとも言えますが、4.1%と少数意見です。つまり介護業界の仕事がキツイという皆さんの考えは、単なるイメージ先行によるものなのです。 そして先ほどの「介護職は腰がやられる」という話ですが、「病気・高齢のため」という近い回答も同じく4.1%と少数意見です。腰については負担がかからないように上手に介助をすれば痛くなることはないと言います。もちろん、上手に介助をする方法を身につける必要はありますが、これも誇大なイメージによるものと言えるでしょう。 もちろん仕事ですから当然キツイこともあります。しかし、退職理由となるところまではいかないのが現実です。実際、一般企業から転職した人のほとんどが「以前働いていた(一般企業の)職場の方がキツイし辛い」と言います。 「ホントに?」と思っている方、離職率が高いと言われている介護業界ですが、本当に離職率が高いのか、厚生労働省 平成26年「雇用動向調査結果」による、産業別離職率をご覧ください。
ご覧のように、医療、福祉業界の離職率は15.7%で、平均離職率とほとんど変わらないのです。つまり「介護業界は離職率が高い」というのは、マスコミによる単なるイメージなのです。 業界の噂やイメージに騙されないように注意しましょう。どうですか? 不安は取り除けましたか?
ところで、あなたが「介護業界に転職したい」と思う理由はなんですか? 実は、転職したい理由を明確にすることも大切なポイントなのです。 「やりがいがありそうだから」のようなポジティブな理由でも、「以前の職場の人間関係が悪かったから」のようなネガティブな理由でも良いのです。ネガティブな理由は言い方を変えることにより、「チームワークの良い職場で働きたい」のようにポジティブになりますからね。 この転職をする理由を明確にする(できれば書面に起こす)ことにより、自分が次の職場に求めることを再認識できますからね。転職先を選ぶ指標になります。 ダメなのは「なんとなく」という理由です。なんとなくだと、当然転職先もなんとなく選んでしまいますから。 ではここで、現在介護業界で働く人に聞いた「介護職を仕事に選んだ理由」をご覧いただきましょう。 (介護老人安定センター 平成26年「介護労働実態調査」より)
多数意見はダントツで「働きがいのある仕事だと思ったから」です。「他によい仕事がないため」というネガティブな理由もありますが、ほとんどが「資格・技術が活かせるから」、「人や社会の役に立ちたいから」などのようなポジティブな意見なのです。 次の項目では、その転職理由に合った職場を探す方法について考えてみましょう。
希望に合った職場を探す方法は何点かあります。しかし、希望が「収入を上げる」という場合は、年齢にもよりますが叶えるのは難しい希望と言えます。例えば40代で一般企業の課長職であった人が「収入を上げるために介護職に転職したい」と思っても、未経験だと当然若い1年目の人と同じ給料になるので、自分で起業しない限り叶えるのは不可能でしょう。 そういった物理的に不可能なこと以外は以下の方法で見つけることが可能です。
■「企業理念」「経営方針」を調べる。 利用者一人ひとりに丁寧な仕事をしたいと思っているのに「大勢のご利用者様でわいわい楽しく」と謳っている企業に行っても、希望は叶えられないかもしれませんし、「新規サービスへ意欲的に参入していきます」と宣言していても、あなたのニーズにマッチするのかわかりません。 企業理念や経営方針、企業や事業者の今後のビジョンから、自分がやりたいことに近いかを読み取らなければいけません。そのためにはいろんな求人を比較して検討する必要があります。
■施設見学をする。 求人に応募する前に施設見学をさせてもらうことで、実際の雰囲気を肌で感じることができます。 例えば、利用者を見れば満足のいくサービスを受けているかはわかりますし、従業員同士の会話や挨拶を見るだけでも、人間関係がどうかを判断する材料になります。また、先輩従業員が新人に仕事を教えている様子などを見ることができれば、「ああ、ここに入ると私もあんな風に教えてもられえるんだ」ということがわかります。実際に働いているスタッフに「お仕事は楽しいですか?」「やりがいは感じられますか?」という質問をしてみるのも良いかもしれません。もちろん、お仕事の邪魔にならないようにお願いしますね。 見学に行く機会があるなら、玄関や壁の飾りや写真は楽しい雰囲気か、掃除が行き届いているかなど、できるだけたくさん見るようにしましょう。
