異動をきっかけに埼玉へ。自分らしい働き方に導く地方の温かさ「Beautissimo」服部隆志さん

多くの人が憧れる海外で活躍する人や、地方で独自の道を切り拓く人に注目し、その多彩なキャリアを紹介する本企画。今回ご登場いただくのは、埼玉県・所沢の美容室「Beautissimo」で働く服部隆志さんです。前編では、地方で働くことになったきっかけや、実際に働き始めてから感じたことについてを伺います。

これまで3社を経験し、3社目時代での異動をきっかけに埼玉へやってきた服部さん。当初、地方への異動に不安はなかったといいます。その背景には、これまでの転職経験から得た「技術があればお客様はまた集められる」という揺るぎない自信がありました。

今回、お話を伺ったのは…

「Beautissimo」スタイリスト

服部隆志さん

東京都出身。ハリウッド美容専門学校を卒業後、都内サロン2社を挟み、新所沢に店舗を持つ某サロンに入社する。東京店舗での経験を積んだのち、新所沢の店舗へ異動。その後、「Beautissimo」に転職。美容師歴23年目で、スタイリストを務める。

インスタグラム

遊びと勉強を両立していた専門学生時代

高校生のころ、初めて美容室に行ったときに美容師に憧れを抱いたという服部さん

――まず美容師を目指そうと思ったきっかけは?

高校生のころから、将来は美容師になると決めていましたね。

当時、お付き合いをしていたパートナーに、美容室に連れて行ってもらったのが初めての美容室体験でした。店内の雰囲気はとにかくおしゃれで、担当してくれた方もすごくかっこよかったんです。その瞬間に強い憧れを抱いたのが、最初のきっかけですね。

――素敵な出合い方をされたんですね。

それに、「サラリーマンとして働いていた父とは、まったく異なる仕事がしたい」という思いもありました。思春期らしい反発心というか(笑)。もともとファッションにも興味があったので、自然と美容師という道に惹かれていったんです。

――そこから、夢が変わることはありませんでしたか?

はい。当時は今ほど情報を集めやすい時代ではなかったので、逆に迷うことなく進路を決められたのかもしれません。

――専門学生時代はどんな生活を?

放課後はバイトをし、その後は朝まで友人と遊ぶ、そんな生活を繰り返していました。ただ課題や技術の練習もきちんとこなしていて、自分なりに勉強とプライベートをバランスよく楽しんでいました。

――学生時代の経験で、就職後に活きたものはありますか。

遊びを通して身につけたコミュニケーション力です。ほぼ毎日、同級生かバイトの仕事仲間と遊んでいて、1ヶ月ほど友人の家に泊まり込んでいた時期もありました。美容師の仕事では接客が大事です。人と深く関わることに慣れていたので、サロン営業にもスムーズに入れたと感じています。

技術があればお客様は来る。自信を持って埼玉へ

埼玉への異動を打診された当初は断っていたと話す服部さん

――最初の就職活動では、どんな基準でサロン探しを?

当時は都内で暮らしていたこともあり、通いやすさを一番の基準に探していました。

サロン探しの方法は、学校の掲示板に貼られた求人や会社説明会への参加が中心。気になるサロンがあれば見学に行って、現場の雰囲気をもとに判断する。まだネットが普及していない時代だったので、「足で探す」就活でしたね。

――1社目を選んだ決め手は?

率直にいうと、給料がよかったからです(笑)。

今では福利厚生が充実しているサロンも多いですが、僕が就活していた約20年前は、ほとんどなかった時代。そのなかで、1社目のサロンは美容師の待遇に力を入れている印象が強く、働きやすそうだと感じて応募しました。

――その後のキャリアはどうでしたか。

1社目に5年間勤務した後、銀座の業務委託サロンに転職しました。

――それはどうして?

デビューから数年が経つなかで、「このまま働き続けた先にどんな未来があるのか」が見えにくくなってきたんです。

とはいえ、働きながら新しい就職先を探すのは時間的に難しい。一方で、一度辞めてから探すのは収入面で現実的ではない。そんなジレンマを抱えていたとき、美容師の友人が2社目のサロンを紹介してくれて。次のキャリアに向けて準備ができる環境だと感じ、思い切って転職しました。

――2社目にはどのくらい在籍を?

約3ヶ月でした。その後、当時は全国各地に約20店舗を展開していたサロンに入社したんです。スタイリストに加えて、専任のカラーリストも在籍していて、男女問わず幅広い年齢層のお客様から支持されているサロンでした。

――地方のサロンで働こうと思ったきっかけは?

実を言うと、自分から地方に行こうと決めたわけではありません。3社目で働いていたとき、埼玉県・新所沢の店舗への異動を打診されたんです。一度はお断りしたんですが、最終的には押し切られる形で、この地へ来ることになりました。

――地方で働くことに不安はありませんでしたか。

ありませんでした。エリアが変われば顧客が離れてしまうリスクはありますが、結局のところ技術があればお客様はまた集められる。それは、これまでの転職経験でわかっていたので、自信を持って埼玉に来ました。

自分のペースで働きやすい。温かい人ばかりの地方サロン

地方には街への愛が強いお客様も多いと話す、服部さん

――所沢で働き始めて、どんなことを感じましたか?

都内サロンと比べて、県外から訪れるお客様はほとんどおらず、ローカルの方ばかり。同じ企業でも店舗が違うだけで、こんなにも地域密着型の雰囲気になるんだと驚きましたね。お客様との距離が近い分、関係性は築きやすく、街にもなじみやすいと感じています。

――都内サロンと働き方に違いはありましたか。

働き方そのものに大きな違いはないと思います。ただ、あくまで個人的な印象ですが、埼玉のほうが温かいお客様が多いと感じました。都内は土地柄、仕事で忙しい方が多く、時間を効率的に使いたいという意識や、デザインへのこだわりが強い傾向があります。その分、求められる精度が高く、少しのミスでもご指摘をいただくこともありました。

自分のペースを大切に働きたい方には、地方の環境は向いているかもしれませんね。


後編では、「Beautissimo」に転職してからのキャリアについて伺います。練習のタイミングが委ねられていることで、プライベートの時間を確保しやすくなったという服部さん。今では家族と過ごしたり、飲みに行ったりする時間が増え、リフレッシュした状態で翌日を迎えられているそうです。お楽しみに!


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Beautissimo所沢
住所:埼玉県所沢市日吉町10-2
TEL:04-2924-8622

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