美容室選びに悩む人を救いたい。ハイクオリティの施術が叶う地方サロンを開業「eim」marinaさん
日本各地のさまざまな場所で独自の道を切り拓く人に注目し、その多彩なキャリアを紹介する本企画。今回ご登場いただくのは、岐阜県・岐阜市のヘアサロン「eim」で働くmarinaさんです。
前編では、岐阜という土地の特徴や働くことになった経緯についてお聞きしました。
後編では、独立という大きな決断を経てオープンした「eim」でのキャリアについて伺います。岐阜では、技術力だけでなく、人としての魅力も自然と見られるというmarinaさん。だからこそ、美容師の仕事が好きという気持ちと、目標に挑み続ける姿勢が大切だそうです。
今回、お話を伺ったのは…
「eim」ディレクター
marinaさん
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東京都出身。4年制大学を卒業後、岐阜県内に本社を置くヘアサロンに入社。ベルフォートアカデミーオブビューティに通いながらアシスタントに従事。スタイリストデビューを経て、2021年に独立して「eim」をオープン。現在はサロンの経営などに関わるディレクターを務めながら、プレイヤーとしても活躍する。
地方でも高いクオリティの施術が受けられることを当たり前にしたい

――岐阜で独立開業したのはどうしてですか?
岐阜は、愛知県・名古屋へ通勤する方も多い、いわばベッドタウンのような土地です。
日常的に都会へ足を運ぶことには慣れているけれど、「髪を切る」となると少し事情は変わると感じています。休日にわざわざ時間をかけて移動するのは面倒。とはいえ、上手な美容師さんはやっぱり都会にいるというイメージも根強い。その間で揺れ動きながら、なかなか自分に合う美容室を見つけられずにいる方も多いと感じていました。
――そういう方が地元で髪を切れる環境を作りたかったわけですね。
はい。「都会に行かなければおしゃれになれない」という感覚をなくしたいと思いました。
「eim」を通して、地方でも高いクオリティの施術が受けられることを当たり前にしたい。そうすれば、もっと気楽に安心して通い続けられる場所を持てる方が増えるはずだと思ったんです。
そして、その積み重ねが「eim」ならではの価値を作り、結果として唯一無二のサロンへと育っていくのではないかと考えています。
――その思いが独立にもつながったんですか?
はい。それに加えて、前社時代から担当してきたお客様を大切にしたいという気持ちも強かったです。月に200名近くの方を担当しているタイミングでの独立でしたが、まずはその方々に変わらず喜んでいただける場所を作りたいと思い、岐阜での開業を選びました。
岐阜で愛されるのは、応援したいと思える美容師

――岐阜で働くうえで求められることは何ですか。
美容師という仕事が好きだという気持ちと、目標に挑み続ける姿勢は欠かせません。
――それはどうして?
先に話したように、岐阜ではお客様が「お店」ではなく「人」につく傾向があります。つまり、技術力はもちろん、人としての魅力も自然と見られるんです。そのなかで「この人に切ってもらいたい」と思っていただくためには、まず自分自身がこの仕事を心から楽しんでいること。そして、現状に満足せずに成長し続けようとする姿勢が大切だと感じています。
そうしたマインドや姿勢は目に見えなくても、きっとお客様に伝わります。応援したいと思ってもらえる美容師でいることが、岐阜で長く愛されるための鍵なのかもしれません。
――岐阜で働くと、どんなメリットがありますか?
岐阜に限らず、地方は働きやすい環境だと思います。都会に比べて物価が落ち着いている分、生活にゆとりが生まれやすいと感じていますし、その余白があるからこそ新しいことにも挑戦しやすいです。
――挑戦しやすい環境なんですね。
はい。それに、地方の美容師は覚悟やプライドを強く持っている方が多い印象があります。その分、技術や接客へのこだわりも深いので、技術を追い求める方は都会の有名店だけでなく、地方サロンを選択肢に入れるのもいいかもしれません。
可能性に溢れている地方を選択肢に入れてほしい
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――岐阜という地方で働くなかで、学んだことは何ですか?
人とのつながりの大切さを学びました。繰り返しになりますが、地縁のない状態からスタートだったので、最初は苦労したり悩んだりする場面も多かったです。それでも、新たな出会いから生まれるやりがいや喜びのほうが大きく、いまではその経験が自分の土台になっていると感じています。いま掲げている将来のビジョンも、地方で働いていなければ思い描けなかったかもしれません。
――marinaさんのビジョンを聞かせてください!
お客様を生涯担当し続けていくことが目標です。学生から社会人へ、そして結婚や出産といったライフステージの変化を経ても、その方のお子さんまで任せていただけるような存在でありたいと考えています。
お客様の人生に伴走できる美容師でいるためにも、老若男女問わず幅広いニーズに応えられるように、これからも学び続けていきたいです。
――最後に、地方への転職に迷っている方へのアドバイスをお願いします。
地方だからといって、諦めなければいけないことや妥協しなければならないことはありません。むしろ、地方だからこそ見出せる可能性がたくさんあると感じています。就活や転職を考える際には、その選択肢のひとつとして前向きに検討してみてほしいです。
あなたが理想とする美容師像を叶えている方は、都会だけでなく地方にも必ずいます。サロンや美容師を幅広くリサーチして、自分の考えや目標と重なる存在に出会えたなら、その環境に就職を決めるのもいいかもしれません。
marinaさんが岐阜で働くなかで感じたこと3選
1.お客様が「店」ではなく「人」につく感覚が強い
2.キャリアを左右するのは「誰と働くか」ということ
3.地方だからといって妥協しなければいけないことはない
地元・東京を離れ、コミュニティのない環境でスタートしたからこそ、人とのつながりの大切さや現在までの成長を得られたというmarinaさん。地方だからこそ広がる可能性を信じ、自分らしいキャリアを築いている姿がとても印象的でした。土地柄や県民性も成長プロセスに大きく関わるのだと改めて感じられるインタビューとなりました。地方での働き方に興味のある方は、ぜひ今後の選択のヒントにしてみてください!
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eim
住所:岐阜県岐阜市茜部本郷3-74
TEL:058-201-5332
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