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特集・コラム 2022-10-25

介護職の面接で合格率を上げるには?採用・不採用になりやすい人の特徴

介護職は人手不足だとよく言われていますが、誰でも採用されるわけではありません。介護職に適性があるのかどうか、基本的なマナーがあるのかなど、面接の中でしっかりと見た上で判断されることがほとんどでしょう。

今回は、介護職の面接で合格率を上げる方法についてや、採用になる人と不採用になる人のそれぞれの特徴などについて紹介します。

介護職の面接とは

介護職の面接は、介護を必要とする人が増加しているため、介護職は面接合格率が高いといえるでしょう。しかし、介護職はコミュニケーションや人当たりが重視される傾向にあり、基本的なビジネスマナーができていない人は、不採用になる可能性が高いです。

介護職の面接では、介護の適性があるのかや、コミュニケーションスキルがあるのかどうかなど、いくつかのポイントを見て判断されます。どのような部分を見られているのかを確認し、面接に備えることが大切です。

不採用になりやすい人の特徴14選

介護職の面接で不採用になりやすい人の特徴について、14個紹介します。不採用になる理由を知ることで、事前に対策しやすくなります。面接を受ける前に、自分に当てはまる項目がないか確認してみましょう。

今まで自分では気づかなかったような部分を客観的に分析することで、見直さなければならない点に気づけることがあります。

1.遅刻して面接に来る

面接に遅刻してしまうのは、社会人としてマイナスに捉えられる行為です。面接に遅刻しないように、面接会場の場所を事前に調べたり、面接がある時間を再度確認したりしておくとよいです。

当日は早めの行動を心がけ、もしどうしても遅刻してしまいそうな時は、その時点で連絡をしておきましょう。

2.身だしなみが適切でない

身だしなみは、第一印象を左右する大切な部分です。服装や髪型がだらしないとマイナスに捉えられるので注意しましょう。特に介護職では、人との接触がある業務が多いです。

身だしなみがだらしないと捉えられると、介護の仕事を行う上で適性がないと思われるかもしれません。社会人として最低限の身だしなみを整えて、面接に挑みましょう。

3.基本的なビジネスマナーができていない

介護職では、基本的に目上の人と接しながら仕事をする場面が多いです。そのため、社会人として基本的なビジネスマナーを無視するような人は、採用されづらい傾向にあります。

いろんな立場の人と接する介護の仕事では、相手に対して失礼のない行動をしなければならないことも多いです。ビジネスマナーを踏まえた行動ができるようにしておきましょう。

4.履歴書などの書類を期日までに出さない

面接前に履歴書や職務経歴書を事前に送る必要があるときは、期日までに提出しなくては悪印象となってしまいます。期日までにしっかりと記入し、提出しておきましょう。

常識や責任感があるかどうかも、採用の判断基準となります。期日までに必要な書類を全て揃え、不備がないようにして提出することが大切です。

5.傲慢な態度や言葉遣い

傲慢な態度や言葉遣いで面接をしてしまうと、利用者や同じ職場の仲間に対しても同じような態度をとると捉えられるでしょう。人との関わりが多い介護の仕事では、言葉遣いや態度1つがクレームの原因となってしまうことも。

このようなことになりそうだと思われるような、傲慢な態度や言葉遣いは控えなければなりません。

6.志望動機に熱意がない

志望動機に熱意がないと、ここで働きたいという意思が伝わりづらいでしょう。熱意がないと捉えられてしまうと、入社したとしてもすぐに辞めてしまうかもしれないと思われる可能性があります。

ここで働きたいという思いが伝わるように、志望動機は特に熱意を込めて伝える努力をしましょう。

また、どこの事業所でも当てはまるようなことばかりを志望動機にしていると、ここにどうしても入りたいという熱意が伝わりにくくなってしまいます。応募した事業所にしかない魅力や志望動機を伝えることが大切です。

7.募集要項と条件が合わない

そもそも募集要項と、勤務時間や職種などの希望が合わない場合は、不採用になりやすいです。例えば、正社員での募集に対してパート希望で面接を受ける場合など、条件が合わないので不採用になる確率が上がってしまいます。

条件が合わないということにならないためにも、事前に募集要項をしっかりと確認し、自分自身が当てはまっているかどうかをチェックしておきましょう。

8.転職理由がネガティブ

前職に就いていた場合、そこを辞めた理由に給料が安い・人間関係がうまくいかない・残業が多かったなどネガティブなものばかりがあがると、転職先でもいろいろと不満に感じてしまうのではないかと判断されることも。

ネガティブな転職理由よりも、さらにスキルアップしたい・この事業所に魅力を感じたなどポジティブな転職理由を伝えられるようにしましょう。

9.待遇や条件面ばかり気にする

仕事に対する熱意の話はあまりなく、待遇や条件を気にする発言ばかりだと、業務よりも待遇が気になる人と判断され不採用になることがあります。待遇や条件を聞く場合は、そればかりを気にしていると捉えられないように、配慮して質問するよう気をつけましょう。

また、募集要項に書かれていて、聞かなくてもわかるような内容は何度も質問しないように注意する必要があります。

10.話が長くわかりにくい

話が長くわかりにくい場合も、相手に熱意が伝わりづらくなってしまいます。聞かれたことに対してわかりやすく説明できない場合は、面接の準備不足やコミュニケーションスキルがあまりないのではと判断されることがあります。

事前に志望動機や聞かれそうな質問に対する答えを、簡潔にわかりやすく伝える練習をすることをおすすめします。

11.清潔感が感じられない

全体的に清潔感が感じられないような場合は、身だしなみと同様、人と接する機会の多い介護職で活躍する姿を想像しにくくなるでしょう。身だしなみは、華美な印象よりも、清潔感があるかどうかを重視するとよいです。