■面接で質問してみる。
施設見学をして良い雰囲気を感じたら、応募をしましょう。(応募については次の項目で)
そして、経営方針や施設見学だけでは判断できないことは、思い切って面接で聞いちゃいましょう。聞かずに不安なまま働くのは自分自身にとっても、会社にとっても良くないことですからね。
「利用者のご家族はいつでも御社施設を見学できるのですか?」
「どのような教育・研修をされていますか?」
「未経験ですが、頑張ればどれくらいで一人前になれますか?」
など、不安なことは失礼のない程度に聞きましょう。
聞きづらい「給与」や「残業」については上手に質問してみましょう。
たとえば給与については「私と同じ年齢・経験の方のモデル年収はどのくらいでしょうか?」、残業については「現在の仕事では○時間くらい残業をしていますが、大体このくらいと考えてもよろしいでしょうか?」など、間接的に聞くことができます。もちろん、こういった質問は面接の最後におこないましょう。
■「口コミ」や「評判」を調べる。 気になっている事業者や施設の口コミや評判をネットで調べるというのも、ひとつの判断材料になります。利用者や元職員の経験談が書かれている場合があるからです。しかし、どの職場にも良い面と悪い面はありますし、口コミの情報が事実ばかりとは限りませんので、あくまでも参考程度に見ることをオススメします。
介護業界といっても施設やサービス形態がいろいろあり、どうやって選べばよいのか迷いますよね。各施設の特徴を知って、自分に合った職場を見つけることが転職を成功させる第一歩になります。
■デイサービス 未経験や無資格の方でも働ける職場が多くあります。夜勤がなく、施設によっては土日休みのところもあるので、子どもをもつ女性も働きやすい環境です。
■訪問介護 一人の利用者にしっかりと接することができます。自分一人で様々な状況に対応するため、成長(コミュニケーションスキル、観察力、判断力、知識、介護スキルなど)しやすい環境です。派遣や登録制のヘルパーになる場合、好きな時間・曜日で働くこともできます。
介護付有料老人ホーム、住宅型有料老人ホーム、健康型有料老人ホームがあります。自立して生活できる方から要介護の方まで個別の対応が求められる分、やりがいのある環境といえます。また、他の入居型施設より待遇面がよいところが多いのが特徴です。
■特別養護老人ホーム 利用者は重度の要介護者が多いので、身体介護の知識や経験をしっかりと積むことができます。また、終の棲家として入居している方がほとんどなので、入居者と長期的に関わっていくことができます。
■介護老人保健施設 数か月で退居する利用者が多く、たくさんの方と接し経験を積める環境です。利用者が自立して退居できる喜びを一緒に味わうこともできるでしょう。リハビリに関する知識を得ることも可能です。
■グループホーム 利用者との食事作り、掃除、買い物など、アットホームな環境で働くことができます。少人数の施設なので、入居者と家族のようにじっくりと関係を築いていくことができます。
■病院 介護福祉士などの資格があれば病院で働くという選択肢もあります。仕事内容は、介助業務やレクリエーションなど施設と同様のものですが、医師や看護師などより他の職種との連携が必要とされます。
また、これらの福祉施設を運営する事業所には、社会福祉法人、医療法人(医療法人社団・医療法人財団)などの非営利団体と、一般社団法人や株式会社などの営利団体があります。給料や待遇が安定しているというイメージがある非営利団体の事業所は根強い人気があります。しかし、実際は施設により異なりますので、運営方針や勤務地など自分の希望する条件を優先して探すことが大切です。
介護業界では無資格、未経験でも採用している事業所がたくさんありますので、働くことは可能です。しかし、資格があると応募できる事業所の幅も広がりますし、待遇面もより良いところを選ぶことができます。 介護福祉士などの時間がかかる資格は難しくても、短期間でとれる資格や講座に挑戦するというのもひとつの方法です。応募先にはやる気をアピールすることもできます。
