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介護・看護・リハビリ 2022-02-16

子どもたちの喜ぶ姿が「やりがい」です/介護リレーインタビュー Vol.26【保育士 吉田樹哉さん】#2

介護業界に携わる皆様のインタビューを通して、業界の魅力、多様な働き方をご紹介する本連載。今回お話を伺ったのは、児童発達支援・放課後デイサービスを行う「きらり・はーと旭町」の保育士・吉田樹哉さん。

前編では、この業界を目指したきっかけや、運動特化型の放課後デイサービスの魅力についてお話ししていただきました。後編では、この仕事のやりがいや悩み、今後の目標などを伺います。

吉田樹哉さん

高校卒業後保育の専門学校に通い、保育士の資格を取得。1年間保育所に勤めたのち、児童発達支援・放課後デイサービス「きらり・はーと旭町」に入社。保育士兼体操コーチとして、子どもたちの指導にあたる。

「楽しかった!」「嬉しかった!」子どもたちの喜んでいる姿こそ、この仕事のやりがいです

――吉田さんがこのお仕事で感じる「やりがい」は何ですか?

やっぱり子どもたちが「楽しかった」「嬉しかった」といって喜んでいる姿を見ることですかね。ここには今までに経験したことがないこととか、予想外の出来事とかに苦手意識を持った子がたくさんいます。例えば、初めての体操をするってなった時、やる前から「できない」「やりたくない」って言うお子さんもいるんですね。そういう時は、動きをいくつかのプロセスに分けたり、小さな目標をたてたりして「まずは〇〇までやってみよう!」と促すのですが、なかなか気持ちを切り替えてあげられないこともあって……。僕もあの手この手を考えたり、先輩に相談したり、悩むこともありますが、「やってみる!」とチャレンジしてくれるとホッとして。さらに「楽しかった!」って言ってもらえると、嬉しくなります。

――なんだか、吉田さんとお子さんたちが一緒になって喜んでいる姿が目に浮かびます!

心の成長において「チャレンジしてよかった」「楽しかった」という経験を積むのはすごく大切だと思うんです。そこから、さまざまな物事に前向きに取り込めるようになってくれると、より嬉しいですよね。

全身で全力で遊べる環境を整えて、子どもたちのストレスを少しでも減らしてあげたい

――吉田さんがお子さんたちと向き合うときに大切にしていることはありますか? 

そうですね、昨今でいうと、僕たちスタッフも子どもたちもみんなマスクをしているので、表情を豊かにして全身でコミュニケーションをとることですね。

――子どもたちにとって、常にマスクをつけていなきゃいけない状況は負担になりますよね。

はい。なかにはマスクをつけ続けるのが難しいお子さんもいて。僕たちも様子を見ながら「今は少しなら外していいよ」とか「今はがんばってつけておこうね」とか声かけするのですが……。

また、外出が減ってしまったり、イベントがなくなってしまったりしているのもストレスの原因になりますよね。そういった意味でも、ここに来たら体全体を使って思いっきり遊んでほしい。ストレス発散の場として上手に利用してほしいです。

――親御さんにとっても、ありがたいですよね。ちなみに親御さんとのコミュニケーションはどうしていますか?

ここに通っているお子さんたちは、基本僕たちスタッフが学校までお迎えに行って、お家まで送り届けているので、その送迎時に今日あった出来事を共有しています。連絡帳も活用していますね。学校での様子とか、おうちでの様子とかもできるだけ細かく伺うようにして、子どもたちだけでなく親御さんの心配や不安も少しでも解消できるよう努めています。

児童発達支援を行う場やそれを担うスタッフが今後もっと増えてほしい

――今後の目標などはありますか? 

まず、僕の一番の夢だった「保育士になること」は叶ったので、あとは子どもたちにどれだけたくさんのことを教えてあげられるかですね。そのためにも僕自身がもっともっといろんなことを吸収して、それを子どもたちに伝えてあげたいと思います。

――吉田さんのような保育士さんや、児童発達支援の場がもっと増えるといいですね。

はい。とくに発達に心配があるお子さんだったり、障害のあるお子さんは、その子にあった療育が必要です。また親御さんが気軽に相談できる場所としても、児童発達支援を行う放課後デイサービスは、欠かせない場所だと思うんです。今、全国的にも保育所の待機児童などが問題視されていますが、ここも例外ではなくて、50名近くの待機児童がいるんですよ。利用したいけど利用できないといった子どもたちが少しでも減ってほしいです。

――本当にそうですね。ちなみに、この仕事はどんな人に向いていると思いますか?

子どもが好き、子どもと一緒に遊ぶのが好き、という人なら誰でもなれると思います! それにこの仕事は、子どもたちに何かを教えるだけでなく、子どもからもたくさんのことを学べるんです。

――例えば?

そうですね、たとえば子どもたちに「言葉遣いに気をつけようね」と注意しているのに、僕がポロッと喋った言葉に対して「先生、言葉遣いに気をつけて」って逆に注意されたり(笑)。意外とわかっているけどできていないことって多いんだなって気づかされます。「いつもかっこいい先生でいたい」っていうのもそうですが、普段からお手本になる立場として「ちゃんとしなきゃ」というか、いい意味でプレッシャーになって、背筋が伸びる思いです(笑)。


時には悩みながらも、子どもたち一人一人と向き合ってお仕事をなさっている吉田さん。「子どもたちの喜んでいる顔を見るのがやりがい」という言葉からも、真摯な思いが伝わります。また取材中ずっと笑顔を絶やさずお話しされている姿がとても印象的でした。貴重なお時間をありがとうございました。

取材・文/児玉知子
撮影/柴田大地(fort)

Information

きらり・はーと旭町
住所:神奈川県厚木市旭町1丁目9-12 シャルム本厚木1F
TEL:046-265-0111

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