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介護・看護・リハビリ 2019-09-20

生活相談員はパートでも需要アリ? 給与はどれくらい?|求人募集サイトをチェック!

多くの介護サービス施設では、利用者と施設の間でさまざまな調整をおこなう生活相談員(ケースワーカー)の需要が増えています。そのため、生活相談員として働きたいと考えている方もいることでしょう。

しかし、家庭と仕事を両立したい場合、パート・アルバイトでの求人があるか気になるのでしょうか。実際に求人情報サイトを検索すると、東京都だけでもたくさんの募集がヒットしますが、勤務形態や給与形態が異なるため、介護業界が初めての方はよくわからない点も多いはずです。

ここでは生活相談員はパート・アルバイトで働けるのか、勤務場所や勤務時間、時給などについて、実際の求人を例にとりながらご説明します。

生活相談員はパートでも需要アリ? 求人募集サイトを調査!

生活相談員は、フルタイムではなく、パート・アルバイトで働きたいと思っていても、そもそも需要があるのでしょうか?ここでは東京都の求人を挙げながら見ていきましょう。

パートの時給はどれくらい?東京の場合

生活相談員を求人募集サイトで検索してみると、東京の場合パート・アルバイトの時給は1,000円前後からスタートで、時給UPの上限は1,500円ぐらいまでが相場となっているようです。極端に安くはありません。都市部なら高額で郊外なら低め、というような地域による差はないようです。

パート・アルバイトの場合、昇給や賞与はありませんが、経験と能力が加味されます。施設によっては特別手当、育児手当、通勤手当がつくこともあります。交通費は全額支給など、手当に上限を定めていないケースも見られます。他には、土日祝日は増額されるケースもあります。

その一方で、パート・アルバイトの募集をかけているけれど、時給提示のない施設も多数あります。勤務を希望される施設では、どのような給与形態になっているか、事前に確認してから応募することをおすすめします。

勤務先は?デイサービス施設や老人ホーム

生活相談員の勤務先はどのような施設になるのでしょうか。大半はデイサービスが多いようですが、複合型福祉施設、特別養護老人ホーム、エイジフリーケアセンターなどの施設でも募集があります。東京の場合、このような施設は比較的交通のアクセスがよい場所に立地しているので、通勤しやすいと言えるでしょう。

生活相談員は、訪問介護(ホームヘルパー)や介護福祉士のようにサービス利用者の生活全般をお世話するような仕事がメインではありません。生活相談員の業務内容は施設によって詳細は異なります。

おもな業務内容は、サービス提供の受入準備や、サービスの調整や連絡というような、利用者と施設を繫ぐ役割が中心になります。他には、サービス利用者とのレクレーション、利用者やその家族の相談援助業務、ケアプランに基づいた各種計画書の作成(パソコン)、利用者の自宅から施設までの送迎などです。

「生活相談員」は資格の名称ではなく、あくまでも職種の名称であるため、介護福祉系の資格を持たずとも、生活相談員になることは可能です。しかし、一般的には「社会福祉士」「精神保健福祉士」「社会福祉主事任用資格」のいずれかを保有していることが生活相談員になることの要件として定められています。

募集要項の多くが「未経験者歓迎」となっていますが、各地域により必要となる資格要件等が異なります。都道府県によってはこれらの資格のほかに「介護福祉士」や「ケアマネージャー」の資格を要する場合もあるので、各自治体もしくは人員を求人している各施設に問い合わせてみてください。

勤務日数・時間は?週2日OKやシフト制など

勤務体系は各施設によってまちまちです。たとえば「フルタイム」もあれば、「シフト制で日曜定休」「年末年始休暇5日」「8:30〜17:30など日勤のみ」「週2、3日」「週4日以上」「1日4時からの短時間勤務」とさまざまです。

朝、昼、夕方、夜と時間帯が分かれている場合や、勤務時間がしっかり決まったケースもあれば、「出勤日数・勤務時間応相談」というケースもあるので、詳細は求人している施設に直接問い合わせされることをおすすめします。

どの施設も人材が不足していることが多いので、正社員でなければ可能なかぎり勤務時間や勤務体系は相談に応じる柔軟な対応をとっています。ほとんどの施設では短期契約よりも3カ月以上もしくは長期契約を希望しているケースが多いです。

通勤手当は支給される?交通費全額支給のところも

給与はもちろんですが、通勤手当が支給されるのか、支給されるとしたら上限があるのか、全額なのかどうかも応募する際にはチェックしたいポイントです。交通費支給でも「上限5万円まで」「全額支給」「車・バイク通勤の場合、ガソリン代支給」など、求人している施設によってさまざまです。

東京の場合、ほとんどの求人条件において「交通費支給」は挙げられています。まったく支給されないというケースはほとんどないと言っても過言ではありません。ただし、なかには募集情報に通勤手当について記載されていないケースもあるため、支給があるかどうかは、直接施設に問い合わせることをおすすめします。

生活相談員のパートでさらに月給UPを目指すなら?

生活相談員としてパートで働きつつ、さらなる月給UPを目指すには、どうすればよいのでしょうか。もちろん、少しでも時給の高いところで働くという手もありますが、土日祝日に勤務する、あるいはさらなる資格を取得して自分のスペックをUPさせることでも高収入を得ることもできます。

①土日のシフトに入る

介護施設は、土日だからといって施設を休むことはありません。さらに、一般的な事務職などのように、完全週休2日制ではないところが大半です。このことから、介護施設の中には、平日の時給よりも土日祝の時給を高く設定しているところも少なくありません。せっかく働くならば、時給の高い土日を選んでシフトするのもおすすめです。

②介護職の資格を活かして夜勤に入る

介護福祉士など身体介助をできる資格を取得している場合は、生活相談員の仕事だけではなく、介護要員として働くことも可能です。たとえば、昼間は生活相談員として働き、夜は介護職員として夜勤シフトで働くこともできます。日勤よりも夜勤のほうが時給がアップするため、月給増にもつながります。

自身が持っているスキルや資格を120%活かせば、高い時給が得られ、より幅広いジャンルで活躍することが可能です。特に介護福祉士の場合、生活相談員よりも時給が高いケースが多いようです。資格手当も望めるため給与もアップしやすくなります。

生活相談員の業務はパートでも需要アリ! 自分に合った職場を見つけよう!

高齢化社会が進み介護の需要が増えています。介護福祉士、ケアマネージャーとならんで、生活相談員の需要も高まっています。特に東京のような人口が集中している都市部では、介護の仕事の需要は一段と増えています。。

介護職のひとつである生活相談員は、正社員ではなくともパートやアルバイトで働くことも充分可能です。パートで勤務できれば家庭との両立もしやすくなり、自身の生活リズムに合わせた働き方ができるという利点があります。

さまざまな福祉系の仕事の中でも、生活相談員は残業なども少なく、比較的働きやすい職種と言えます。生活相談員としてのキャリアを積んで、その後の資格取得に役立てることもできるため、自分の生活に合った働き方、将来へのステップアップを考えて仕事を選びましょう。

出典元
ハローワークインターネットサービス 東京都 パート 生活相談員
https://www.hellowork.go.jp/servicef/130050.do

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