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介護・看護・リハビリ 2020-05-15

デイサービスでのアルバイトとは

求人が多いデイサービス業界でアルバイトをしてみたいと考えている人も多いかと思います。午前中から午後にかけて高齢者を預かり、食事や入浴のお世話や、レクリエーションや機能訓練などをするデイサービスは、利用者も比較的介護度の低い人が多く、介護業界の間では仕事のしやすい職場です。

デイサービスは未経験や無資格でも働けるため、介護業界の仕事に興味がある人の最初のアルバイト先としても適していると言われています。今回はデイサービスでアルバイト求人状況とその仕事内容についてご紹介いたします。

デイサービスの現状と求人状況

デイサービスとは在宅高齢者のための介護施設で、通称「通所介護」とも呼ばれており、施設によって違いますが、大体午前10時から午後4時くらいの間、利用者を預かって食事や入浴をさせたり、自立した生活が送れるようにリハビリや機能訓練を施したり、レクリエーションで楽しませたりします。

一人暮らしのお年寄りや、家族と同居しているお年寄りで、日中一人になってしまう人や、家族にできるだけ迷惑をかけたくないと考える人などが、気軽に外出できる場所としてデイサービスの利用者は増加傾向にあるので、デイサービスの数もどんどん増えています。

デイサービスには人員基準が定められており、管理者、生活相談員、看護職員、介護職員、機能訓練指導員が1名以上配置されていなくてはいけません。それ以外の職員は、資格などは必要なく、介護初心者でも勤務が可能です。介護業界は常に人手不足で悩んでいますが、特にデイサービスの多くも人手不足なので、正社員だけでなくアルバイトやパートの求人も、他の介護施設と比較するとかなり多いのが現状です。

デイサービスのアルバイトの仕事内容

デイサービスの仕事内容は、利用者の送迎や食事、入浴のお世話、レクリエーションや機能訓練、リハビリなどが主です。機能訓練などは一人一人の要介護度に合わせたものになるので、細かな指導や計画が必要となってきますが、こういった機能訓練計画やリハビリ計画は機能訓練指導員が行ってくれますので、アルバイトは機能訓練指導員の指示に従って介助を行うことになります。アルバイトが任される仕事は、各施設によっても違いますが、正社員のスタッフの指示に基づいて行う業務やサポート業務が多いのが普通です。

利用者の介護度は様々ですが、デイサービスに通える高齢者は要介護度の低い人が多いため、大変な介護を必要とする人は少ない傾向にあります。一番大変な仕事は入浴介助だと言われており、こちらは力仕事なので体力が必要です。

また、デイサービスは送迎が必ずあるため、送迎ドライバーのニーズが高く、アルバイトでも車での送迎を任されることもあります。そのため、運転免許はあったほうが採用の際に優位になります。デイサービスでのアルバイトは、利用者とのコミュニケーションはもちろんのこと、介護福祉士や機能訓練指導員など他の社員とのコミュニケーションが重要です。人付き合いが苦手な人にはやや向かないかもしれません。

派遣と直接雇用、アルバイトするならどっち?

デイサービスでのアルバイトですが、施設に直接雇用してもらう方法と、派遣会社を通して働く方法があります。一般的には派遣会社を通したほうが時給は高く、一見すると派遣のほうがいいような気がします。

ですが、派遣社員を採用する場合は即戦力として期待されていることがほとんどです。全くの未経験でうまく仕事を進められない場合は、すぐに契約を打ち切られてしまう恐れがあります。また基本的には給与が安いアルバイトの採用の目処が立った場合にも契約を打ち切られます。
さらに、派遣社員の時間外手当はかなり高くなってしまうため、時間が来ると作業の途中でも帰らなくてはいけなかったり、業務後の会議などにも出席できなかったりして、疎外感を抱いてしまうということもあるようです。

直接雇用は派遣に比べると職場の一員として迎えられるので、仕事や職場に慣れてくれば責任のある仕事を任せてもらえたりと、やりがいは派遣社員よりも感じることができるでしょう。また、希望すればそのままデイサービスで正社員として採用してくれるところも多いです。

デイサービスのアルバイトは、週に1回、1日4時間ほどからOKというように、かなりフレキシブルな職場も多く、子育て中の主婦の人にも人気です。デイサービスのアルバイトが続かなかったという人のほとんどは、職場での人間関係に問題があったという人が多い傾向です。人とのコミュニケーションが得意な人にはかなり理想的なアルバイト先となるでしょう。

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