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ヘルスケア 2021-03-01

【もっと知りたい「ヘルスケア」のお仕事 Vol.23】ヨガインストラクター 西林さきさんが「この道を目指したきっかけ」

ヘルスケア業界のさまざまな職種にフォーカスし、その道で働くプロにお仕事の魅力や経 験談を語っていただく『もっと知りたい「ヘルスケア」のお仕事』の企画。

今回はヨガインストラクターとして活躍する西林さきさんにインタビュー。元々は福祉職に携わろうと考えていたという西林さんが、ヨガインストラクターの道に進んだきっかけと、フリーランスで多岐に渡って活躍されている現在に至るまでの経緯をお聞きしました。

教えてくれたのは…

ヨガインストラクター 西林さきさん

2015年からフリーランスのヨガインストラクターとして関東圏を中心に活動をスタート。ヨガにおけるメンタルケアの側面に着目し、マインドフルネスやリストラティブヨガについて学ぶ。現在は大学時代に学んでいた福祉とヨガを結びつけたレッスンを、赤ちゃんから高齢者までの全世代に向けて発信している。その他、大型イベントやメディア等への出演、企業講演も務めるなど幅広く活躍中。
Instagram:@sakiyoga1206
YouTubeチャンネル:さきヨガちゃんねる

ヨガと福祉を掛け合わせた新たなアプローチを発見し、フリーで活動をスタート

―始めに、西林さんの現在の活動内容について教えてください。

これまでは1日あたり2〜3本のレッスンを週5回ほど受け持っていましたが、現在は新型コロナウイルスの影響もあり、オンラインサロンの運営と、YouTubeでの動画配信をメインに行っています。加えて、企業さんからイベントの講師のお話をいただいたときなどは、全国に足を運ぶこともあります。

―では、西林さんがヨガインストラクターを目指されたきっかけを教えてください。

元々は大学で児童福祉を学んでいて、卒業後も福祉施設へ就職することが決まっていたんです。けれど、お給料面でどうしても悩ましい部分があり、急遽一般職で就職活動をすることに決めました。一般職での就活準備をしていなかったため、企業の情報収集や面接対策の面でも他の就活生より遅れを取っていたので「そのままの自分をアピールできることは何だろう?」と考えたときに目に留まった会社が、とあるヨガの企業さんでした。そのときはヨガの知識はおろか、やったこともなかったのですが、元々幼少期からダンスを習っていたことに加え、大学でも子どもにダンスを教えた経験があったので、ヨガならばこれまで自分がやってきたことが活かせるのではないかと思い、その会社を志望して正社員で入社しました。

―そこからどのようにして現在に至ったのでしょうか?

私が入社した会社は研修制度がものすごく整っていたので、一からたくさんのことを学ばせていただくことができ、お陰様で仕事にも日々充実感を感じていました。しかし、小さいころからの夢でもあった福祉職への想いを捨てきれない部分もあり、自分のやりたいことができていないというもどかしさも心のどこかで感じていたので、結婚などのライフイベントが自分の身に起きたり、経済的に余裕を持てるようになったり…。いずれは福祉のお仕事に転職しようと考えていました。

そんなときに、私のクラスを受けに来てくださっていたある生徒さんから、震災やDV(暴力)などによって心に傷を受けた人たちに向けたヨガのプログラムがあるというお話をお聞きしたことがきっかけで「『ヨガ』と『福祉職』を掛け合わせて新たなアプローチを行うことができるのでは?」と気付きました。加えて、ヨガと福祉の両軸から発信することは私にしかできないことだとも思い、すぐに、当時の上長に退職の相談を持ち掛けました。すると有り難いことに背中を押していただけ、無事前職を円満退社してフリーランスで活動を始めました。

まずはSNSのフォロワーを増やすことからスタートしました

―独立後はどのようにしてご自身の存在を広めていかれたのですか?

今はSNSを通じて企業さんなどからオファーが来ることも多い時代なので、フリーランスになるからにはSNSをより活用していかなければならないと思っていました。そのためにまずは、企業さんがオファーする際の判断基準のひとつでもある「フォロワーの母数」を増やそうと思い、独立前の段階から、サロンモデルをしたときの写真や、自分がかわいく撮れた写真などを「Instagram」にひたすら投稿していました(笑)。そこからフォローしてくださる方が少しずつ増えてきたところで、ヨガにまつわる内容や、自分がヨガインストラクターとして今後伝えていきたいことを発信するようにしました。

結果として一定数のフォロワーを獲得できたことで、独立後にお仕事のお話をいただけることにも繋がったので、当時の私の行動は間違ってなかったと今でも思っています。

加えて、約1年前から企業さんとタッグを組ませていただきながらYouTubeも始めました。チャンネルを開設したてのころは、登録者数を一定の数まで増やすために、約3ヶ月間毎日投稿をし続けました。今は週1回を撮影日に当て、週4回のペースでアップするようにしていますが、ネタを考えて発信するというベースは今も変わらず続けています。

―では、フリーランスで活動してみて感じたことを教えてください。

フリーランスがよいと感じるかどうかは人それぞれだと思いますが、私は仕事のスケジュールや方向性を自分で決めて動きたいタイプなので、フリーランスの方が合っていると感じています。それに自分がやりたいと思って決めたお仕事は、ストレスを感じることなく精進できるので、例えどんなに忙しいときでも必ずやり遂げることができるんです。フリーランスはずっとオンでもあるしオフでもあるという独特な感覚なので、仕事のスイッチを自分の中できちんと切り替えられる人は、フリーランスに適しているんじゃないかと感じています。

―西林さんが積極的に力を入れている「オンラインレッスン」のメリットはどんなところですか?

これまでは「ヨガはスタジオに出向いて行うもの」というイメージが強かった印象ですが、オンラインレッスンが普及したことにより「ヨガはオンラインでもできるもの」という新たな可能性が広まったのは大きなメリットだと感じています。加えて、今まではスタジオに通うことが難しかった方たちも参加しやすくなったのも嬉しいですね。オンラインレッスンは自宅から参加できるので、レッスンが終わったら、そのまま寝落ちしてしまう生徒さんもいらっしゃったりといったオンラインならではのエピソードも(笑)。そして後日「ヨガのおかげで熟睡できました」というメッセージをいただき、私までほっこりした気持ちにさせてもらっています。

―お仕事の日の1日のタイムスケジュールを教えてください。

「帰宅後、一息つける時間になってからヨガを行いたい」という生徒さんからの要望にお応えして、今は夜の時間帯をメインにオンラインのレッスンを行っています。新型コロナウイルスの影響もあり、今は自宅で仕事を行う機会も増えていますが、1年ほど前から猫を飼い始めたこともあり、お家でも充実した時間を過ごしています(笑)。

大学時代に学ばれていた福祉と絡めながらヨガインストラクターとして活動している西林さん。貴重なお話をたくさん伺えました! 次回は西林さんがヨガインストラクターとして大切にしていることや、これから同じ道を目指す人たちへのアドバイスをお届けします。

▽#2はこちら▽
【もっと知りたい「ヘルスケア」のお仕事 Vol.23】ヨガインストラクター 西林さきさんが語る「ヨガインストラクターとして大切なこと」>>

取材・文/小沼奈央(レ・キャトル)
撮影/岩田 慶 (fort)

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