ヘルスケア&介護・看護・リハビリ業界の応援メディア
特集・コラム 2021-06-11

鍼灸師の学校へ夜間で通うメリットとは?|おすすめの夜間アリ専門学校を紹介!

社会人になって、鍼灸師の資格取得を目指したいとお考えの人もいるでしょう。そのような人には鍼灸師の国家資格の受験資格を取得できる、専門学校の夜間部への通学がおすすめです。ここでは、鍼灸師の国家試験の受験資格についてはもちろん、夜間で通うメリット、おすすめの夜間部を設置している専門学校について解説します。

鍼灸師の学校へ夜間で通うメリットとは?

鍼灸師の国家資格の受験資格を取得するには、鍼師、灸師の養成コースを備えた専門学校か大学へ行く必要があります。また、専門学校には夜間部を設置しているところもあるのが特徴です。ここでは鍼灸師の国家資格受験資格についてと、夜間で通うメリットについて解説します。

国家試験の受験資格とは?|はり師・きゅう師

鍼灸師は国家資格であり、指定の専門学校や大学などへ通い、国家試験の受験資格を取得しなければなりません。受験資格を取得するには厚生労働省や文部科学省が指定する鍼灸師の養成コースを備えた大学や専門学校へ3年以上通い、必要な履修科目、単位を取得して卒業することが条件となっています。

なぜおすすめなの? 夜間で通うメリットを解説

さまざまな事情で日中、学校へ通えないという人もいるでしょう。そのような人には夜間部への通学がおすすめです。ここでは夜間に通学するメリットについてご紹介します。

日中に働きながらでも通える|社会人にもおすすめ

夜間部であれば、日中に仕事をして夜間に授業を受けるといったスタイルをとることができます。残業が発生する仕事の場合には仕事を調整してもらうなど、上司に相談をすることも検討しましょう。職場から通える距離にあるか、いつまでに卒業できるのかという点もチェックしながら、学校を選ぶことが大切です。

生活費を稼ぎつつ受験資格をえられる

日中にアルバイトやパートをして、生活費や学費の一部を稼ぎながら受験資格を目指すことができます。経済面が心配な人は、夜間部への入学を検討してみるのもよいでしょう。アルバイトやパートを考えている人は、職場から学校までの移動時間を踏まえたシフトを組むと安心です。

昼間のコースより学費が安いことが多い

夜間のコースでは昼間のコースよりも学費を安く設定しているところが多く、経済的な負担を減らして資格取得を目指せるというのもメリットです。実際に同じ学校の昼間部と夜間部、それぞれの学費をチェックしてみると、どの程度学費に差があるかがわかります。

昼間のコースに比べて入学しやすい

昼間のコースを選択するのは、高校の卒業生がほとんどでしょう。一方で夜間のコースを選択する人は、社会人や日中アルバイトやパートをする人などなんらかの事情を抱えている人です。それぞれのコースを選択する母体となる数が異なり、倍率は夜間コースのほうが低めとなるため入学がスムーズという点もメリットでしょう。

幅広い年齢層の人達と一緒に学べる

夜間部には、社会人などさまざまなバックグラウンドを持った人が集まります。そのため、多様な経歴を持つ人、幅広い年齢層の人とともに学ぶことができるというのが夜間部のメリットです。働きながら通うことを選択した、意識の高い人が集まるため、お互いに刺激を受けあいながら学びを深めていくことができます。

Wスクールができる

日中別の学校へ通い、鍼灸学科の夜間部に通うダブルスクールを選択することができます。同一の学校で、違うコースに日中通う場合には学費を軽減できる制度を設けているところもあるので、チェックしておくとよいでしょう。

【地方別】夜間部アリの専門学校を紹介!

鍼灸師の国家資格取得を目指して、受験資格をえられる専門学校をお探しの人もいるでしょう。ここでは夜間部を設置しているおすすめの専門学校をご紹介します。

【北海道】札幌スポーツ&メディカル専門学校|鍼灸科

北海道札幌市にある札幌スポーツ&メディカル専門学校は、トレーナー技術も身につけることができ、医療系とスポーツ系の授業が豊富です。日中にスポーツトレーナー科の授業を受け、夜間は鍼灸科で学ぶといったスタイルも選択できます。これまでに多くの卒業生を輩出しており、大きなネットワークによって多数の求人が集まるというのも魅力でしょう。

【東北・宮城】赤門鍼灸柔整専門学校|鍼灸指圧科

仙台市青葉区の赤門鍼灸柔整専門学校は鍼灸師の資格取得を目指せるコースとして、「鍼灸マッサージ東洋医療科」、「鍼灸医療科第二部」を設置しています。そのうち夜間通えるのは鍼灸医療科第二部です。学費を安く設定しており、経済面への配慮がみられます。また、求人やインターンの受け入れ先が充実しているのが魅力です。

