介護職として働く5つのメリット|注意点や業務内容、給与アップのコツをご紹介
介護職の仕事に身体的・精神的にキツいイメージをもっていたり、介護職として働くうえでの具体的なメリットは何だろうと疑問に思っていたりする方は少なくないでしょう。
介護職は未経験からでもスタートでき、年齢や性別、学歴などの縛りも少ない仕事です。また、シフト制が多いため勤務時間の融通が効きやすく、さらにやりがいを感じられる場面も多くなっています。
本記事を読めば、介護職として働く5つのメリットや注意点、具体的な業務内容、キャリアアップのコツ、求人検索のポイントなどについて理解できます。
介護職として働くことを検討している方はぜひ参考にしてみてください。
介護職として働く5つのメリット
介護職は職種によっては未経験からでもスタートでき、年齢や性別・学歴などの制約が少ない仕事です。また、シフト制を採用しているところも多いため、勤務時間の融通が効きやすい職場もあります。
介護職として働くメリットを再確認して、自分が働くイメージをもってみましょう。
1.未経験からでも始められる
高齢化社会が加速するなか、介護現場では常に人手不足が懸念されており、求人情報も増えています。そのため、介護職は、学歴や経歴、年齢、性別を問わず未経験の人もはじめやすい職種です。まったく違う業界から転職してくる人もたくさんいます。
就職する施設・企業によっては、研修や資格取得に向けたサポートを積極的におこなっているところもあります。介護経験がなくても資格の取得を目指すことができ、資格がなくても介護に携わる方法がある点は、介護職の魅力の1つです。
2.年齢や性別、雇用形態は幅広い
介護職として働く方は、年齢や性別・雇用形態が幅広いことが特徴です。厚生労働省からは、介護職に関して以下のようなデータが発表されています。
【性別・年齢別の就業人口の割合】
20歳未満 | 20〜29歳 | 30〜39歳 | 40〜49歳 | 50〜59歳 | 60歳以上 | |
男性 | 0.9% | 24.5% | 34.8% | 18.7% | 10.7% | 8.6% |
女性 | 0.6% | 9.7% | 17.9% | 25.0% | 25.6% | 19.0% |
男性は20〜39歳までの就業人口が多く、女性は40代以降の就業人口が多めです。
【就業形態別の就業人口の男女比】
職種 | 正規雇用 | 非正規雇用 |
介護職員 | 男性 32.6%
女性 67.4% |
男性 14.0%
女性 86.0% |
訪問介護員 | 男性 23.7%
女性 76.3% |
男性 4.1%
女性 95.9% |
正規雇用も非正規雇用も、どちらも女性の就業者の割合が高くなっています。
【介護職の採用状況】
種別 | 割合 ※無回答もあるので
100%にはならない |
新卒 | 6.8% |
中途採用 | 84.7% |
このように就業者の平均年齢が高く、新卒者採用よりも圧倒的に中途採用が多いことからも、セカンドキャリアとして挑戦しやすい職種だといえるでしょう。
引用元
厚生労働省:介護労働の現状
3.やりがいを感じやすい
介護の現場では、業務のなかで利用者と直接接することになります。利用者と向き合っている際に感謝の言葉をもらう機会も多く、利用者の変化を間近で見届けられることから、やりがいを実感しやすい点も魅力です。
さらに、需要の高い介護現場で働くことにより、社会貢献もできます。人の役に立っていることを実感できるため、ますます頑張ろうというやる気にもつながるのではないでしょうか。
4.時間の融通が効きやすい
働く施設や働き方の希望によっては、シフト制で日にちや勤務時間を選べたり、夜勤の多い・少ないで選択したりすることが可能です。正職員でも時短勤務・パートタイムで数時間だけ働くなど、自身で時間を決められるような働き方があります。
子育て中の人やほかの仕事と並行しているダブルワーカーの人でも、比較的自由がきいて働きやすい職種といえます。
5.資格取得でスキルアップ・キャリアアップしやすい
介護職のなかにも、さまざまな職種や役職などがあります。資格がなくてもできる仕事ももちろんありますが、資格を取得することによってできる仕事の幅が広がって、手当がもらえたり、より上位の資格を取得することでキャリアアップできたりする点も魅力です。
さらに、経験を積むことでスキルも上がっていきます。資格の取得条件として介護の実務経験が必要になる場合もあるので、日々真面目に業務に取り組み、学びながら成長していきましょう。
介護職として働くうえでの注意点
介護職として働くシーンを想定するとき、身体的な負担や人間関係・給与水準など、いくつか考慮しておきたい注意点があります。
