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介護・看護・リハビリ 2021-05-27

ペットボトルを使って遊ぶ!『生け花』と『開けたら閉めて』【介護レクリエーションvol.23】

現場で役立つレクリエーションのアイディアをご紹介する「介護レクリエーション」。

今回は、ペットボトルを使った『生け花』と『開けたら閉めて』というレクリエーションをレクリエーション・インストラクターの大野孝徳さんに教えていただきました。

「『生け花』は、折り紙の花と割りばしで作った花を、ペットボトルに立てていくゲームです。一方の『開けたら閉めて』は、2人1組で協力しながらペットボトルのキャップを開け閉めしていきます」(大野さん)

では『生け花』と『開けたら閉めて』を行うにあたって必要となる動作と、それらを行うことによって期待できる心身面の効果とは?

「どちらも手を『握る』『動かす』動作が必要となります。どちらも自立した日常生活を送るために不可欠な動作であり、年齢を重ねても持続して行えるようにしておきたい動作です。手指・腕の運動になることに加え、思考力・認知力を養うことも期待できるゲームになっています」(大野さん)

それでは早速、『生け花』と『開けたら閉めて』の遊び方をご紹介します。

生け花

【対象者】手指の可動がある方であればどなたでも可能
【レクの目的】手指・腕の運動、思考力・認知力のトレーニング
【人数】2人以上
【実施に好ましい場所】ホール
【必要な道具】ペットボトル10本以上(サイズは大小豊富に取り揃える)、準備したペットボトルが隙間なく入る大きさのダンボール(もしくはカゴ)2個、割りばしの花20本程度、記録用のホワイトボード、参加者が使用する机と椅子など
【制限時間】5分〜
【レクリエーションの内容】ダンボール箱の中に詰めたペットボトルに、紙の花をつけた割りばしを立てていくゲームです。

レクを始める前の準備

・スタッフは、ダンボール箱2個に準備したペットボトルをキャップ(ふた)なしで同じ本数詰めておきます。ペットボトルは、大小さまざまなサイズを織り交ぜながら隙間なく詰めることがポイント。そうすることで箱の中でペットボトルが動くのを防ぐことができます。ペットボトルを詰め終えたら各チームのテーブルの上に配置しておきましょう。
・スタッフは、15cm四方の折り紙と割りばしを使ってゲームで使用する花を20本程度作ります。

花の作り方

1.三角形に折った折り紙の両端を内側に折り、折った部分が広がらないようにのりでとめます。
2.1の裏面に割りばしをつけ、セロハンテープでとめたら花の完成です。

遊び方

1.同じ人数になるように参加者を2チームに分け、チームごとに2名1組のペアを作ります。最初のペアはスタッフから1人5本ずつ花を受け取り、ペットボトルが入ったダンボール箱が置かれているテーブルの前に座ります。
2. スタッフは「割りばしには、きれいな花がついています。これをペットボトルの花瓶に1本ずつ生けていきましょう」と、参加者にルールを説明しましょう。
3.スタッフの「よーいドン」の合図が聞こえたら、参加者はペットボトルの口に生け花を1本ずつ入れていきます。
4.より早く全ての花をペットボトルに入れることができたチームの勝ちとなります。
スタッフはホワイトボードなどに勝敗を記録しておきましょう。
5.2番目以降のペアも34を繰り返し行い、最終的に勝利数の多かったチームの勝ちとなります。

進め方のコツ

・箱には500mL、1L、2Lなどさまざまなサイズのペットボトルを詰めて高低差を出すようにしましょう。
・ゲームで使用する花は参加者に作ってもらうと、より一層ゲームが盛り上がります。

開けたら閉めて

【対象者】三指(親指、人差し指、中指)の可動が出来る方
【レクの目的】手指・腕の運動、思考力・認知力のトレーニング
【人数】2人以上
【実施に好ましい場所】ホール
【必要な道具】ペットボトル10本以上(サイズは大小豊富に取り揃える)、ペットボトルが隙間なく入る大きさのダンボール箱(もしくはカゴ)2個、参加者が使用する机と椅子、記録用のホワイトボードなど
【制限時間】5分~
【レクリエーションの内容】ペットボトルのキャップ(ふた)を開け閉めするゲームです。

レクを始める前の準備

・スタッフは、ダンボール箱2個にキャップの付いたペットボトルを同じ本数詰めておきます。ペットボトルは、大小さまざまなサイズを織り交ぜながら隙間なく詰めることがポイント。そうすることで箱の中でペットボトルが動くのを防ぐことができます。ペットボトルを詰め終えたら、各チームのテーブルの上に配置しましょう。

遊び方

1.同じ人数になるように参加者を2チームに分けます。各チーム2名ずつ前に出て、チームごとにテーブルの前に座ります。
2.スタッフの「よーいドン」の合図が聞こえたら、各ペアのどちらかがペットボトルのキャップを開け、もう1人にキャップを渡します。

3.箱の中のペットボトルのキャップを全て外したら、今度はペットボトルのキャップを受け取っていた人がキャップを閉めていきます。
4.より早く全てのペットボトルのキャップを閉めることができたチームの勝ちとなります。スタッフは勝敗の記録をホワイトボードなどに記録しておきましょう。
5.参加者全員がゲームをやり終えるまで13を繰り返し、最終的に勝利数の多かったチームの勝ちとなります。

進め方のコツ

・ダンボールの中のペットボトルは、箱の中で動いたり不安定にならないよう、隙間なくきっちり詰めることがポイント。隙間をなくすことでペットボトルが固定され、参加者がキャップを開け閉めしやすくなります。

アレンジ

・苦戦している参加者が多い場合は、ひとまわり小さいダンボール箱を用意し、ペットボトルの本数を少なくして手指への負担を軽くしてあげましょう。

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ペットボトルを箱に詰めるときは、500mL、1L、2Lなど、さまざまなサイズのペットボトルをミックスすることがポイントになるそう。さまざまなサイズのペットボトルを入れて高さをバラバラにすることで、腕を上下させたり、伸ばしたりする動作が必要になり、より運動効果が見込めます。和気あいあいとした雰囲気の中で手指・腕の運動を行いたいときに是非役立ててみてください。

イラスト:SMILES FACTORY
文:小沼奈央(レ・キャトル)

教えてくれたのは…

大野 孝徳さん

合同会社A-assist代表、介護福祉士、介護予防指導士、レクリエーション・インストラクター。学生時代は子ども会集団指導者講師として岐阜県内でレクリエーション指導に従事。そこでの経験が評価され、介護業界に入職。介護職・相談員・管理職、在宅・施設両面での介護業務と、介護現場において幅広く活躍。2016年に独立し、A-assistを設立。訪問型介護予防体操教室やレクリエーションサポート活動を展開。現在も現場に入り介護福祉士として従事する傍ら、「え~(良い)アシスト」を提供するべく全国を対象に事業を展開している。

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