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特集・コラム 2021-10-01

看護師をやめたいと思ったときの対策方法を紹介|転職を成功させるには

看護師として働いている人のなかで、一度でも看護師をやめたいと思ったことがある人もいるのではないでしょうか。看護師は日々命と向き合う職業なので、プレッシャーに押しつぶされてしまいそうになることもあるでしょう。

今回は、看護師の仕事をやめたいと感じてしまったときの対処法についてご紹介します。もし、今看護師をやめたいと悩んでいるのであれば、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

看護師をやめたいと思ったらどうすればいいの?

看護師をやめたいと思ったときに、まず試してほしい方法をご紹介します。まずはストレス、悩みの原因を把握することが大切です。

そして、勢いでやめてしまうなんてことがないように、どんな行動ができるのかを考えてみましょう。

みんなどんな悩みやストレスを抱えているの?

看護師をやめたいという理由は、人それぞれでしょう。よくある悩みのひとつは給与面のことで、仕事内容と見合わないと感じている人がいるようです。病院などでは土日祝日関係なく働き、夜勤もしているのに、やっとこの給与かと思うこともあるといいます。

また、人間関係について悩むこともあるでしょう。これは看護師以外にもほかの仕事でもいえることですが、職場の雰囲気や人間関係が良好ではない場合に、大きなストレスとして感じてしまうこともあります。

そのほかにも、夜勤があることや家庭があるのに土日祝日の休みが取りにくい、緊急時の対応が多く定時で帰れない、体力的につらいなど、さまざまな要因があげられるでしょう。

そのため、まずはストレス要因を見極めることが大切です。自分が一番ストレスと感じていることはなにか、どこが改善されれば働きやすくなるのかを考えてみましょう。

勢いで退職する前に! まずは試してほしい対策方法を紹介

ストレスがたまってしまうと自暴自棄になり、勢いでやめてしまいたくなることもあるかもしれません。しかし、勢いで行動すると、のちのち後悔する可能性があるので、一度踏みとどまってみましょう。

ここでは、退職する前に試してみてほしい方法をいくつかご紹介します。

1. 有給を利用して仕事を休む

いったん仕事からはなれて、休息を取りましょう。職場にやめると伝えることは、カンタンです。その前にまずは、「休みたい」とひと言、勇気を持って上司に伝えてみてください。

職場によっては、有給休暇とリフレッシュ休暇など組み合わせてくれるかもしれません。そのほかにも、休職という方法もあります。少し長い休暇を取り、仕事からはなれてみてはいかがでしょうか。

2. やめたい理由を明確に|対処法がないか考える

やめたい理由について明確にして、やめる以外の対処法がないかを考えてみましょう。ストレスの要因は必ずあるはずです。

自信のストレスはなにかを明確にし、ほかに対処方法がないか考えてみましょう。誰かに相談するという方法もあります。先輩や上司、同期などに話し、一緒に考えてもらう方法もいいでしょう。

3. 部署の異動を願い出る

職場の環境や人間関係がストレス要因であり、病院で働くこと自体は大丈夫そうなのであれば、部署の異動願いを出しましょう。

夜勤の少ない部署や土日祝日に休みが比較的に取りやすい部署、自身の得意とする分野への異動ができるかもしれませんので、一度相談してみることをおすすめします。

4. 人間関係の悩みの対処法

人間関係がストレスの要因なのであれば、上司や先輩看護師に相談してみましょう。たとえば、ある同僚とどうしても馬が合わないという場合、夜勤のペアやチーム編成、休憩時間など業務に支障のない範囲で配慮してくれることがあるかもしれません。

そのほかにも、ストレスを吐き出す場所や趣味を見つけることもひとつの方法です。「あの同僚とうまくいかないけど、次の休みは楽しみが待っているから頑張ろう」など、頑張る活力を見つけましょう。

5. やめたあとのことを具体的に考える

やめたあとのことについても、具体的に考えてみましょう。もしその分野でのスキルアップ、認定看護師を目指している場合、やめたことでチャンスが閉ざされる可能性もあります。せっかく経験を積んだのにもったいないと感じるのであれば、もう一度考え直してみましょう。

また、次の転職に影響がないのか考えてみてください。在職期間が短いことで、転職時に不利になることもあるかもしれません。

看護師が転職を成功させるには?

