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ヘルスケア 2022-01-09

ピラティスを楽しめば「もっと知りたい」が続いていく【もっと知りたい「ヘルスケア」のお仕事 Vol.47 ピラティストレーナー 大澤麻菜さん #2】

ヘルスケア業界のさまざまな職業にフォーカスして、その道で働くプロにお仕事の魅力や経験談を語っていただく連載『もっと知りたい「ヘルスケア」のお仕事』。

前回に続き、ベストボディジャパン2021大会で入賞を果たしたピラティスインストラクターの大澤麻菜さんにインタビューします。

産後太りとマイナートラブルをピラティスで解消し、その素晴らしさを伝えるためインストラクターとなった大澤さん。「MOHI PILATES」に入り、ベストボディジャパンに出場を決めたことで、さらに高い意識でピラティスに取り組むようになったと言います。

中編となる今回は、大澤さんが感じているインストラクターというお仕事の魅力、継続するために大切なことを教えていただきます。

お話を伺ったのは…
MOHI PILATES インストラクター 大澤麻菜さん

競技エアロビック元日本代表。11歳、9歳、6歳のママ。2017年よりマットピラティスインストラクターとして活動をスタート。2019年「MOHI PILATES」に参加し、マシンピラティスインストラクターに。2021年ベストボディジャパンにてレディースクラス5位入賞。
Instagram:@ manapilates.b.m.s

楽しさを共有し合える仲間がいるから大変さは感じない

2019年に「MOHI PILATES」に参加。マシンピラティスインストラクターとして活動する大澤さん

——ピラティスインストラクターのお仕事の魅力を教えてください。

「MOHI PILATES」にいらっしゃるクライアントさんは、美容や健康への意識がすごく高いんです。そういった方々に、今よりもっと良い体になってもらう方法をお伝えして、喜んでいただけるという仕事は、本当に幸せだなと思います。

またそれ以前に、自分自身が変わっていける仕事だというのも、大きな魅力です。ピラティスを通して自分が変わり、その良さをいっぱい感じることが仕事にもつながります。自分自身が感じたことをクライアントさんにお伝えしているので、「楽しい」「もっと知りたい」という気持ちがどんどん出てくるんですよね。

——逆に大変だなと感じることはありますか?

通勤時間が長いことくらいですね(笑)。「MOHI PILATES」に入ってから、体が変わる喜びがすごく大きくなったんですよね。だから、あまり大変だと感じることがないんです。

——そうなんですね!体形をキープするだけでも大変そうですが…。

インストラクターとして体形をキープしないといけないとは思いますが、ここでは周りのみんなが常に体を意識し続けている環境なので、それが当たり前なんですよね。

もしかしたら周りがピザとかケーキとかいっぱい食べているなかで、自分だけヘルシーな食事をとり続けるとなったら大変かもしれません。でも「MOHI PILATES」は、飽きちゃいそうな食材の味つけをオススメし合ったりして、ヘルシーなものを工夫して楽しく一緒に食べられる環境なんです。

もちろん入ってすぐのころ、お酒や甘いものを断つ時は大変でした(笑)。でも体や内面の変化を仲間と共有し合って喜び合えるので、大変さよりも楽しさが勝っていますね。

インストラクターが楽しむことが、クライアントの利益につながる

「MOHI PILATESでは、インストラクターがまず体を変える経験をします。その経験があるから、自信を持って伝えられるんです」

——ピラティスインストラクターを目指す方にアドバイスをお願いします。

まずは、ピラティスを何よりも楽しんで欲しいです。変わっていく体を楽しんで、ピラティス自体を面白いって思えたら、その気持ちが元になってどんどん興味がわいてモチベーションも保たれると思います。

辛いワークもあるんですが、「これを達成した先にこういう体になれるんだ」というものがあったら、もうひと頑張りができるかもしれない。それを知っている人間がインストラクターになることで、クライアントにも「その一歩を頑張ろうよ」と伝えられる。

だからインストラクター自身がいろいろなワークに挑戦して、目指したいと思える体をキープすることが重要だし、そのためにも楽しみ続けることが大切だと思うんです。

——インストラクターを目指すにあたり、学んでおくといいことはありますか?

「MOHI PILATES」は、まったく知識がない初心者からスタートできる場所です。だから必要なのは、インストラクターになるという決断力と、その環境に飛び込む勇気なんじゃないかと思います。

プラス思考を学んだことで、より良い提案ができるように

「私もコンプレックスだらけでしたけど、そんな自分もありかなと思えるようになりました」

——大澤さん的ピラティスインストラクターの心得3か条を教えてください。

1、ピラティスを好きでい続ける

2、心と体の変化を楽しみ続ける

3、自分のことも人のことも悪く思わない

3つめは、「MOHI PILATES」のグランドルールでもあります。人って、自分のことを悪く思いがちじゃないですか。私自身もそうでしたが、ここに初めて来たクライアントさんやインストラクターも、「体のここが嫌」という人が多いです。

でも、そういう体になったのには、いろんな原因がある。それを否定しすぎないで、まずはありのままを許して認めてあげることから始めるんです。その上で、ちょっと良くなるために何ができるかをお伝えしていく。そういうマイナスをプラスに切り替える思考が、インストラクターにとってすごく大切だと思います。

——プラスに捉える思考になって、クライアントさんとの関わり方も変わりましたか?

そうですね。以前は「ここが変わらないんですよ」とマイナスなことを言われても、「そうですよね」と何となく同調して終わってしまったり、体育会系時代の根性論で「頑張れば大丈夫!」と言ってしまったりしていたと思います。

でも自分の体と心が変わって、いい状態がベースになってからは、悩んでいる人に違う視点からのアプローチを提案できるようになりました。また「辛いことをしないと体は変わらない」という根性論ではなく、苦しまず楽しく体を変える方法を知ったことで、「どうやったら無理なく少し良い習慣を与えることができるかな」という見方ができるようになったと思います。

インストラクターがそういう思考を持っていれば、クライアントさんもピラティスが好きになるだろうし、続けたいと思えるんじゃないでしょうか。

大澤さんは「MOHI PILATES」でのレッスンを通して体と心の変化を感じ、さらにピラティスが楽しくなったそう。それには、一緒に高めあえる仲間の存在が大きかったようです。次回後編では、「MOHI PILATES」での大澤さんのセッションについて、詳しくお聞きします。

取材・文/山本二季
撮影/米玉利朋子(G.P.FRAG)

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Information

MOHI PILATES TOKYO
住所:東京都港区南麻布2-10-13 OJハウス201・401
※お問い合わせはHP内「お問い合わせ」からお願いします。

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