自分が介護職として働くにあたっての懸念点を知って事前に対処しておくことで、実際に働いてから後悔したり、困ってしまったりするリスクに備えられるでしょう。
1.身体的にそれなりの負担がかかる
介護現場では利用者の身体介護(排泄・入浴・食事など)や生活援助(調理や掃除・買い出しなど)、移動介助などを担当する機会が多く、身体的な負担がかかります。
身体を支えたり、持ち上げたりするなかで足腰を痛めてしまうこともあるでしょう。
ただし、身体への負担は介護施設によって異なります。たとえば、デイサービスやデイケアのような施設は身体機能の回復が主な目的なので、身体介護の機会は少なめです。
どのような業務内容に従事するのかを事前にチェックしておきましょう。
2.利用者や同僚との人間関係に悩む可能性がある
介護職として働いていると、窓口対応や電話対応で来訪者やお問い合わせしてくる方に応対したり、利用者・現場スタッフとコミュニケーションをとったりする機会が多いです。
職場でコミュニケーションをとることが多い介護職は、働きやすさが現場の人間関係に良くも悪くも左右されてしまうケースが考えられます。
就職先を選ぶ際は、事業所や介護施設の様子をチェックしてみるのがおすすめです。
3.給与水準に不満を感じてしまうケースもある
介護職として働いている方のなかには、給与に不満を抱いている方もいます。ただし、働いている職場や職種、手当の有無によって給料が高い・低いと感じるかは異なるでしょう。
厚生労働省が発表したデータによれば、介護職の令和4年度の平均月収は31万7,540円でした。令和3年度のデータと比較すると16,550円アップしています。
厚生労働省によるベースアップ支援制度などによって、基本給だけでなく、もらえる手当やベースアップ加算が実施されていることが給与水準アップの主な原因です。
このように、給与は全体的に上がっているので給与面の不安は軽減されていくでしょう。
引用元
厚生労働省:令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要
介護職として働く業務内容
実際、介護職とひと口に言っても、さまざまな仕事内容があります。どんな内容があるのかを見てみましょう。
無資格者の場合
介護系の資格を持っていない人の場合、介護助手や介護補助といった、有資格者のサポート業務をおこなうのがメインです。直接利用者の体に触れる身体介護はできませんが、清掃や準備、利用者の話し相手など、身体介護以外の業務を担います。
利用者の体を支えたり抱え上げたりするような肉体労働はおこなわないため、比較的働きやすく、介護職の入口として、また定年退職後の就労先としても期待されている働き方です。
有資格者の場合
次に、介護の資格を持っている人の仕事内容です。さまざまな勤務先があり、持っている資格や勤務先によって仕事内容は変わってきますが、主に身体介護や生活援助をおこないます。
有資格者の勤務先は、通所リハビリテーション(デイケア)・通所介護(デイサービス)・介護付有料老人ホーム・特別養護老人ホームなどです。排泄・入浴・食事などの介助、家事、買い物の代行、外出のサポートなど、業務内容は多岐にわたります。
さらに詳しく知りたい方は、下記のページもご覧ください。
介護職員の仕事内容や働く前に知っておくべきこととは?施設の種類・平均給与・おすすめの資格もご紹介
介護職としてキャリアアップするコツ
介護職としてキャリアアップしていく方法には、以下のものがあります。
・現場で経験を積んでスキルも身につける
・働きながら介護・福祉系の資格取得を目指す
・経験と資格をもってより高待遇な職場に就職する
介護職は未経験・無資格からでも就職できる求人が多くあります。そのため、まずは未経験歓迎の職場で研修を受けながら経験を積み、スキルを身につけていくことが大切です。
仕事に慣れてきたら、介護・福祉系の資格の取得を目指すのがいいでしょう。職場によっては資格取得に向けた費用を負担してくれたり、資格手当をつけたりしてくれる場所もあります。
職務経験と保有資格があれば、より待遇のいい職場に転職することも可能でしょう。
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介護職は未経験からスタートでき、性別や年齢、雇用形態などに関わらず仕事を見つけやすいだけでなく、シフト制で時間の融通が効きやすい職場が多いという特徴もあります。
介護職としてのキャリアを想定しているなら、働きながら職務経験を積み、スキルを身につけながら、介護・福祉系の資格取得を目指すのがおすすめです。
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