介護従事者として活躍することをイメージし、利用者や一緒に働く従業員と気持ちよく関わるためにも、常に清潔感を意識することは大切です。

12.業界に対する興味や理解がない

介護職は、募集要項などに書かれていない場合、職種によっては介護の経験がなくても応募することができます。しかし、資格がなくても応募できるとはいえ、介護業界に対する興味や理解が全くない場合は、適性がないと判断されることもあるでしょう。

介護職の面接を受けるにあたって、経験がなかったとしても介護職に対する興味や理解がある姿勢を見せることは重要なポイントです。

13.転職回数が多すぎる

前職、前々職とあまりにも短い期間での転職回数が多い場合は、長続きしない人なのではと考えられ不採用になることも。転職回数が多い場合は、そのマイナス要素をポジティブな印象に変えられるような、前向きな姿勢を見せることが大切です。

過去の転職理由は、人間関係が悪かった・残業が多かったなどマイナスな要素があったかもしれませんが、それをそのまま伝えても好印象にはなりづらいです。

スキルアップを求めて・住む場所が変わったなどあまりマイナスに捉えられないような転職理由にすることをおすすめします。

14.質問に答えられない

面接官が質問したことに対して答えられなかった場合、コミュニケーションスキルが低いと判断されてしまうことも。さらに、事前によく聞かれる質問の答えを考える準備を怠った印象がついてしまうこともあるのです。

準備不足やコミュニケーションスキルが低い印象がつかないようにするためにも、聞かれそうな質問に対する答えは事前に準備し、答えられるようにしておきましょう。予想外のことを聞かれたときも、簡潔にわかりやすく答えることを意識して、全く答えられないという状況にならないように心がけることが大切です。

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採用になりやすい人の特徴14選

ここからは、介護職で採用になりやすい人の特徴を14個紹介します。上述した不採用になりやすい人との比較をして、どのようなちがいがあるのか確認してみましょう。

実際に介護の面接を受ける際は、採用になりやすい人の特徴をおさらいし、参考にしつつ準備するのもおすすめです。

1.丁寧で綺麗な履歴書

履歴書を提出する必要がある場合は、誤字・脱字や間違いがなく、丁寧に隙間なく書かれていると好印象です。履歴書は面接官が1番最初に目を通すものになるので、これを綺麗に仕上げておくことで第一印象をよくすることができるでしょう。

また、隙間を作らず、自己PRなどを最後まで記入しておくことで、熱意も伝わりやすくなります。

2.清潔感があり整った身だしなみ

面接に行くときは、基本的にはスーツで清潔感のある髪型で行くのがマナーです。特に指定がない場合は、そのような服装で行くとよいでしょう。サイズのあった、しわのない服装を心がけることで、清潔感や印象のよさが伝わりやすいです。

見た目の第一印象をよくすることは、面接を受ける上で大切なポイントで、好印象を与えることで採用に繋がりやすくなるでしょう。

3.応募先についてしっかりと調べている

応募先についてしっかりと調べておくことで、応募先の事業所が求める人物像や理念などが汲み取りやすくなります。また、業務内容などを入念にリサーチすることで、自分自身の特性をどのように活かして働くことができるかなども、分析できます。

分析をしっかりと行うことで面接で自己PRしやすくなり、相手に伝わるアピールができるでしょう。

4.明るくはっきりとした受け答え

一緒に長く働くことを想定したときに、明るくはっきりとした受け答えができる人はいい印象を与えることができます。明るさや前向きさは介護の仕事を行う中でも、大切なポイントです。

明るさが伝わることで、この人は利用者に明るくはきはきと対応できるだろう、とポジティブな印象で想像してもらえるでしょう。

わかりやすく端的に話せる

質問されたことに対してわかりやすく端的に話せる人だと、業務中のコミュニケーションが円滑にとりやすいことが想像できます。介護の仕事は利用者だけでなく、看護師やケアマネジャーなど、他の職種の人とも連携をとりながら働きます。

そのため、相手へ端的に言葉で伝える力が必要なのです。聞かれたことに対してわかりやすく説明できることで、好印象となるでしょう。

逆質問を事前に用意している

面接の最後に、「何か質問はありませんか?」と聞かれることが多々あります。そのため、事前に逆質問を用意して質問することで、積極的な姿勢を見せることができるでしょう。逆質問を行うことで、他の事業所ではなくここを望んで選んだという思いが伝わりやすいです。

逆質問をする際は、すでに話してもらった内容や、募集要項に書かれていることは、話を聞いていない印象や、調べて自分で考えない人という印象になってしまうので避けましょう。

さらに介護職の転職の成功率を高めるには

さらに介護職で転職の成功率を高めるには、介護関連の資格を取るなどもおすすめです。応募する事業所でメリットになるような資格の取得が、転職の成功率を高めやすくするでしょう。

転職後に働きながら取得できる資格もたくさんありますが、事前に専門的な知識を身に着けておくことで、最初から即戦力として働けることをアピールできます。

事前準備を怠らずしっかりと用意して面接に挑もう

今回は、介護職の面接で合格率を上げるにはどうしたらよいかについて紹介しました。基本的なマナーや清潔感など、面接のときだけでなく、介護職で働く上でも大切なポイントがたくさんあります。

採用・不採用になりやすい人の特徴を理解し、事前準備を怠らずしっかりと用意することが重要です。万全に準備を行い、希望の事業所に採用してもらえるように取り組みましょう。

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