介護職に就くメリットとは?|意外と知られていない魅力とは
介護職に対してどのようなイメージを持っていますか?介護の仕事は大変なこともたくさんありますが、そのぶんやりがいも存分に感じられる仕事です。今回は、介護職に就いた場合のメリットを具体的に紹介し、仕事内容や資格についてもお伝えします。
これから介護の現場に就職したい方や、自分に介護職ができるか心配な方は、ぜひ最後まで読み、参考にしてみてください。
介護職のメリットとは
介護職というと、「きつそう」「大変そう」などのマイナスイメージが先行しやすいですが、そのようななかで介護の仕事に就くメリットとはどんな点なのでしょうか。意外と知られていない介護職の魅力とともに紹介します。
未経験からでも始められる
高齢化社会が加速するなか、介護現場では常に人手不足が懸念されており、求人情報もあふれ返っています。そのため、介護職は、学歴や経歴、年齢、性別を問わず未経験の人も始めやすい職種です。まったく違う業界から転職してくる人もたくさんいます。
就職する施設・企業によっては、研修や資格取得に向けたサポートを積極的に行っているところもあります。介護経験がなくても資格の取得を目指すことができ、資格がなくても介護に携わる方法がある点は、介護職の魅力の1つです。
やりがいを感じやすい
介護の現場では、業務のなかで利用者と直接接することになります。利用者と向き合っている際に感謝の言葉をもらう機会も多く、利用者の変化を間近で見届けられることから、やりがいを実感しやすい点も魅力です。
さらに、需要の高い介護現場で働くことにより、社会貢献もできます。人の役に立っていることを実感できるため、ますます頑張ろうというやる気にもつながるのではないでしょうか。
時間の融通が効きやすい
働く施設や働き方の希望によっては、シフト制で日にちや勤務時間を選べたり、夜勤の多い・少ないで選択したりすることが可能です。正職員でも時短勤務・パートタイムで数時間だけ働くなど、自身で時間を決められるような働き方があります。
子育て中の人やほかの仕事と並行しているダブルワーカーの人でも、比較的自由がきいて働きやすい職種といえます。
スキルアップ・キャリアアップしやすい
介護職のなかにも、さまざまな職種や役職などがあります。資格がなくてもできる仕事ももちろんありますが、資格を取得することによってできる仕事の幅が広がって、手当がもらえたり、より上位の資格を取得することでキャリアアップできたりする点も魅力です。
さらに、経験を積むことでスキルも上がっていきます。資格の取得条件として介護の実務経験が必要になる場合もあるので、日々真面目に業務に取り組み、学びながら成長していきましょう。
介護職のデメリットとは
介護職に就くと多くのメリットがある一方、デメリットもあります。あらかじめ知っておくと安心です。
施設形態ごとに異なる
実は、どの施設や環境で働くかによって、働く人が感じるデメリットは異なります。個人の性格や、業務に関して求める内容などがそれぞれ違うためです。
例としては、
夜勤をなるべく多く入れてほしい(または夜勤を避けたい)
利用者や他のスタッフと密に関わりたい(または適度な距離感でいたい)
土日祝日は休みたい
午前中のみ(または午後のみ)働きたい
などがあります。希望通りに働けないと、ストレスや不満を感じる人も出てくるでしょう。
また、勤務時間などの環境を融通させたいのか、給料を重視したいのか、などによっても変わります。
介護職の内容
実際、介護職と一口に言っても、さまざまな仕事内容があります。どんな内容があるのかを見てみましょう。
無資格者の場合
介護系の資格を持っていない人の場合、介護助手や介護補助といった、有資格者のサポート業務をおこなうのがメインです。直接利用者の体に触れる身体介護はできませんが、清掃や準備、利用者の話し相手など、身体介護以外の業務を担います。
利用者の体を支えたり抱え上げたりするような肉体労働はおこなわないため、比較的働きやすく、介護職の入口として、また定年退職後の就労先としても期待されている働き方です。
有資格者の場合
次に、介護の資格を持っている人の仕事内容です。さまざまな勤務先があり、持っている資格や勤務先によって仕事内容は変わってきますが、主に身体介護や生活援助をおこないます。
有資格者の勤務先は、通所リハビリテーション(デイケア)・通所介護(デイサービス)・介護付有料老人ホーム・特別養護老人ホームなどです。排泄・入浴・食事などの介助、家事、買い物の代行、外出のサポートなど、業務内容は多岐にわたります。
さらに詳しく知りたい方は、下記のページもご覧ください。
介護職はどんなお仕事なの? 仕事内容やお給料を紹介|介護職の魅力と大変なこととは | MORE REJOB
資格の取得方法は?
前章でお伝えしたように、無資格でも介護職に就くことはできます。しかし、業務内容が限られてしまうため、資格を取得するほうがおすすめです。そこで、実際に資格を取得する方法について紹介します。
資格を持ってない人
資格のない人は、無資格・未経験からでも取得可能な「介護職員初任者研修(旧「ホームヘルパー2級」)」や、その上位資格である「実務者研修(旧「ホームヘルパー1級」)」の取得を目指してみてはいかがでしょうか。
介護職員初任者研修では介護の基礎的な知識や技術を身につけることができ、実務者研修ではさらに幅広い学びによってスキルアップできます。
詳しくは下記のページもチェックしてみてください。
無資格からでも取得できる介護職員初任者研修とは|資格の内容やメリットについて解説 | MORE REJOB
スキルアップするために
さらなるスキルアップのためには、「移動支援従業者(ガイドヘルパー)」や、介護系資格の中で唯一の国家資格である「介護福祉士」の取得を目指す方法もあります。
なお、介護福祉士には受験資格があり、無資格では受けられません。しかし、サービス提供責任者やさらに上位資格であるケアマネジャーを目指す際にも必要な資格なので、介護職を極めたい方はぜひ取っておきたい資格です。
介護福祉士と移動支援従業者については、以下のページで詳しく紹介しています。
介護福祉士の資格取得は意味がない? 取得のメリットと目指せる方法を解説 | MORE REJOB
ガイドヘルパーとはどんな仕事?移動支援と同行援護の違いや資格について紹介 | MORE REJOB
現場の声|実際に働いている方の声を紹介!
実際に介護現場で働く方々の声を聞きたい、という方もいるのではないでしょうか。以下のインタビュー記事をご覧ください。
働きやすい職場環境がより良いサービス向上につながる 介護リレーインタビューVol.27【相談員 西井彩夏さん&介護士 奥村夏帆さん】#1 | MORE REJOB
相手の立場に寄り添った介護サービスの提供を 介護リレーインタビューVol.27【相談員 西井彩夏さん&介護士 奥村夏帆さん】#2 | MORE REJOB
思いがけない転職で気づいた! 自分らしく働くことの大切さ/介護リレーインタビュー Vol.28【介護福祉士 小谷昇平さん】#1 | MORE REJOB
老健で在宅復帰をお手伝い。利用者様のポジティブな姿勢が私の原動力/介護リレーインタビューVol.29【介護士・長谷川佳乃さん】#1 | MORE REJOB
介護職を目指そう!
介護職は、仕事を通じて社会貢献ができるとともに、利用者たちと向き合って仕事ができるためやりがいも感じられます。資格や経験がなくても「まずはやってみよう!」という気持ちで飛び込める業界なので、興味のある方はぜひ挑戦してみてください。