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特集・コラム 2023-05-02

介護の仕事でやりがいを感じるのはどんなとき?介護の魅力や向いている人を紹介

介護職に就くことを検討しているが、体力に自信がない・利用者とうまくコミュニケーションをとり、満足されるサービスを提供できるかなどを不安に感じる方もいるかもしれません。その不安を解消するために、仕事のやりがいや魅力から介護職の良さを知りましょう。

今回の記事では、介護の仕事でやりがいを感じるときや魅力、向いている人の特徴を紹介します。ぜひ参考にしてください。

介護職でやりがいを感じるとき


介護は、利用者の身体に直接触れながら身の回りのお世話をすることが主な仕事であり、身体に負担がかかります。そのため、重労働のイメージを抱いている方もいるかもしれません。

しかし、介護職の多くにはたくさんのやりがいも存在します。介護職として働くうえで、やりがいを感じることのなかから代表的な3つを紹介します。

1.利用者やその家族から感謝されるとき

介護施設や事業所は、なんらかの理由でひとりで日常生活を送ることが困難になり、介助を必要とする方が利用します。介助を受けることは、利用者だけでなく、その家族も不安や心配があります。

介護の仕事は、利用者やその家族が安心してサービスを受けられるように勤めなければいけません。サービスに満足すると、利用者やその家族から感謝の言葉をもらうことでしょう。そういったときに、仕事のやりがいを感じるはずです。

2.利用者の回復していく様子を見たとき

介護は、主に生活全般を支援して、利用者が日常生活を自立して送れるようにすることが目的です。

介護を利用する方のなかには、ひとりでの食事や入浴などが難しく、サポートを必要としている場合があります。サポートを通じて、利用者が徐々に回復していく様子を見ることは、介護職員にとってやりがいを感じる場面でしょう。

3.知識を学んで自己成長していることを感じたとき

介護職を長く経験することで、専門知識や知識が身についていきます。その過程で、自身が成長していることを実感して、やりがいを感じることもあるでしょう。

また、介護サービスの利用者は、主に高齢者です。人生を長く経験している方とコミュニケーションをしていくなかで、仕事のことや私生活など、自分の人生に役立つものを得られるヒントになるかもしれません。

介護職の魅力4つ


介護職は、主に身体的介助を行うため、身体に負荷がかかってしまいます。体力に自信がない方は、介護の仕事に就くことが不安になるかもしれません。しかし、介護職には肉体的負担が軽く感じるような魅力もたくさんあります。介護職の魅力を4つ紹介します。

1.年齢や性別に関係なく働くことができる

介護職は、年齢や性別に関係なく、幅広い年代が活躍できることが魅力のうちのひとつです。また、介護施設や事業所のなかには、無資格・未経験でも応募が可能な求人もあります。そのため、介護職は、比較的始めやすい仕事といえるでしょう。

介護職に就くことを検討している方のなかには、家事や育児などと両立したい場合もあることでしょう。就職する施設や事業所によって働き方は異なりますが、シフト制である場合が多いため、比較的時間の融通がききます。そのため、介護職は両立できる可能性が十分にある仕事です。

2.需要が高く比較的に安定している

日本では、将来高齢者の数が増えることが予測されており、介護の需要が高まる見込みです。さらに、日本は、現状では介護人材が不足しているため、人材確保の取り組みも行われています。

これらのことから、介護職は売り手市場が続くと考えられます。そのなかで、資格取得やスキルを高めて、自身の価値を高めておくことで、長く介護業界で働くことができるでしょう。

3.介護知識やスキルが身に付く

介護職は、日々の業務のなかでさまざまな知識やスキルを得ることができます。それらを身につけることで、利用者が満足するサービスを提供できるほか、介護職員として自分自身の能力を高めることができます。

また、身内が介護を必要としたとき、サポートができることも魅力でしょう。

4.キャリアアップのチャンスがある

介護職は、キャリアアップができる仕事です。経験を重ねるほか、介護に関連する資格を取得することで、キャリアアップとともに給料アップが期待できます。

資格については、国家資格である介護福祉士をはじめとして、ケアマネージャーや社会福祉士など、数多くの資格があるため、キャリアプランを考えたうえで資格を取得するといいでしょう。

介護職の仕事に向いている人


これから介護職を目指す方にとって、自分が介護職に向いているかどうかは、気になるポイントかもしれません。介護の仕事に向いているのはどのような人なのか、特徴を3つ紹介します。

