特集・コラム 2021-11-01

看護助手が志望動機で伝えるべき4つのこととは？｜志望動機の例文を紹介

介護職志望動機看護師助手

看護助手とは、医療現場や福祉施設で患者さんの日常生活行動のお手伝いをしたり、看護師の業務をサポートしたりする重要な職種です。人手不足が続く医療現場でも、かかせない存在といえます。今回は、看護助手を目指している方に向けて、志望動機で伝えるべきことについて解説します。

看護助手が志望動機で伝えるべき4つのこととは？

1. なぜ看護助手として働きたいのか
2. なぜ看護助手を目指したのか
3. なぜその病院に就職したいのか
4. 将来的にどうなりたいのか｜看護師になりたいなど

自己PRも忘れずに！担当者にアピールしたいポイントとは

1. 仕事に活かせる経験・資格
2. 自分の強み｜コミュニケーション能力が高い・人の役に立つのが好き

履歴書にはどう書く？志望動機の例文を紹介

押さえておきたい書き方の流れ
例文1｜書き出しで熱意をアピールする
例文2｜具体的な志望理由で熱意をアピールする
例文3｜自分の経験を活かして、強い締めくくりをする

看護助手の将来性は？需要はあるの？

介護職員や看護師としてキャリアアップができる
看護助手の需要はある？求人情報をチェック

熱意と強みを伝えて希望の職場に勤務しよう！

看護助手が志望動機で伝えるべき4つのこととは？

医療現場で活躍する看護助手は、キャリアチェンジや今後のキャリア形成のために希望する人も多い職種です。そのため志望動機については、ほかの応募者との差をつける必要があるでしょう。
ここでは、看護助手として就職をする際に志望動機で伝えるべき4つの内容についてご紹介していきます。

1. なぜ看護助手として働きたいのか

まずは、看護助手として就職したい理由を伝えましょう。「人の役に立ちたい」というような漠然とした理由では、採用担当者にあなたの熱意を伝えることができません。
看護助手として働きたいと思った理由を明確に伝えるためにも、事前に看護助手としての役割や仕事内容について調べておくことが大切です。

2. なぜ看護助手を目指したのか

看護助手になりたいと思ったきっかけを伝えることも大切です。ここでは、あなたが今までに経験した内容や、感銘を受けた言葉など具体的な動機を含めましょう。そうすることで、ほかの志望者にはない個別性のある志望動機になり、採用担当者に強くアピールすることができます。

3. なぜその病院に就職したいのか

その病院に就職したい理由についても伝えましょう。他施設と異なる点や、多くある病院のなかからその病院を選んだ理由を伝えます。ここでは、「家から近いから」「給与が良いから」というような内容は避け、志望する病院が力を入れている医療や看護などについて述べると、採用担当者によい印象を与えられるでしょう。

4. 将来的にどうなりたいのか｜看護師になりたいなど

看護助手としての将来のビジョンを伝えることも大切です。採用担当者は、利益のみを目的としている人ではなく、就職後も向上心をもって仕事をする人を求めています。就職後にあなたが目指している看護助手としての働き方や、看護師資格の取得などの目標を伝えることで、あなたの向上心やキャリアに対する熱意をアピールすることができるでしょう。

自己PRも忘れずに！担当者にアピールしたいポイントとは

志望動機のなかでも忘れがちな自己PRですが、これはあなたの長所や得意とする事柄を伝える重要な要素になります。ネガティブな内容は避け、自身の性格や今までの経験で培ってきた知識や技術などから、自分が得意とする内容や看護助手の仕事に活かせるポイントをしっかりアピールしましょう。

1. 仕事に活かせる経験・資格

看護助手になるために特別な資格は必要ありませんが、看護助手の業務に役立つ資格はいくつかあります。たとえば、看護助手実務者認定試験やメディカルケアワーカーです。これらは民間の資格で、看護助手に必要なマナーや医療知識、介護技術などを習得できます。採用担当者にも、就職後も率先力として働けることをアピールする材料となるでしょう。
また資格を持っていない場合でも、医療現場や福祉施設などでのボランティア活動から学んだことを伝えるのも有効です。

2. 自分の強み｜コミュニケーション能力が高い・人の役に立つのが好き

自身の性格から、看護助手の業務に役立つ強みを見つけましょう。看護助手は患者さんや医療者との円滑なコミュニケーションを求められます。人と話すことや、話を聞くことが好きという人や、人からよく相談を受けるという人は、高いコミュニケーション能力をアピールできるでしょう。
また、介助を必要としている人に対して手伝いをすることが好きという人や、こまかい部分によく気づくという人は、患者さんの些細な変化に気づき介助することが得意といえます。
このように、自分の強みを、どのように看護助手の仕事に役立てられるかを考え、アピールすることが大切です。

履歴書にはどう書く？志望動機の例文を紹介

前項までにお伝えした内容は、どのような内容を盛り込むかとい点について解説しました。それでは、それらの内容をどのように履歴書に記載していけばよいのでしょうか。ここからは、看護助手として就職するための志望動機の書き方のポイントと例文を紹介していきます。

押さえておきたい書き方の流れ

志望動機を書くときには、必要な内容を書けばよいのではなく、書き方の流れがとても重要になります。採用担当者は、数多くの履歴書や志望動機に目を通さなくてはいけません。そのため、読みやすく、説得力のある書き方の流れを押さえておくことが大切です。

