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特集・コラム 2022-07-21

医療事務の面接で受かるコツとは?事前準備と当日に必要なことについて詳しく解説!

医療事務の面接が決まり、緊張している方も多いのではないでしょうか。そんな方のために、事前準備と当日気をつけるべきポイントについて解説します。

基本的な面接マナーを守りつつ、医療事務ならではのアピールポイントを押していくことで採用に一歩近づくことができることでしょう。

医療医務の面接で受かるコツには大きく分けて事前準備と当日の振る舞いがある

医療事務の面接で主にチェックされるのは、必要なスキルや物事の見方・考え方を持っているかどうかという点があります。ここでは、医療事務の面接対策に必要な事前準備と当日の立居振る舞いについて解説します。

医療事務の面接で受かるための事前準備の大切さ

医療事務の面接で受かるためには、事前準備がとても大切です。事前準備では「仕事に対する考え方」と「キャリア適性」を面接官に伝える準備をしましょう。

特別な資格を必要としない医療事務ですが、性格・個性・保有スキルは人それぞれです。そのため、面接官は医療事務に適した人材かどうかを面接で見極めます。

医療事務のスタッフは、医療機関(病院・クリニックなど)の顔となる存在でもあります。くわえて正確な事務処理が必要で、患者さんの個人情報を守ることも重要な業務の1つです。

このように医療事務は、医療機関において重要な存在でもあるので面接を受ける際には仕事に対する考え方などについて応対の練習を繰り返して実施し、面接官に信頼してもらえるような準備をしましょう。

医療事務の面接で受かるための当日の振る舞いの大切さ

医療事務の面接では当日の立ち振る舞いも細かく確認されることが多いです。

医療事務では、来院された患者さんを迎え、スムーズに診療にご案内するためのコミュニケーションスキルはもちろん、予約に基づいたスケジュール管理、予定変更やクレームなど、諸事情に合わせた臨機応変な対応力など求められるスキルは多岐にわたります。

こうした医療事務の適性スキルを持っているかどうかを見極めることも面接における大切な要素でもあります。

そのため、面接志願者の当日の立居振る舞いや細かな所作やその会場で出会う関係者とのやり取りも含めて、全て面接であるということを意識して挑みましょう。

医療事務の面接で受かるコツ①事前準備

医療事務の面接で受かるコツはどのようなものがあるでしょうか。ここでは、自分自身の考え方やキャリアについて内容を事前に考え、当日の面接で答えられるような事前準備の方法について詳しく解説します。

医療事務の面接における事前準備|業界・企業研究

面接前に医療業界や医療事務関係、面接してもらう医療機関の情報を調べて業界や企業を理解することが大切です。

面接を受ける医療機関が何を強みとしていてどのような業績なのか、社風はどうか、といった情報を集めて、面接当日に志望動機と組み合わせた応対ができるとよいでしょう。

上場しているような大きな医療機関の場合、投資家向けに公開されているIR情報などを見るのがおすすめです。

このように面接を受ける医療機関について詳しく知っていることを、面接官に伝えることで「こちらに興味があるんだな」と理解しやすいので、志望意欲の高さにつながります。

医療事務の面接における事前準備|志望動機を明確化

医療事務の面接において志望動機はとても大切です。特に医療事務未経験者にとって「医療事務の何に魅力を感じたか」「就職先として、なぜ自分の医療機関を選んだのか」ということは面接官に確認されることが多いです。

また、面接を受ける受験者がどんなスキルを持っていて医療事務にどう生かしたいのかといったことを見られることもあります。

このように志望動機を自分の中で明確にしておいて、論理的に面接官に伝えられることが志望動機をアピールする上では大切です。

医療事務の面接における事前準備|履歴書・エントリーシートなどの書類作成

医療事務の面接に臨むにあたって、履歴書・エントリーシートの準備も大切です。特に医療事務ではパソコンのスキル・コミュニケーションスキルが求められることも多いので、これらがアピールできるとよいでしょう。

また、医療事務経験者の場合は過去の勤務先やそこでの経験もアピールできることがのぞましいです。

パートタイムを希望している場合は、「短い時間でも効率的に仕事をこなせる」、シニアならベテランの場合は「即戦力である」「教育者としての実績」などをアピールできると効果的です。履歴書やエントリーシートを記入する際には、誤字脱字の確認も必ずしましょう。