1.コミュニケーションなど人と接することが好き

介護の現場では、身体的な介助が主な業務となるため、利用者と接する場面が多くあります。介護職員は、安全かつ適切にサポートをするために、利用者のその日の体調や生活に支障をきたしていることを知っておかなければいけません。

それらの情報を知るためには、利用者との日々のコミュニケーションが欠かせません。また、介護は身体面のサポートだけでなく、利用者の精神面のサポートをする必要もあるため、人と接することが好きな人が向いているでしょう。

2.視野が広く気配りができる

コミュニケーションなど人と接することが好きな人が介護職に向いていますが、単に会話をするだけではいけません。

介護の目的である利用者の自立を達成するためには、適切なサポートをする必要があります。適切なサポートを行うために、視野を広くもち、利用者に行うべき支援を見極める必要があります。また、利用者が不安にならないように、気配りができることも大切です。

3.学習意欲が高い

介護職は、無資格や未経験でも始めることができますが、その後に知識やスキルを習得することが、利用者へよりよいサービスを提供するために大切です。介護業界は、制度のしくみや健康・医療など、幅広い知識が要求されます。そのため、日々継続して勉強できる学習意欲の高い人が向いているといえるでしょう。

介護職に向いている人の特徴を3つ紹介しましたが、介護を通じて人の役に立ちたい・サポートをしたいという気持ちも大切です。前向きに挑戦してみてください。

やりがいを感じなくなってしまう原因


介護職は、ひとりで日常生活を送ることが困難な方をサポートする素晴らしい職業です。やりがいや魅力が多くある一方で、やりがいを感じなくなってしまうことも少なからずあります。介護の仕事でやりがいを感じなくなってしまう原因について紹介します。

職場の人間関係

介護の現場では、人と接する機会が多いため、人間関係でトラブルになることがあります。これは、利用者との関係だけでなく職員同士でも当てはまります。

たとえば、利用者のサポートがうまくいかず、お互いにストレスを感じてしまったり、職員同士の共有がきちんとできず、利用者に迷惑をかけてしまったりするなど、さまざまな原因が考えられます。

このようなトラブルが頻繁に発生すると、仕事に対する意欲が低下してやりがいを感じなくなるかもしれません。

業務が忙しい

介護の仕事は、利用者の介助だけでなく、その家族から受ける相談に対応したり、事務作業が発生したりするなど、たくさんの仕事を抱えています。職員の数が十分に在籍している介護施設や事業所であれば、比較的業務の負担はへりますが、そうでない場合は、ひとりの業務量が多くなってしまいます。

業務をこなす量が多くなってしまうと、給与が見合っていない、プライベートな時間が持てない、疲れが取れないなどから不満を感じてしまい、やりがいを感じなくなってしまうかもしれません。

やりがいを感じられなくなったときの対処法


介護職はたくさんのやりがいを感じる一方で、職場の人間関係や業務が忙しいなど、やりがいを持てなくなってしまうこともあるかもしれません。介護の仕事を続けていくためには、モチベーションは大切な要素です。

そこで、やりがいを感じなくなってしまったときの対処法を紹介します。

介護業界で働く目標を再確認

長く働き続けて慣れてくると、毎日の仕事がルーチンワークになりやすいです。日々の業務を繰り返すしていくなかで、やりがいを見失ってしまったときは、初心に返って目標を再確認するといいでしょう。

介護業界で働きはじめる際に立てた目標のほか、働いていくなかで嬉しかったことや達成できたことを振り返ることで、気持ちが整理され、モチベーションを高めることができるはずです。

資格を取得して視野を広げる

仕事の現状に満足していない場合は、資格を取得するなど、新しく試みることもいいでしょう。介護関連の資格は多く、それぞれに特徴があり、学べることが異なります。また、資格を取得することで、資格手当などがついて給料が上がるチャンスにもなります。

もしも、まだ資格をなにも取得していないという方は、資格に挑戦してみることをおすすめします。

介護は利用者からの感謝だけではなく自己成長できることが魅力


介護職は、主にひとりで日常生活を送ることが困難な方へ対してのサポートを行う仕事です。利用者を支援していくなかで、回復していく様子や利用者の笑顔や受ける感謝の言葉は、やりがいを感じモチベーションアップになることでしょう。

また、日々の勉強で介護職に必要な知識を得られるとともに、利用者とのコミュニケーションでは、人生にとって大切なことを学ぶこともできます。

介護の仕事は、大変な部分があるものの、自己成長できる素晴らしい職業です。迷っている方も、前向きに介護職へ挑戦してみてはいかがでしょうか。

引用
厚生労働省:令和4年高齢社会白書
厚生労働省:介護人材確保に向けた取り組み

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