■介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級) 最短1か月~4か月、おおむね10万円以下で取得可能。
■介護事務 最短3日~数か月、おおむね5万円以下で取得可能。
■福祉用具専門相談員 最短5~7日、おおむね5万円以下で取得可能。
■福祉住環境コーディネイター 高齢者の医療、福祉、住まいについての知識をつけることができます。最短3か月~半年、おおむね10万円以下で取得可能。
■高齢者コミュニケーター 高齢者の心理を理解しコミュニケーション技術について学ぶことができます。最短3か月、おおむね3万円以下で取得可能。
仕事内容の割には給料が安い、というイメージがある介護職。実際はどれくらいなのでしょうか。介護職の給料は職種と経験年数によって異なります。
■介護福祉士 初任給 月給:16~20万円(年収:210~270万円) 10年以上の経験者 月給:23~32万円(年収:260万円~412万円)
■介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級) 初任給 月給:17~23万円(年収:234~282万円) 10年以上の経験者 月給:26~36万円(年収:305~488万円)
■介護支援専門員(ケアマネジャー) 初任給 月給:20~25万円(年収:260~336万円) 10年以上の経験者 月給:25~38万円(年収:352~560万円)
■社会福祉士 初任給 月給:17~23万円(年収:234~306万円) 10年以上の経験者 月給:26~35万円(年収:350~520万円)
■機能訓練指導員 【理学療法士】月給:227,300~324,400円 年収:320~435万円 【作業療法士】月給:224,100~323,900円 年収:323~435万円 【言語聴覚士】月給:207,900~309,600円 年収:303~427万円 【柔道整復師】月給:204,500~318,300円 年収:289~438万円 【あん摩マッサージ指圧師】月給:215,000~331,600円 年収:302~433万円
■介護事務 正社員 月給16~19万円 アルバイト・パート 時給900~1,200円
※リジョブで募集している求人(民間施設)の給与を参考 ほかにも介護施設では、栄養士(管理栄養士)、生活相談員などの職種を募集しています。
求人情報を探す方法は大きくわけて「求人サイト(転職サイト)」と「ハローワーク」の2つがあります。
直接施設に行ったり、電話をしたりすることもできますが、多くは「今、担当者がいないので……」「手が離せないので」という状況に陥るため、オススメはしません。
では、求人サイトで探すのとハローワークで探すのでは、どちらが良いのでしょうか?
リジョブは求人サイトなので「断然、求人サイトの方がオススメですよ!」と言いたいところですが……正直、一長一短です。それでは、それぞれのメリットを見て行きましょう。
企業目線で見た場合、求人サイトとは異なり採用コストがかからないので、採用の確率は高くなると言われています。つまり「辞めてしまうかもしれないけど、採用してもコストがかかるわけじゃないから一度試しに働いてもらおう」といった感じです。これはすぐにでも働きたい求職者にとってはメリットと感じるでしょう。しかし、「試しに働いてもらおう」という言葉には「ウチには合わないかもしれないけど」という意味も含まれています。 実際に働き始めたら「自分とは全然合わない」ということも大いにあるので、求職者自身がしっかりと企業を見極める必要があります。 そして、ハローワークには、求人サイトには載っていない全国や地域の求人情報があります。掲載費が無料で採用コストがかからないハローワークには、採用に多額の資金をつぎ込めない小さな企業からの募集があるのです。 更に、ハローワークの場合、職員が一対一サポート体制で、希望にあった会社を紹介してくれるというところがメリットと言えるでしょう。もちろん、常に多くの求職者がハローワークに来ているので「いつでも、何時間でも」というわけにはいきませんが、支援システムはしっかりしていると言えます。
