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特集・コラム 2022-10-16

介護職は将来性がないのか?知っておきたい今と未来|仕事のやりがいも紹介

介護職の将来性を考え、今からでは遅いのではないか、またはやりがいを感じられるか不安、という方もいるのではないでしょうか。そこで、介護業界と日本社会の現状から、介護職の将来性について見ていきましょう。

さらに、介護職のやりがいや、資格・経験が必要かどうかについても解説します。介護の仕事に興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください。

介護職は将来性がないのか?知っておきたい介護職の今


介護職は将来性を心配する方が多く、労働環境や賃金などを不安視する声も多いようですが、実際の介護職はズバリ将来性があります。介護職の現状をおさえておきましょう。

介護を必要とする人数が年々増加している

令和2年の調査では、日本の65歳以上の人口は3,619万人でした。この高齢者人口が日本の総人口に占める割合(高齢化率)は、昭和45年に7%を超え、平成6年は14%だったものが、なんと28.8%に上昇しています。

長生きする高齢者が増えているということは、それだけ介護を必要とする人数も増えている・介護の需要が拡大していることになります。

人手不足が深刻である

介護を必要とする人数が増えているなかで、働き手は常に足りないという状況です。

高齢者は増加する一方、少子化によって若者の数は減っており、家庭で介護ができない場合に施設などに預ける必要性が出てくることから、今後も介護職員の需要は減らないと予想されています。

雇用環境や賃金などの待遇は改善されつつある

実際の介護現場では、正社員やパート勤務など働き方の自由度が高いほか、賃金も徐々に上がっています。職場によっては、研修や資格取得のサポートに力を入れているところもあり、スキルアップやキャリアアップを目指しやすいです。

政府からの支援もあり、経験やスキルに応じて処遇改善加算がおこなわれることなどから、既存職員の勤続意欲も高まっているといわれています。

今後も改善が期待されている

介護を必要とする人数が増加している・人手不足が深刻である・少子高齢化が加速していることなどから、介護職に就く人への待遇はまだまだ改善される見込みがあります。

介護職は、初心者や無資格者でも始められる業種です。より働きやすい環境を整備していくことにより、離職を減らしたり、新しく就職する人員を増やしたりすることにつながっていくと考えられます。

これからどうなる?介護職の未来


待遇改善や政府からの支援が拡大しているなかでも、常に深刻な人手不足の問題を抱えている介護業界。

働き手だった団塊の世代が2025年に75歳を迎え、日本全体の人口の30%が高齢者になるとされている(「2025年問題」)なかで、介護職はこの先どうなっていくのか知っておきましょう。

国からの支援が拡大し職場環境の改善が見込まれる

”国と地域が二人三脚で、「参入促進」「資質の向上」「労働環境・処遇の改善」を進めるための対策”として、国を挙げて研修の実施や評価制度の設定、多様な働き方導入モデル事業などの取り組みをおこない、働き手の定着を図ります。

このような行政の支援により介護職の職場環境が向上していき、将来にも明るい兆しが見えてくるのではないでしょうか。

ICTやAIの導入により人手不足の緩和・業務量の軽減を目指す

ICTやAIが介護現場で実用化されてきて、業務量の軽減化を目指せるとともに、労働者が足りなくても現場を回せるような仕組み作りがおこなわれています。

介護職員の身体的な負担が減るため、これまで以上に質の高い介護サービスの提供につながることも期待されています。

介護業界の需要は拡大し続ける

介護業界の需要の拡大は避けられません。そのぶん、年齢や性別、学歴などに関係なくキャリア形成が可能で、資格取得のための支援もさらに広がっていくことが見込まれています。

これから介護職に就きたいと考えている方はもちろん、介護職に進むかどうか迷っている方も、将来性は十分にある仕事なのでぜひチャレンジしてみてください。

介護職のやりがいとは?肉体労働だけど辛くない?


介護業界は、働く環境や待遇が改善されたとしても、実際のところ仕事のやりがいはあるのでしょうか。利用者のサポート業務は、とてもハードそうに感じられ、肉体労働のイメージもあります。

そこで、実際に働く現場の方がどんなやりがいを感じているのかを見ていきましょう。

感謝の言葉をもらえる

利用者だけでなくその家族からも「ありがとう」「助かった」と感謝されることで、「この仕事をやっていてよかった」と感じる人が多くいます。お礼の言葉や利用者・家族の笑顔に直接触れることで、ますます頑張ろうというやる気にもつながるでしょう。

介護の知識が蓄えられる=手に職をつけられる

介護に携わって現場で知識と経験を積むことにより、手に職がつきます。キャリアアップにつながり、資格を得ることでさらに活躍の幅が広がっていき、給与アップも見込めるので、やりがいを得やすいでしょう。

また、万が一介護職を辞めても、将来自分の身内に介護が必要になった場合に経験を活かすことができます。

人生の先輩からの学びが多くある

介護職では、人生の大先輩である高齢者と接する機会が多いです。

長い人生のなかで、楽しいことや嬉しいことばかりでなく、失敗・苦労などいろんな経験をしてきた利用者と対話をすることにより、未知の知識や生活の知恵などの学びを得られ、人間としての器の大きさまでも直に触れ、学ぶことができます。

介護職に就くには資格は必ず必要なのか?


知識も経験もなくても介護の仕事に就けるのか、資格は必ず必要なのかが気になっている方も少なくないのではないでしょうか。実は、仕事内容によっては資格が不要な場合もあります。詳しく見ていきましょう。

介護の仕事は”身体の介助”と”生活のサポート”

介護の仕事は主に、食事や排せつ、入浴などの「身体的な介助」と、買い物や食事の支度、洗濯や掃除などの「生活のサポート」の2つがあります。利用者の体に直接触れる「身体の介助」をおこなう場合は、資格を取得するか有資格者の監督が必要です。

無資格・未経験からでも始められる

介護業界は、資格や経験がまったくない人でも飛び込むことができます。

身体の介助とは違い、生活のサポートは資格を持っていなくても可能な業務です。仕事を始めてから仕事と勉強を並行しながら資格を取り、徐々にできる仕事を増やしていって、キャリアアップを目指す人も多いのが介護業界の特徴といえます。

年齢や性別に左右されることなくキャリア形成が可能

人手が足りない職業であるため、経験を積んでからでも資格の取得やキャリアアップを目指すことができます。家庭と両立しやすいことから、比較的女性職員が多いですが、身体を支えたり介助したりといった力仕事があるため、男性の需要も高いです。

将来性のある介護職にこそやりがいを見出せれば未来は明るい


環境や待遇の改善にも将来性がある介護職だからこそ、きっと自分に合った働き方が見つけられることでしょう。やりがいを見出すことができれば、ゼロからの介護職でも未来は明るいといえます。この機会にぜひ、介護業界に足を踏み出してみてはいかがでしょうか。

引用元
令和3年版高齢社会白書(全体版)
調査報告 | 介護労働安定センター
令和3年度 介護労働実態調査結果について
福祉・介護職員の処遇改善 |厚生労働省
2025年に向けた介護人材にかかる需給推計(確定値)について
今後の高齢者人口の見通しについて
介護人材確保に向けた取り組みについて | 厚生労働省

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