医療事務の面接における事前準備|事前面接対策

事前準備を行っていたとしても、実際の面接でうまく応対ができることが求められます。実際の面接でスムーズな応対をするためには、事前面接対策がとても大切です。

面接では、志望動機や医療事務に対する意識、パソコンのスキル、前職の業務内容や退職理由などをしっかりと答えられるようにしておきましょう。

そして「なにか質問は?」と聞かれたときに、簡単なものでもいいので質問するようにしてください。質問する内容は会話の中で拾った情報に対する深掘りでも構いません。内容によっては逆に質問することで熱意を伝えることもできます。

医療事務の面接で受かるコツ②当日の振る舞い

医療事務へ就職するための事前準備をしっかりしていても、当日の振る舞い方がイマイチだと採用される確率は低くなってしまいます。ここでは面接当日の振る舞いについて、到着時間や服装、コミュニケーション方法、入退出の方法といった観点から解説します。

医療事務の面接における当日の振る舞い|到着時間

医療事務の面接で大事なポイントの1つ目は到着時間です。面接会場に到着する時から面接はスタートしており、その到着時間も評価ポイントの1つになります。

早すぎても先方の準備ができていなくてバタバタしてしまいますし、遅刻はもちろんNG。医療事務の面接に行くときは10分ほど前に到着することを目安に面接会場入りを目指しましょう。

面接が始まる10分前くらいに到着することで、面接が予定時間よりも少し早くスタートできるので面接官もスムーズに進行しやすいです。また、お互いが気持ち的にも余裕を持って面接できるので、医療事務の面接に行く際には、到着時間を意識するとよいでしょう。

医療事務の面接における当日の振る舞い|服装

医療事務の面接で大切なポイントとして当日の服装もあります。「服装自由」となっているところもあるかもしれませんが、フォーマルな格好であるスーツで行くのが基本です。

髪が長い場合は後ろで束ねるなどが必要ですし、メイクは薄めにするなど、清潔感がある印象を持たれるように心がけましょう。

また、忘れがちなポイントとして爪があります。医療事務は患者様と直接やり取りする立場ですし、書類や保険証などを受け渡す際に手元に目線が集まりやすい仕事です。
そのため、面接のときから実際に採用されて勤務していると仮定し、綺麗に切りそろえて派手なネイルは避けるようにしましょう。

医療事務の面接における当日の振る舞い|コミュニケーション方法

医療事務にとって重要なコミュニケーション能力もチェックされるのが面接です。書類ではわからない人となりを実際に会話する中で確認されることが多いので、しどろもどろになったり笑顔になれなかったりしないように注意しましょう。

面接における応対のポイントとして「結論から話す」ということがあります。

志望動機などを説明する際、「〇〇で、〇〇だから、〇〇が志望動機です。」という言い方ではなく、「自分の志望動機は〇〇で、その理由は、〇〇だからです」といったように結論から伝えることが大切です。

面接官に伝えたいことが伝わるためにも質問に対しては結論から答えるようにすることで、経緯や補足説明をする際に結論がわかりにくくなることを避けられます。

医療事務の面接における当日の振る舞い|入室・退室方法

医療事務にかぎらず、面接時には面接室への入退室にもマナーがあります。会場に10分前に到着することもマナーのひとつです。

時間を守っても入退室の振る舞いがうまくできていないと、面接官にとって悪い印象になってしまうこともあります。

面接で呼ばれるのを待つ際には背筋を正して待ちましょう。次に、名前を呼ばれたらドアをゆっくりと3回ノックし「どうぞ」と言われてから「失礼いたします」と言って入室します。

その後、ドアの方を向いてゆっくりと閉じて改めて元気よく挨拶をしましょう。入室してからの注意点としては、面接官から促されるまで椅子には座らないようにすることがあります。

座ったときにカバンは自分の左側に置き、役職の高い人の名刺が上になるように置きましょう。面接が終わったら、面接官にお礼の言葉を伝えて、ドアを正面からゆっくりと開き、ゆっくり静かに閉めて退出します。

このように、医療事務に限らず面接では入退室のマナーがあるので、予備知識として理解し実践できるようにしておくことも大切です。

医療事務の面接で合格しスタッフとして活躍しよう

医療事務の面接においても到着時間や入退室、話し方、身だしなみなどの基本的な面接対応は一般的なマナーと大きな違いはありません。

その上で、医療事務だからこそ必要なコミュニケーション力やパソコンスキル、過去の実績などをしっかりとアピールすることで採用に繋げていきましょう。これらの内容を参考にしながら医療事務スタッフとして活躍しましょう。

▼引用元サイト
医療事務 – 職業詳細 | 職業情報提供サイト(日本版O-NET)

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