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学び・キャリア 2019-11-26

生活相談員を辞めたいのはどんな時? ストレスを感じる理由とは|行き詰まった時にはどうすればいいの?

生活相談員として働いていると、気づかないうちにストレスが溜まることがあります。利用者や家族から施設の不満を言われたり、施設側からは、膨大な仕事量を頼まれたりすることもあるでしょう。

時には仕事自体を辞めたくなることもあるかもしれません。また、利用者と話していても充実感がない、仕事にやりがいを感じられなくなったという場合、ストレスが溜まってしまっているサインかもしれません。今回は、生活相談員がストレスを感じやすい理由やおすすめの対処法についてご紹介していきたいと思います。

もう退職したい…生活相談員がストレスを感じる理由とは

生活相談員として働いていると、辞めたくなる瞬間が訪れることもます。どんなときに辞めたいと感じるのか、さまざまな理由についてみていきたいと思います。

①人間関係|利用者と施設職員の間で板挟み

生活相談員は、利用者と施設間のいわばつなぎ役、かけ橋のような存在です。利用者が望む生活を実現できるよう、利用者やその家族から話をよく聞き、施設のスタッフと話し合いをおこないます。そんな生活相談員は、利用者に一番近い存在といってもよいでしょう。

ただ、近いがゆえに、施設に対する不満や思いをぶつけられてしまうこともあります。はじめのうちは受け止めればいい、我慢すればいい。そう思っていても不満や苦情がヒートアップし、手に負えなくなってくれば、だんだんと耐えられなくなってくるものです。

生活相談員も施設側の人間なので、不満を日々浴びせられ、嫌われ役を買っているような気持ちになることもあるでしょう。ケアマネージャーや看護師などの意向を利用者やその家族に伝えたときに、利用者や家族がなんらかの理由で断るケースもあります。施設側としても自分たちの提案が断られると適切な介護がおこなえません。結局生活相談員は、双方の間に板挟みのような状態になってしまいます。

自分ではどうすることもできないのに、なんとかするように言われ、仕事に行くのが苦痛に感じてしまうことも方も少なくありません。人と人との間に入って、双方の関係性を維持できるようにするというのは簡単なことではありません。だんだんとストレスが溜まっていき、いつしか生活相談員を辞めたいと考えるようになるでしょう。

②苦労に見合わず給料が安い

生活相談員のお給料が仕事の内容に見合っておらず、安いと感じてしまったときも、退職を考えてしまうことがあるでしょう。

満足のいくお給料がもらえていれば、仕事のモチベーションアップにもつながりますし、多少ストレスがあってもお給料を理由に耐えられるかもしれません。給料が安いと、ハードな仕事を続けるのがつらくなってきます。

生活相談員は相談業務以外にも契約や手続き、ケアプラン作成のサポートなどさまざまな仕事を任されることも多く、もう少しお給料を上げてほしいと思っている人も多いのが現状です。

③仕事量が多くて体力的につらい

ほとんどの生活相談員は介護業務を兼務しています。特に特別養護老人ホームなど要介護度の高い人が入所している施設では、身体介助をおこなうだけでもかなりの体力を消耗します。

その他に手続き関係の仕事、利用者の送迎業務などもおこなうため、結果的に仕事量が多くなるのです。体の負担が大きくてストレスがかかりやすい仕事なので、先々仕事を続けていけるのか心配になることもあるでしょう。

④事業所の運営や制度に振り回される

生活相談員は、介護業務を行ったとしても加算がとれるわけではありません。今後生活相談員が、介護職員処遇改善加算の対象となる方向になっていく流れにはなっていますが、現段階においては法整備が進められている段階で、待遇がよいとはいえないのが現状です。

行き詰まった時にはどうすればいいの? おすすめの対処法

生活相談員として働いていて、「このままでは無理、仕事を続けられない」と思った場合、どう対処すればよいのでしょうか。ここではおすすめの対処法についていくつかご紹介します。

①施設側と話し合う

まずは、ひとりで抱え込まず、施設側の管理者や運営者などと話し合うことが大切です。心身の状態が安定していないと、仕事のパフォーマンスが低下する可能性があります。施設側のなかには生活相談員任せになっているところも多く、生活相談員自身も施設に改善してほしい点をしっかり伝えて話し合う機会を設けましょう。客観的に自分がどういう状態で、どう対処すればよいのか手がかりが見えやすくなります。

あまりにも仕事が多く回らない場合は、仕事量を調整してもらえるか提案してみるのもひとつの方法です。施設側にこういった内容を伝えるのは勇気がいることですが、現状況を改善するための対処法を施設側と一緒に考えていく必要があります。

②転職する|職場を変える・職種を変える

施設側に自分の事情を伝え、話し合いをしても解決へ進まないときには、同じ職場でこのまま働き続けて、5年後、10年後と自分の将来がどうなるかを考えてみましょう。考えてみて、やはり無理だとなったら、一度退職をして心機一転新しい職場で再スタートを切ることもひとつの方法です。

新たな職場は心身を一度リセットしてくれます。生活相談員として働いていくうえで、仕事に対する見方やモチベーションもよい方向に向かっていけるでしょう。

生活相談員の需要は高い? 求人情報をチェック!

求人情報をみてみると、生活相談員を募集している施設は数多くあります。生活相談員は施設に配置が義務付けられている職種であり、正社員だけでなくパートや派遣などさまざまな就労形態から選ぶことが可能です。実際に東京都で生活相談員の求人は500件を超えています。

今働いている職場を離れても、次の就職先が見つかるかどうか心配だという人でも、求人の数が多いというのは安心できるポイントといえます。環境を変えて再スタートしたいと思っている人は、求人情報をチェックしてみることをおすすめします。

小見出し介護士に戻って働くのもアリ

働き続けるのがつらくなったら、生活相談員という立場からいったん離れて、介護士としてしばらく働いてみるというのもひとつの方法です。

介護士として働きながら、やっぱり生活相談員としてまた仕事をしたい。そう思える瞬間が訪れるかもしれません。生活相談員の仕事から離れてみることで、仕事のよさ・すばらしさ、やりがいに改めて気付くこともあります。

小見出し所持資格を活かして働く|ケアマネ・ソーシャルワーカー

ケアマネージャーやソーシャルワーカーの資格を持っている場合は、それらの資格を活かした仕事を経験してみるのもよいでしょう。持っている資格によって、生活相談員以外の職種で介護に携わり続けることができます。

自分に合った対処法を探そう

生活相談員の仕事は、利用者や施設、各機関との信頼関係がカギとなる仕事です。人と関わる仕事で、なおかつ介護業務をこなしながらの業務によって、心身ともにストレスを溜めやすくなってしまいます。知らず知らずのうちにストレスを溜め続けてしまうと、無気力になったり体調を崩してしまうこともあるので注意が必要です。

これまでご紹介してきた方法の他に、日々のストレスを発散するという方法もあります。気分転換をしたり、休息を十分とったり、自分の趣味に没頭する時間を作るなど、生活での切り替えをうまくできると、ストレス緩和に効果的です。家に帰ったら一旦仕事のことは忘れてしまいましょう。無理はせず、自分に適している方法で、ストレスを溜めないようにすることが大切です。

出典元
ハローワークインターネットサービス 東京都 フルタイム 生活相談員
https://www.hellowork.go.jp/servicef/130050.do

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