いろいろ考えたけれど、やっぱりやめるという選択もひとつの方法でしょう。ここでは、看護師が転職を成功させるにはどうすればよいのかをご紹介します。

看護師の転職についてはこちらから:看護師の転職を成功させるポイントとは?場面別に解説!

1. 希望する条件を整理しておこう

まず職場を探す前に、希望する条件などを洗い出しておきましょう。希望する条件をすべて洗い出し、優先順位を決めます。すべての希望に沿った職場が見つかればいいのですが、現実問題、給与もよく、休日もしっかり取れ、人間関係も円満、残業もないような好条件の職場を探し出すのはむずかしいでしょう。

そのため、まずは優先順位を決めてください。これだけは譲れないという条件があれば、その条件をもとに求人を探すことができます。

2. 看護の仕事を続けたい! 活躍の場を探そう

病院はいやだけど、看護師の仕事は好き、看護師はやめたくないという人もいるでしょう。せっかくとった国家資格なので、資格を活かして働きたいですよね。

看護師の免許で、活躍できる場は病院だけではありません。ここでは、どんな職場があるのか紹介していきます。

介護施設

看護師には、介護施設で働くという方法もあります。介護施設にも種類があるため、一概にすべて同じ内容とはいえませんが、介護施設で働く場合、仕事内容は健康管理、医師の指示による医療行為、療養の支援などがおもな業務です。

病院と異なり、入居している利用者さんや通所者さんと密に関わることができます。また、病院のように急患が入るようなこともなく、決められた時間内で業務を終えられるため、子育てとの両立もしやすいです。

訪問看護ステーション

訪問看護ステーションで働くのもおすすめです。在宅現場で看護師を必要としている人は、たくさんいます。そんな在宅療養を支える大きな役割を担うのが、訪問看護師です。24時間対応しているステーションもありますが、基本的に日勤での勤務メインなので、家庭のある看護師でも働きやすいでしょう。

訪問介護の利用者さんだけでなく、その家族やサポートするヘルパーやケアマネジャーなど、他職種との連携が大事になるため、病院看護師とはまた異なる仕事内容です。また、訪問看護中はひとりで対応し、状況に合わせた判断が必要となります。

訪問看護ステーションについてはこちら:訪問看護ステーションとは? 訪問看護ではどんな風に働くの?

クリニック|夜勤なしが多め

夜勤がつらくてやめたいという場合には、夜勤なしが多いクリニックを選択するのもよいでしょう。クリニックは土日祝日が休みのところが多いですし、夜勤やオンコールもありません。

また、午前のみ、午後のみ働くといったことも可能なため、育児と仕事の両立もしやすく、家庭のある看護師にもおすすめです。

3. 気になる職場を見つけたら見学しよう

気になるクリニックや施設などを見つけたら、応募する前に見学してみてください。求人情報はあくまで一部の情報のみなので、見えない部分が多々あります。求人に応募する前に、実際に見学に行っておくとよいでしょう。

見学に行ったら、クリニックや施設内の環境はもちろんですが、患者さんへの対応についてもしっかりと確認をするのも忘れないようにしてください。

自分に合った解決方法を選んで看護の仕事を続けよう!

看護師をやめたいという気持ちが出てきたら、まずはやめたい原因を明確にし、それが解決できる問題なのかどうかをよく考えてみましょう。もし、ひとりで解決できない問題ならば、誰かに相談することも大切です。

また、勤務先の病院やクリニックを変えたり、介護施設や訪問看護など看護師として活躍する場を変えたりするといった方法もあります。自分に合った解決方法を選んで、看護の仕事を続けてみるのがおすすめです。

参考元:
看護roo 「看護師を辞めたい」8割超の人が思ったことがある…!|看護師の本音アンケート
労働問題弁護士ナビ 看護師を辞めたい方へ!辞めたい理由別の対処法と退職・転職の手順

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