これも企業目線で見た場合ですが、求人サイトの場合、応募条件や掲載期間を細かく設定でき、応募が来た時点で応募者の所持資格や年齢・性別・経験等を把握することができます。「求職者が面接に来たら応募条件と違っていたと」いうような場合があるハローワークとは違い、信頼した状態で面接を始めてもらえるのは求人サイトのメリットと言えるでしょう。 そして求人サイトにも、ハローワークには掲載されていない全国エリアの求人情報が載っています。上記の「面接に来たら応募条件と違っていた」や「面接をすっぽかす人が多い」という理由から「ハローワークの人材はあまり質が良くない」と感じている企業が多いようなのです。そのため、いくらコストがかからなくてもハローワークには求人広告を出さずに、求人サイトのみに出す企業は多くあるようです。 また、リジョブもそうですが、「スカウト機能」により、企業が「この人、ウチに合いそう♪」と思ったら、企業側から求職者にスカウトをかけるという、企業と求職者のマッチング支援機能がしっかりしているのも特徴のひとつです。 求職者にとっては、求人の件数が多く、サイトに登録すると「非公開求人」を見ることができるのも魅力です。また、「正社員」「福利厚生が充実」など人気の条件から簡単に検索できる機能や、気になった求人を一気に比較できる「検討リスト」機能も便利です。 求人サイトのデメリットとしては、ハローワークとは違い、いつでも相談に乗ってくれるわけではないという点でしょう。但し、就職ガイダンスが開かれる際には求人サイトのスタッフが個人的に相談に乗ってくれるところもあります。
せっかく希望の企業を見つけても、履歴書がしっかり書けていないと採用される確率は格段に下がってしまいます。ここでは、履歴書の中でも特に大切な「志望動機」と「自己PR」について、例文も交えてご説明します。
■志望動機
志望動機は履歴書の中で最も大切な項目と言っても過言ではありません。仕事に対する熱い思いを簡潔にわかりやすく書きましょう。
【1】この業種を選んだ理由
【2】この企業を選んだ理由
【3】この企業に入社できたら自分に何ができるか
この3つをどれだけ採用担当者の心を動かせるように書けるかに掛かっています。
<例文>
祖母の認知症をきっかけに介護に興味を持ち、介護の業界で働きたいと思うようになりました。貴社の経営理念である「ご利用者様お一人お一人に丁寧な応対」に感銘を受け、私自身も丁寧な仕事をしたいと常々考えており応募致しました。私が貴社に入社できた際には常に笑顔を心掛け、ご利用者様に満足していただける仕事をしたいと考えております。
■自己PR
多くの履歴書には「自己PR」欄があります。「志望動機は自己PRとは違います」というような文章を他のサイトでよく見かけますが、それは全く違います。もっと言えば、履歴書自体が自己PR以外のなにものでもありません。
では、自己PR欄には何を書けば良いのでしょうか。基本的には以下の3つと考えてください。
【1】これまでの経験から得たこと
【2】介護や介護の仕事に対する思い
【3】自分の性格やスキルをどう生かすか
3つ目は、志望動機の3つめと似た感じではありますが、前述したように「履歴書すべてが自己PR」ですのでアピールできることはどんどんアピールしましょう。
<例文>
特別養護老人ホームで介護職員として3年間働いた経験が私の強みです。その中で、養介護度の高いご利用者様の介護を経験したことで、重介護の技術を身につけると共に、スタッフのチームワークの大切さを、身をもって知ることができました。貴社では、その3年間の経験と、取得した介護福祉士の資格を生かして、ご利用者様のご満足を求めて誠心誠意努めたいと思っております。
■転職回数が多いと不利? 「転職回数が多いと不利?」、「今の職場でまだ1年経っていないけど転職できる?」といった不安もよく聞きます。確かに、採用する側の立場で考えると、ひとつの職場に長く勤めている人の方が安心感を持たれるのは事実でしょう。転職回数が多い人や就業期間が短い人は「また辞めるのではないか」「人間関係に問題があるのでは」と思われがちです。 ですが、そういった条件では絶対に採用されない、ということはありません。転職回数が多くても「さまざまな施設で業務経験を積んでいる」「仕事内容には一貫性がある」、就業期間が短くても「介護スキルは身についている」「転職したい前向きな理由がある」といった部分を伝えることで印象は変わります。希望する会社にとって何かマッチすると思われる部分を考えアピールしましょう。
