ケアマネジャーの試験とは?|通学・通信で学べる試験対策講座を紹介
ケアマネージャーは「介護支援専門員実務研修受講試験」に合格することで取得できる資格です。受験するためには資格や実務経験が必要で誰でも取れる資格ではありません。
本記事ではそんなケアマネージャーの試験について詳しく解説します。
ケアマネジャー(介護支援専門員)の試験とは?
ケアマネージャー(介護支援専門員)の試験には、どのようなことが必要でどのような試験をするのか気になっている人も多いでしょう。
ここでは、ケアマネージャー(介護支援専門員)の試験について詳しく解説します。
介護支援専門員実務研修受講試験の概要を解説!
ケアマネージャー試験の正式名称は「介護支援専門員実務研修受講試験」です。ケアマネージャーの試験を受けるためには、受験資格が必要で特定の資格を保有している必要があります。
介護支援専門員実務研修受講試験について詳しい内容は下記の記事を参考にしてみてください。
ケアマネジャー試験の概要を解説|受験対策におすすめの講座を紹介
受験資格|自分が該当するかチェックしよう
ケアマネージャーの試験(介護支援専門員実務研修受講試験)において必要な要件は3つあります。
1つは受験地です。ケアマネージャーの試験は都道府県ごとに開催されていて、受験資格該当業務に従事している勤務先の都道府県で受験する必要があります。
2つ目として、国家資格を保有していることです。医師・薬剤師・看護師・理学療法士といった資格や社会福祉士・介護福祉士といった介護領域の資格を持っていても受験資格があります。
ただし、国家資格に基づく業務課相談支援業務に従事している人は、通算5年以上900日以上の勤務実績が必要となります。
ケアマネージャー試験の詳しい受験要件については下記の記事を参考にしてください。
ケアマネジャーの受験資格とは? 受験資格対象資格と必要業務経験年数について詳しく解説!
試験方式・出題内容|5肢複択方式で60問
ケアマネージャーの試験の方式や出題内容は5つの選択肢から複数回答する形式で「介護支援分野(25問)」「保健医療福祉サービス分野(15問)」の分野から出題されます。
加えて、総合科目が5問と福祉サービスについての問題が15問出題されて、合計60問(制限時間120分)の試験があります。
ケアマネージャー試験についての詳しい内容は下記の記事を参考にしてみてください。
ケアマネジャーの試験は合格率が低い? どんな問題が出るの?|受験に必要な要件を紹介
合格率はどれくらいなの?
ケアマネージャーの試験における合格率はおよそ10%~20%です。2021年12月2日に開催された24回の試験では、合格率が高く23.3%(54,290人中12,662人が合格)でした。
しかし、2018年10月14日に開催された第21回では、10.1%(49,332人中4,990人が合格)。ケアマネージャーの試験は合格しやすいとは言い難い試験なので、受験対策がとても大切です。
ケアマネージャーの試験における合格率についての詳しい記事は下記を参考にしてみてください。
ケアマネジャーの合格率はどれくらい? 難易度が高い理由とは|受験対策のポイントを紹介
【2022年】通学・通信で学べるケアマネジャー試験対策講座7選を紹介!