【北陸・新潟】国際メディカル専門学校|鍼灸学科

新潟市の国際メディカル専門学校の鍼灸学科では、ダブルスクール特待生制度を用意しています。また、「アップルスポーツカレッジ」や「JAPANサッカーカレッジ」、「新潟医療福祉大学」に日中通う学生には学費が半額になるなど、経済面のサポートが手厚いのが魅力です。

【関東・東京】東京医療専門学校|鍼灸科

東京医療専門学校の鍼灸科は夜間コースを設置し、附属の施術所や一般治療院などでの実習に力を入れ、実践的な面の教育に力を入れています。国家試験対策や就職活動へのサポートも充実しているのが特徴です。また、夜間部の生徒が通う四谷本校校舎は四ツ谷駅から徒歩5分と立地がよく、仕事しながらの人も通いやすいでしょう。

【関東・神奈川】横浜医療専門学校|鍼灸師科

神奈川県横浜市にある横浜医療専門学校は全国柔整鍼灸協同組合を母体とし、規模の大きなネットワークによって就職や開業のサポートを手厚くおこなっています。また、鍼灸師科夜間部は専門実践教育訓練給付金の指定講座になっており、給付条件を満たせば学費の負担を減らすことが可能です。

【関東・埼玉】浦和専門学校|鍼灸科

埼玉県にある浦和専門学校は学費を安く抑えながらも質の高い授業を受けられると定評のある学校です。授業は少人数制を導入し、ていねいできめこまやかな指導が特徴となっています。また、有名大学病院と提携し、鍼灸を学ぶ基礎となる実証解剖学や各実習などもおこなうことができ、実技の能力を高めることのできる環境が整っているのが特徴です。

【関東・千葉】関東鍼灸専門学校

千葉県幕張にある関東鍼灸専門学校は、東洋系の科目を中心に現代医療を合わせて学ぶことが可能です。講習会や勉強会などの情報提供がさかんで、より実践的な学びの場への参加を促しています。周辺にはスーパーや大型商業施設が集まり、海浜幕張公園など観光の要素もあり、充実した環境で学習できるのも魅力でしょう。

【東海・愛知】名古屋医専|鍼灸科

愛知県にある名古屋医専は夜間部を設け、社会人や高校卒業生を多く受け入れています。学校内に治療院があり、授業で学んだ内容を実践や実技練習につなげやすい環境が整っているのが特徴です。また、鍼灸院や整形外科医院、開業などの経験を有する指導者から経験にもとづくリアルな内容を学べます。

【近畿・大阪】明治東洋医学院専門学校|鍼灸学科

明治東洋医学院専門学校の鍼灸学科の夜間部では授業の一部にICTを導入し、視覚的にも分かりやすい授業を受けられます。また、キャリアビジョン科を導入し、理想の鍼灸師像を考えながら就職活動のサポートも充実。卒後臨床研修制度で卒業後も働きながら附属治療院で技術を積める制度を備え、アフターフォロー体制も万全です。

【近畿・大阪】国際東洋医療学院|鍼灸学科

大阪府にある国際東洋医療学院の鍼灸学科の夜間部では、東洋医学と現代医学の両方を学ぶことができます。また、国家試験対策も充実しており、授業時間外にも教員がサポートをしてくれるという特徴も。生徒ひとりひとりの能力に合わせた指導をおこなってくれます。さらに毎月卒業生を学校に招いて、勉強会やセミナーを開催。実際に、現場で使われている最新の技術や知識を学べます。

【中国四国・香川】四国医療専門学校|鍼灸学科

四国医療専門学校は、中四国初のはり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師・日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー養成校です。在校生、卒業生が鍼灸学科へ通う場合、学費の一部が免除となるシステムがあり、鍼灸師の資格を取りやすい環境が整っています。駐車場な250台停めることができ、車を持つ社会人も通いやすいでしょう。

自分に合った学校を選ぼう|まずは資料請求してみよう

鍼灸師の国家資格受験資格を取得できる専門学校の夜間部では、これまでご紹介したように働きながら通うことができます。そのため、日中にアルバイトをしながら学費や生活費の一部を稼ぎつつ通えるなど、昼間の時間を有効に活用できるのがメリットです。

また、学校によって力を入れている分野や学費免除の制度の有無、ダブルスクール制度の有無など特徴はさまざまです。ぜひ自分に合った学校を選択し、鍼灸師の受験資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。

参照元:
厚生労働省 はり師国家試験の施行
厚生労働省 きゅう師国家試験の施行
朝日医療大学校 夜間部で学ぶメリット
東洋医療専門学校 夜間部について
札幌スポーツ&メディカル専門学校 鍼灸科
赤門鍼灸柔整専門学校 鍼灸指圧科
鍼灸マッサージ東洋医療科
鍼灸医療科第二部
国際メディカル専門学校 鍼灸学科
東京医療専門学校 鍼灸科
横浜医療専門学校 鍼灸師科
浦和専門学校 鍼灸科
関東鍼灸専門学校
名古屋医専 鍼灸科
明治東洋医学院専門学校 鍼灸学科
四国医療専門学校 鍼灸学科

この記事をシェアする

編集部のおすすめ

関連記事