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介護・看護・リハビリ 2020-05-01

デイサービスで働く職員の年齢について

デイサービスで働く職員の年齢が利用者の方々にとって意外と重要であることは知っていますか。なお、職員の年齢を考える時に、それが利用者としての時の意見と、働く側からの意見で内容は変わってくるでしょう。今回は、デイサービスの職員の年齢について、様々な角度から考えてみたいと思います。これからデイサービスの職員として働く場合の参考にしてみてください。

利用者からみた職員の年齢に対しての意見とは

利用者からすると、デイサービスの職員の年齢は若い方が良いという意見があります。もちろん、年配のベテラン職員の方が、経験も豊富で、実際の利用者と年齢も近いので、話が合うことも、若い職員と比べると多くなります。若い職員がいると利用者からすると、その一生懸命に働いている姿を見るのが気持ちよくて良い、という意見もあります。やはり、自分が昔そうだったように、若い職員には、人生経験豊富な先輩として、意見をすることができます。

一方で、少しベテランの職員になってしまうと、利用者は素直に従うことになりますが、若い職員がいると少しでも上から目線で接することができるのは、おせっかいをしているようで、元気が出るようです。また、若い職員が多いことによって、デイサービス施設自体が活気に溢れるので、利用者側からすると気持ちよく利用することができます。利用者側からすると若い職員がいることも、重要視をするそうです。

職員の年齢バランスが良いデイサービス施設にすること

デイサービスの利用者からすると、若い人ばかりでもなく、年配者ばかりでもない、年齢層はバランスの取れたデイサービスの施設の受けが良いそうです。

若い職員がいれば、孫のようにかわいがってあげることができますし、それこそ孫に話しかけるように気軽な世間話も楽しめます。一方で、ベテランの人がいれば、気持ちが不安定になっている利用者にとっては頼りがいがあります。その場合、利用者に寄り添って、緊張や不安を取り除いてあげることができて、レベルの高い介護をしてあげることができます。経験も多いので、シーツやおむつ替えも上手に行ってくれるのです。

つまり、年配の方のベテラン職員と若い職員が同時に在籍するデイサービスは受けが良いと言えます。介護技術や介護の知識は日々進化していきます。新しい若い職員が入ってくることによって、ベテラン職員にとっても刺激になります。

デイサービスの職員、年齢の実態とは?

デイサービスの施設では、若い職員が多い現場が比較的多い傾向にあります。ベテラン職員よりも若い職員の方が、体力に余裕があることが理由の一つに挙げられます。デイサービスは、場所にもよりますが、介護という職業柄、体力勝負の場所が多いのが特徴だからです。

40代や50代になると、特別養護老人ホームなどの体力勝負のハードな施設を経験している人でないと、長続きしない原因になってしまいます。そのため、若い職員の他は、施設長と送迎のドライバーくらいしか年長者しかいないデイサービスも多くあります。

また、介護業界では、勤続年数を重ねて、さらに資格取得をすることによって、給料を上げることができます。施設側としても、知識や経験が豊富な介護職員には、待遇を良くする必要があります。また、勤続年数が長い職員が増えれば、その分人件費も上がってしまうので、経験の浅い若い職員を雇用して研修から育てるという会社も少なくはありません。

利用者側としては、若い人が多いデイサービスの施設では、まるで孫のように接することができるので、若い職員をデイサービスに配置するのも一つのアイデアでしょう。また、逆に若い職員が、施設の職員だけでなく、利用者に対しても刺激を与えてあげることができます。若い職員ばかりではなく、またベテランばかりでもない、年齢層にバランスが取れた介護施設が良いでしょう。

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