将来、進むべき道を決めたN.Y.でのリフレ体験!【アルソス主宰 林 直子さん】#1

ある特別な体験から、まったく想像もしていなかった道を歩むことになった林 直子さん。

大学卒業後は証券会社に勤務し、結婚を機に退職。その後、姉の住むN.Y.へ遊びに行った先でリフレクソロジーを体験してから林さんの人生は大きく動き始めました。

前編では、N.Y.でのリフレ体験から帰国後すぐに技術を学び始めたこと、スクール卒業後はインストラクターになってリフレの技術をさらに深めたこと、パートナーの転勤によってキャリアが中断された焦りについて伺います。

NAOKO'S PROFILE

お名前 

林 直子

出身地

神奈川県鎌倉市

出身学校

実践女子大学 家政学部

憧れの人

奥田民生 みうらじゅん

プライベートの過ごし方

映画鑑賞

趣味・ハマっていること

太極拳

仕事へのこだわり   

モットーは「1日ひと大笑い」。お客さまに「楽しかった」と元気でお帰りいただくこと。

美容と無縁な日常から、N.Y.のリフレ体験から大転換!

大学では食物学を専攻。今も食べることが大好きなのだそう。

――林さんはもともと美容に興味があったんですか?

いいえ、まったく(笑)。大学で食物学を専攻して証券会社に就職しました。

――証券会社に!? 今の林さんとはまったくイメージが結びつきません。

新卒で入社した会社で夫と出会って、結婚を機に退職しました。

――その後は?

日本紅茶協会のインストラクター養成講座に通って資格を取りました。その当時は紅茶ブームで、紅茶の入れ方教室があちこちで開催されていたんです。大使館でもお茶会がよく開催されていて、私たちインストラクターが派遣されました。

――かなり本格的に活動なさっていたんですね。

資格を取って活動するうちに、「これは私の求めているものではないな」と感じるようになったんです。私は食いしん坊なので(笑)、最初は紅茶に合うお菓子に興味があったんですけど(笑)。

――違和感があったんですね。

そんなとき、たまたまN.Y.に住んでいた姉のところへ遊びに行ったんです。姉が通っていたリフレクソロジーのサロンに「ここ、すごくいいんだよ」って、連れて行ってくれたんです。

――30年くらい前から、N.Y.にリフレクソロジーのサロンがあったんですね。

日本人がオーナーのサロンで、彼女が施術しながら「あなたもこの道に来ますよ」っておっしゃったんですよ! もうビックリして、でもすっかりその気になって、帰国してすぐにリフレクソロジーが学べるスクールを探しました。

――もう日本にスクールがあったんですか?

探すのに苦労しました。ようやく見つけたスクールで、私は一期生でした。先生がイギリスで学んだ技術を日本で教えるタイミングだったんですね。

――すごいタイミング!

ただ、夫の転勤で私たちは四国の松山にいたんです。普段はスクールから送られてくるビデオを観ながら自宅で勉強して、実技の授業の時は松山から通いました。

――通うのは大変でしたね。

私の実家が鎌倉だったので、鎌倉から通ったり、都内にホテルを予約したり。夫も「あなたがやりたいならどうぞ」って、送りだしてくれました。

――初めての美容の世界はいかがでしたか?

知らないって本当に強いですね(笑)。初めて実技を学ぶとき、みなさん予習しているんですよ。ビデオを何度も観て、ポイントをしっかり抑えていらっしゃる。そんなに重要なことだと思っていなかったので、慌てて勉強することもなく、休憩時間にのんびりお弁当を食べていました(笑)。

――スクールに通っていた方はどんな方だったんですか?

エステティシャンだったり、看護師さんだったり。人の身体に触れることに慣れている方たちばかりでした。それでも覚えるために必死に努力している。それに引き換え、何も知らないくせに私はのんきに休んでる(笑)。

――大物ですね(笑)

私の様子をご覧になった先生から「あなた大丈夫なの?」って心配されました。

私が卒業してから、後輩たちに「あなたたちよりもっとできない人が、今はインストラクターになっているので安心しなさい」って励ましていたそうです(笑)。

軌道に乗り始めたものの夫の転勤でキャリアが中断!

リフレクソロジーを勉強しながら、アロマセラピーなどの学びも深めていったとか。

――四国から通うのは大変だったでしょう?

運の良いことに1年半後に川崎に転勤が決まったんです。それで卒業したスクールで講師をしていました。その当時、住んでいたマンションの集会所に簡易ベッドを持ち込んで、お年寄りにボランティアで施術していたんですよ。週1回でしたが毎回通ってくださる方がいて、いろんなお話をしてくださました。また転勤で川崎を離れてしまったんですが、しばらくしてその方のお嬢さんから手紙が届いたんです。「父は林さんの施術を楽しみにしていました。父は亡くなりましたが、どうかリフレクソロジーは続けてください」って。

――とても素敵な出会いがあったんですね。

私の仕事が軌道に乗って、順調に進んでいた矢先に夫の転勤が決まって。悔しいというか、悲しいというか、なんとも言えない気持ちでした。夫にも「私のやりたいことが続けられない!」という気持ちを何度もぶつけた気がします。

――どんな反応でしたか?

ただただ受け止めてくれました。その代わりと言っては何ですが、引っ越しで部屋を借りるたび、施術をするための部屋をするのは認めてくれました。

――どういうことですか?

夫婦二人の生活なので、寝室を含め二部屋もあれば十分。でも施術用のベッドを置いて、いつでもお客さまの施術ができる部屋を確保してもらったんです。技術職ですから、何もしない時間が空くと感を取り戻すのに時間がかかります。お友だちとかご近所の方をお招きして、細々とセラピストとして仕事は続けていました。

セラピーとは無縁の生活から大転換した林さん。パートナーの転勤で、ご自身のキャリアが思うように築けない悩みに直面しました。

後編では、妊娠、子育て、親の介護問題にどう向き合ったか、再びセラピストとして活動するときにどんなサポートがあったのか、ご自身のサロンを開いた理由についてご紹介します。

撮影/森 浩司


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アルソス
電話:090-8502-4028

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