青森から渋谷の人気店へ。「直感」と「好き」を信じて選んだ就職活動のリアル「bloc japon」長峯千紘さん
芸能人やモデル、著名人が多数来店する渋谷の人気サロン「bloc japon」。さまざまなジャンルのスタイルを高いクオリティで発信し続けています。そんな有名店で働く長峯千紘さんは、青森から上京し、1社目で「bloc japon」へ入社。数多くの志願者が集まるなかで内定を勝ち取り、現在はヘアディレクターとして活躍しています。
今回は、地方から東京へ挑戦した就職活動のリアルや、サロンとの出会い、そして実際にスタイリストとして働く現在についてインタビュー。前編では、美容師を目指した原点や上京を決意した背景、そして「bloc japon」との出会いについて伺います。
今回、お話を伺ったのは…
「bloc japon」
ヘアディレクター 長峯千紘さん

青森県出身。八戸理容美容専門学校卒業。2022年にbloc japonへ入社。アシスタントとして経験を積み、2024年にスタイリストデビュー。現在はヘアディレクターとして活躍中。絶対的な技術力を土台に、1人ひとりの個性や雰囲気に寄り添った似合わせを得意としている。
新しい世界を求めて、青森から東京のサロンに就職

――美容師になろうと思った理由を教えてください。
幼なじみのお母さんが美容師で、ずっとその方に髪を切ってもらっていました。
美容師は、髪をきれいにするだけの仕事だと思っていたのですが、その方はいつも自然と話を聞いてくれて、悩みに寄り添ってくれる存在だったんです。
理想のスタイルを叶えてくれるのはもちろんですが、それ以上に「会いたくなる人」であることが素敵だなと思いました。
そんな技術だけでなく、人として寄り添える仕事に私も就きたいと思ったのが美容師を目指したきっかけです。
――青森出身で、専門学校も八戸とのことですが、東京で就職することはいつ頃から考えていたのですか?
東京に出たいという気持ちは、中学校の頃からずっとありました。
青森の小さな村の出身なのですが、地元にはない景色や文化への憧れが強かったんです。建物もファッションもメイクも、すべてが違って見えて。東京は自分の知らない世界が広がっている場所、という感覚でした。
両親に心配や迷惑はかけたくなくて、地元の専門学校を選んだのですが、就職では絶対に東京行こうと決めていたんです。昼間はアルバイトをして学費を貯めながら、夜間の専門学校に通っていました。
――青森と東京の美容室ではどういった違いを感じましたか?
クオリティもレベルも全然違いますね。
ずっと青森で見てきたスタイルが普通だと思っていたんです。でも東京に来てみたら、カラーのバリエーションも、デザインも無限にあって。すべてが想像以上でした。
「こんな表現があるんだ」と思うことばかりで、ほとんどが初めて見る世界。客層も違えば、求められるものも違う。とくに「bloc japon」は渋谷の真ん中という立地もあり、お客様も流行に敏感で、1人ひとり違ったセンスを持っていて、まさに別世界ですね。
直感とご縁がつないだ「bloc japon」との出会い

――就職活動では、どうやって情報収集をしていましたか?
正直、東京の美容室って多過ぎてあまり情報収集はできていなかったんです。
そんなときに、専門学校の友だちが「bloc japonがいいんじゃない?」って教えてくれて。最初は「有名人がたくさん通っているらしいよ」みたいな本当に軽いテンションでした(笑)。
インスタグラムやホームページを見ると、まさに私好みの雰囲気で「絶対ここで働きたい!」と思ったのが就職活動の第一歩。さらに、当時地元で担当してくれていた美容師さんにその話をしたら、なんとその方はもともと「bloc japon」で働いていたことがわかったんです。これはなにかのご縁だと思い「bloc japonしかない!」と思いました。
そこからはほかのサロンはまったく考えられず、ほとんど調べていません。
――どんなところに惹かれましたか?
雰囲気が美容室っぽくないところに惹かれました。
白やウッド調をベースとした空間のサロンが多いなか、「bloc japon」は全部アンティークで揃えられていて、世界観が完成している。デザインやスタイルも個性的で、知れば知るほど「ここ以外ないな」と思いました。
周りは何社もサロンを回って面接を受けていたので、「私こんなんで大丈夫かな……」と思うことも。でも、直感を大事にするタイプなので自分を信じて就活を進めていました。
想定外の質問に驚きながらも自分の個性をアピール

――採用試験の流れを教えてください。
最初は書類選考。そのあと面接が3回ありました。
面接も独特でしたね。入社後のビジョンなど一般的な質問は一切なくて、最初に言われたのが「何かある?」だったんです。私としてはいろんな質問を想定して回答を準備してきたのに、「何かある?」って何!?って(笑)。頭が真っ白になったのを今でも覚えています。
何も話せずに終わった……と落ち込んでいたので、まさかの2次面接の連絡が来たときには驚きました。
――そこからはどんな準備をされたのですか?
自分の好きなデザインの話をしっかりとできるように準備しました。「この年代のこういうモードが好きで、bloc japonでこんな女性像をつくりたい」とこだわりを話せたのはよかったです。
同時にスタイルブックの提出も求められており、「このスタイルのどこが好きなの?」「これは何年代のものかわかる?」と、デザインやカルチャーについての話で盛り上がりました。面接を通じて、美容だけじゃなく、その背景にあるカルチャーや時代まで学べる場所なんだと感じ、面接の回を重ねる事にさらに強く「ここで働きたい!」と思うようになったんです。
――一次面接では自信がなかったとのことですが、採用された決め手は何だったと思いますか?
正直、今でもわからないです。スタッフ同士でも「なんで受かったんだろうね?」って話します(笑)。
でも、面接をする側になって思うのは「おもしろい子」って強いな、ということ。少し変わっているとか、新しいものが好きとか、自分なりのスタイルを持っている子には惹かれますね。「bloc japon」は、グランジもモードもフレンチも、いろんなジャンルが共存しているサロンなので、自分の好きがはっきりしている人は強いのかなと思います。
その点では私も、自分の好きなことをしっかり伝えられたのがよかったのかもしれません。
――採用試験で心掛けていたことは?
とにかく後悔がないように出し切ること。
完璧に話そうというよりは、「思っていることは最低限ちゃんと伝えよう」と決めていました。あとは本当に当たり前のことを当たり前にやること。学校の授業をきちんと受けるとか、提出物をちゃんと出すとか、そういう基本が大事だと思います。特別なことをするというより、土台をちゃんと整えておく感覚です。
また、事前にいろんな人の話を聞いていたのもよかったと思います。他のサロンではどんな質問をされたのか、想定外の質問はあったか、専門学校の同級生同士で共有していました。「そんなこと聞かれるんだ!」と思ったことは、自分の中で一度考えてみるようにしていて。
一次面接で思いがけない質問があったときも「何も準備していない状態」ではなかったのは大きかったと思います。
後編では入社後に感じたギャップや苦労の乗り越え方など、長峯さんの努力や考え方を伺います。
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bloc japon
住所:東京都渋谷区宇田川町32-7 YY UDAGAWA BLD.11F
TEL:03-3462-0070
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