書き出し｜採用担当者に強く訴える

読み手を引き付け、興味をかき立てるために、志望動機の書き出しは重要なポイントになります。その後に続く、アピールすべき本題をさらに効果的に採用担当者に伝えるためにも、書き出しの組み立ては慎重に練りましょう。

根拠・理由｜具体的に伝える

看護助手を目指したきっかけや、その施設を志望する理由などは、具体的な内容を盛り込んで伝えましょう。漠然とした内容では、あなたの熱意が伝わりにくく、ほかの応募者とも内容が類似してくる可能性があります。
具体的で独自性のある理由を端的に記載することで、志望動機の説得力を増すことができるでしょう。

結論｜熱意が伝わる締め方をしよう

結論部分では、あなたが伝えたい本題部分を強調し、採用担当者に「この人を採用したい」と思わせることが大切です。同じ内容を繰り返すのではなく、あなたが就職後に応募先の施設に貢献できることや、目指すキャリア像を伝えて締めくくると採用担当者の記憶に残る志望動機となるでしょう。

例文1｜書き出しで熱意をアピールする

私は保育士として幼児教育の現場で働いています。このたび看護助手に転職を希望したのは、以前、身体障害をもつ子がいるクラスを担当したことがきっかけです。日常生活を送るために介助が必要な人に対して「何ができるか」と考えるようになり、医療や福祉の現場で人の役に立ちたいという気持ちが強くなりました。
貴院では小児科が併設されています。保育士として培ってきた幼児や家族との対人感受性を活かして、小児患者さんやご家族のサポートをおこなえるようになりたいと思っております。

例文2｜具体的な志望理由で熱意をアピールする

私は看護助手として、循環器の急性期病棟で6年間勤務しておりました。この6年間で、心疾患をもつ患者さんの日常生活の介助に必要な知識と技術を学ぶことができました。
今回貴院を志望した理由は、長期療養型施設に入院している慢性期疾患の患者さんの介助について学びたいと思ったからです。
急性期病棟で得た経験を活かしながら、慢性期患者さんの自立を目指した介助を学び、看護師の資格取得のために病気や治療を考慮した介助方法を習得していくことが今後の目標です。

例文3｜自分の経験を活かして、強い締めくくりをする

私は整形外科病棟で看護助手として4年間、やりがいをもって勤務しておりましたが、3年前に出産を機に退職し、家事と育児に専念してまいりました。
臨床現場から離れていたこの3年間は、育児を通して子どもとの非言語的コミュニケーションのとり方や、セルフコントロールについて学ぶことができました。そして、今までに習得したことを再度、臨床現場で活かしていきたいと思うようになったのです。
この度家族のサポートのおかげで、看護助手として復職することを決めました。貴院を志望したのは、復職サポート制度が充実しているため、家事や育児と両立して長期的に仕事を続けられると考えたからです。少しずつ看護助手としての業務を再習得しながら、今までに得た経験を患者さんやスタッフとのコミュニケーションに活かしていきたいと思っております。

看護助手の将来性は？需要はあるの？

看護助手は医療現場での就業が未経験の人でも働くことができるため、キャリアチェンジを目指している人にとって人気のある職業です。ここでは、看護助手としてのキャリア形成や需要についてご紹介していきます。

介護職員や看護師としてキャリアアップができる

看護助手として働きながら、介護士や看護師の資格取得を目指す人は多くいます。それは、看護助手としての経験や知識はこれらの資格取得に大いに役立つこと、資格取得後におこなえる業務の幅が広がることが理由です。
就職先や養成所によっては、奨学金制度や働きながら学校に通える制度などもあり、資格取得を目指すにはよい環境といえるでしょう。

看護助手の需要はある？求人情報をチェック

高齢化や医療スタッフの人員不足が加速する医療現場では、看護助手が担う役割は多く、需要は高くなっています。また今後もこの需要は高まることが予測されるでしょう。
看護助手が働く場所は病院に限らず、高齢者施設やクリニックなどもあり就職する場所によっておこなう業務や勤務形態はさまざまです。自分に合った働き方や目指すキャリアが達成できる就職先を選ぶことが大切となります。

詳しい求人情報はこちら：https://relax-job.com/kaigo

熱意と強みを伝えて希望の職場に勤務しよう！

看護助手は不規則な勤務や体力を必要とする仕事ですが、患者さんと関わり、直接日常生活の介助ができるやりがいのある仕事です。また看護助手の仕事は、今後のキャリアアップを目指している人にとってもよい経験になります。自身の強みや志しを組み込んだ志望動機で面接官や採用担当者にしっかりアピールして、就職を勝ち取りましょう。

参考元サイト
【例文付】看護助手(看護補助)の志望動機の書き方やコツを解説!未経験やNGの場合も
https://solasto-career.com/media/103699/

看護助手の志望動機の書き方は？書く際のポイントと例文を紹介
https://ijiwork.com/column/column-1433279

看護助手への転職で大事な志望動機のまとめ方と面接の伝え方
https://kaigoshoku.mynavi.jp/support/column/nursing_assistant_mensetsu/

看護助手の志望動機の書き方・伝え方と例文
https://townwork.net/magazine/knowhow/douki/96093/

看護助手の志望動機の書き方と例文