面接官(人事担当者や施設長など)が求職者に注目するポイントはいくつかあります。
【1】仕事に対する熱い思いがあるか。
【2】企業理念に共感しているか。
【3】長く続けてくれそうか。
【4】スタッフと良好な人間関係を築けそうか。
などがそうです。
ここでは、その中でも特に重要なポイントと多くの求職者が不安に感じるポイントについてご説明します。
■服装 よくある質問の中に「面接時の服装はスーツ? それとも私服?」というものがあります。これは職種に関わらず、以下の通りですので覚えておいてください。 ・仕事着がスーツ OR 制服の場合の面接は「スーツ」 ・仕事着が私服の場合の面接は「私服」 が基本です。応募先が介護職の場合、私服で働くことはないと思うので「スーツ」で行きましょう。「でも、アルバイトの面接なんですけど?」という意見も聞きますが、『雇用形態と面接の服装は関係ない』と考えてください。 既に先方から「面接は私服で結構です」と言われている場合は、「カジュアルになりすぎない」「襟の付いたシャツを着る」など、清潔感のある服装を心掛けましょう。
■志望動機を伝える 履歴書と同様、企業側が一番聞きたい内容のひとつです。「弊社志望の動機を教えてください」なんて聞かれるのは、ほぼ100%と考えて結構です。 履歴書に書いた「志望動機」や「自己PR」に相異がないように、企業理念やこれまでの経験を交えて意欲をアピールしましょう。
■前職の退職理由を伝える 転職の場合はどうしても、「前の仕事はなんで辞めたのですか?」と退職理由を聞かれることがあります。しかし、多くの退職理由は「給料が安かったから」「上司が気に入らなかったから」のようにネガティブなものです。 しかし当然、そのネガティブな理由をそのまま伝えるわけにはいきません。面接官は「長く続けてくれるか」「スタッフと良好な人間関係を築けるか」を見ているわけですから。 ですから、そのネガティブな退職理由はもちろん言わず、前向きなものを答えましょう。「自分の夢である○○をしたかったから」「御社で○○を学びたいと思ったから」など前向きな退職理由を考えましょう。もちろんウソを吐くわけにはいきませんから、少しだけ思っているようなことを誇大表現するようなイメージをおすすめします。
■施設内を見学させてもらう 面接前に既に見学させてもらっている場合は必要ありませんが、面接(応接)室を見ただけでは施設の雰囲気を掴むことはできません。実際に働いているスタッフを見ることで、自分が働く時のイメージを掴んでおきましょう。
■筆記試験を行う事業所も 事業所によっては筆記試験や小論文を実施するところもあります。筆記試験は一般常識などの簡単なものが多いようですが、小論文は介護に関する時事問題や、自分の目指す介護についてなど、さまざまなテーマを想定して練習しておきましょう。
転職先を見誤って失敗することは、求職者にとっても採用企業にとっても不利益でしかありません。しっかり読んで、働き始めてから後悔しないようにしていただけることを望みます。 希望通りの優良事業者に入社できたとしても、働き続けていると不満なことは出てくると思います。そこで「介護業界は全体的にこんな感じだから仕方ないのかな」なんて思うかもしれません。 しかし、2000年に介護保険法が施行されて、まだ15年の若い業界です。これからいくらでも改善できます。そして、改善していくのは実際に介護業界で働いているみなさんなのです。 リジョブ介護では、東京、神奈川(横浜)、千葉、埼玉など関東圏をはじめ、そのほか北海道(札幌)、愛知(名古屋)大阪、兵庫(神戸)、広島、福岡など全国の主要都市の求人情報を掲載しています。ぜひここから自分に合った職場を探してみてください。
2017/07/14
2017/07/14
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