ケアマネージャーの試験に対策するには、スクールなどで講座を受講するのがおすすめです。ここでは、スクールの選び方とおすすめのスクールを紹介します。
自分に合ったスクールの選び方|学習方法や教材などをチェックしよう
ケアマネージャーの試験対策でスクールに通いたいけど、どのスクールが自分にあっているか分からないという人は多いでしょう。スクールの選び方で大切なポイントは下記の4つです。
1.料金
2.受講期間
3.教材内容
4.サポート体制
ケアマネージャーの通信講座の相場は¥30,000~¥50,000です。分割支払いができる通信講座があったり、教育訓練給付制度などを利用してコストを抑えることもできるので、一度に支払えない人は参考にしてみてください。
ケアマネージャーの通信講座で受講期間はおよそ3か月~6か月。通信講座の場合は自分で自由にスケジュールが組みやすいのでライフスタイルに合わせた受講ができます。
教材内容が紙テキストなのか、デジタルテキスト(文字・動画)なのかは、必ずチェックしましょう。
サポート体制は、気軽に質問ができるようなスクールを選ぶとよいでしょう。
このように、スクールを選ぶポイントは大きく分けて4つあるので参考にしながら自分にあったスクールを見つけましょう。
ニチイ|ニチイのケアマネジャー受験対策パーフェクトゼミ
ニチイのケアマネージャー受験対策パーフェクトゼミは、「通信+スクーリングコース」と「通信コース」があります。
全国約1,800カ所にある介護事業所に在籍している約2,700人の現役ケアマネージャーの声を反映させたカリキュラムと試験対策を受講できるのが特徴。
必要な知識の定着度に合わせて「基礎力養成期」「実践力養成期」「総仕上げ期」の3つの学習期間が設けられているので、基礎的な知識からさまざまな問題に対応できる応用力まで幅広く学べます。
三幸福祉カレッジ|ケアマネジャー受験対策講座
三幸福祉カレッジのケアマネージャー受験対策講座は、通学コース・通信コース・オプションコースの3つにコースが分かれています。
そのため、通学と通信から受講スタイルを選ぶことができるので、自分の実力やライフスタイルに合わせた受講ができます。
三幸福祉カレッジのケアマネージャー受験対策講座の魅力としては、問題的中率が79.3%と高いことや合格率72.1%の実績を誇ります。
三幸福祉カレッジでは、実力ある講師陣が全力でサポートしてくれるのでケアマネージャー試験対策におすすめのスクールです。
ユーキャン|ケアマネジャー講座
ユーキャンのケアマネジャー講座は通信のみのコースです。メインテキスト6冊に、添削7回、1日3問まで質問ができて、標準学習期間は6か月あります。
費用は¥44,800で分割払いができるので、12か月払いにした場合、月々¥3,800で受講することができます。
たのまな|ケアマネジャー合格講座
たのまな(ヒューマンアカデミー)のケアマネージャー合格講座は、通信のみのコースが用意されています。
膨大な試験範囲を33のポイントに絞った独自テキストや模擬試験2回分の過去問集、全国から参加できる試験対策オンラインセミナーの開催など、通信講座にとっかした教材内容です。
価格は¥49,500で、標準学習期間は3か月、12か月までなら在籍することができます。
日本キャリアパスアカデミー|ケアマネジャー講座
日本キャリアパスアカデミーのケアマネージャー講座は、通学コースと通信講座コースがあります。
日本キャリアパスアカデミーが開発した独自テキストと、専任講師のバックアップ体制が整っているケアマネージャー試験対策スクールです。
通信講座は、教材費込みで¥28,000で通学コースは、回数に応じて料金がことなります。一般教育訓練給付金を活用することもできるので、通常料金よりも費用を抑えることもできます。
未来ケアカレッジ|ケアマネジャー試験対策講座
未来ケアカレッジのケアマネージャー試験対策講座は、下記の4つのコースに分けられています。
1.通学講座
2.WEB講座
3.通学講座+WEB講座
4.模擬試験
講座の特徴としては、計30時間で充実した内容を学べるコンパクトなカリキュラムと、自宅学習用の問題集を配布している点です。
また、講義を欠席した場合は他のコースへ無料で振替えができるので、予定が合わない日でもキャンセルしやすいのが特徴でもあります。
資格の大原|ケアマネジャー講座
資格の大原のケアマネージャーコースには通学・通信のコースがあります。通学コースの中にも平日に毎日通学するコースもあれば、短期集中型の資格取得を目指すコースもあります。
コンパクトになった講義の内容とカリキュラムで仕事と両立して学習できるような工夫がなされていて、大原独自の教材を使って自分にあった学習スタイルで学べます。
自分に合ったスクール&学習方法を選んで受講しよう!
ケアマネージャー試験(介護支援専門員実務研修受講試験)は、特定の資格を有する人が受験資格を得られる介護系の資格です。
合格率は10%から20%と低いので、受験する際には対策講座などを受講するのがおすすめです。
本記事で紹介した講座などを参考にしながらケアマネージャーの試験対策をして、ケアマネージャーとして活躍してくださいね。