【SNS活用術】エステは滞在時間より「パッと見」重視!減量結果は「数字」で書き込む【「Be-palma 美パルマ 横浜店」オーナー 櫻井ひとみさん】#1
発売当初からいち早くハイパーナイフを取り入れ、多くの女性たちの痩身に貢献してきたエステサロン「Be-palma 美パルマ」。オーナーの櫻井ひとみさんが運用するサロン公式Instagramでは、読者にとって「よりわかりやすい」仕掛けをいくつも施しています。中でも、ビフォーアフター投稿では画像だけに頼らず、変化量を手っ取り早く数字や文字で示すことにしたのだそう。
前編では、プロフィール整理や色味やデザインを統一したことによるプラス効果、一瞬で食いついてもらえるビフォーアフター投稿のコツを教えていただきました。
教えてくれたのは…
株式会社Beyes palma
代表取締役 櫻井ひとみさん
「お腹痩せ専門」を掲げ、結果にこだわる本格痩身エステサロン「Be-palma 美パルマ 横浜店」。ハイパーナイフを取り入れた施術に定評があり、コンテスト受賞歴も。Instagramではアラフォーをメインターゲットにし、ビフォーアフターだけでなく、セルフケアをはじめとする美容情報を積極的に発信している。Instagramフォロワー数は約2700人(2021年10月現在)
Instagram:@be_palma
プロフィール情報を一新したら来客増加
――まず、こちらのサロンではどのような施術を得意としているのですか?
「ハイパーナイフ」という痩身機械を導入していて、今年で9年目になるんです。美パルマではどのメニューにも必ずハイパーナイフを取り入れていて、手技によるリンパマッサージや歪み矯正などと組み合わせてオーダーメイドでやっています。
――来店されるお客様はどんなところを気にされていますか?
一年を通して圧倒的に多いのが「お腹周り」ですね。こちらも「お腹痩せ専門」と謳っているだけに、お腹周りの結果出しをメインとしていて、なおかつお客様のなりたい姿の一歩先の姿を提供できるようにとスタッフ共々心掛けています。
――集客のメインツールはInstagramですか?
実はブログもやっているのですが、どちらかというとリピーターさん向け。だから、施術のビフォーアフター投稿よりもコラムネタが多いんです。ブログからは新規の方はあまり来ず、新規の集客ツールはInstagramがメインですね。
――Instagramはスタイルを変えずに続けているのですか?
いえ、結構変えながらやってきましたね。Instagramをはじめたのは5年前ですが、最初の頃は「これを載せるとバズる」と言われていたものをとりあえず投稿していたので、「正直、これ意味ある…?」と思うことも(笑)。
スタッフのプライベートを載せたりもしたのですが、集客には全然つながらず。確かに、「この前講習に行ってきました〜」とか言われても、お客様からしたら興味ないですよね。何のために誰のためにInstagramをやっているのかあまり考えられていなかったように思います。
そのあとコラムだけの投稿に絞り、またそのあとにコラムと施術のビフォーアフターをミックスしたり…と、マイナーチェンジを加えてきました。やっと今の形に落ち着いたところです。
――特に意識的に大きく変えたことは何ですか?
写真のトーンを合わせたことと、全体的にデザインに統一感を出したことですね。
Instagramを本格的に運用していこうと決めたときに、他のサロンさんの投稿をひたすらリサーチしたんです。それで、自分がフォローしたいと思うサロンはトーンが一緒だったり、統一感があることに気づいたんです。
まずは、使用するカラーをサロンのテーマカラーであるピンク・金・ブラウンで合わせることにしました。色味を統一したおかげで来店数も増え、今年の夏は去年に比べてご新規様が1.5倍くらいに増えたんです。
――テーマカラーで合わせることは、サロンの雰囲気を伝える一つの手段ですもんね。
あと、プロフィールを大改造したら、すごく来店が増えたんですよ。
最初は店名の「美パルマ」だけしか載せていなかったんです。けれど、調べてみたら30〜40代がよくインスタを見ているとのことだったので、それに合わせてプロフィールに「アフラフォーのための」と書き入れ、「お腹痩せ専門」であることもしっかりPRしました。
アイコン画像も当初はサロンのロゴにしていたのですが、私の顔写真に変えました。やっぱり「どんな人がやっているの?」というのは気になると思ったので。
今では「お腹痩せ」で検索すると上位5位以内に入るまでになりました。
ビフォーアフターは写真プラス「文字」でフォロー
――フォロワー数が伸び出したのはいつ頃ですか?
ビフォーアフターの投稿を上げるようになってからですね。エステティシャンのプライベートよりも「このサロンではどんな結果が出せるの?」ということの方がやっぱり気になるみたいです。エステはお金と時間がかかるものなので、こちらも結果をきちんと示さなければお客様に申し訳ないです。
――エステサロンの場合、ビフォーアフターの投稿で差異を伝えるのは中々難しいのではないでしょうか。
私が大事にしているのは、いかに一発で変化を伝えられるか、つまり「パッと見」のわかりやすさです。
――ビフォーアフター投稿で他にも工夫していることはありますか?
写真のトーンを合わせるようにしています。普段のサロンワークでも、ビフォーアフターの写真は毎回同じ場所で撮るとお店で決めているので、トーンが変わらずに済むんです。
初回・途中経過・コース終わりの節目で撮影していて、サロンでお客様用に撮影している写真をそのままインスタに流用しているのでリアルな情報です。
アイキャッチに効果的な投稿テク
1. 全体のデザインをサロンのテーマカラーで統一する
2. プロフィールを整理。アイコン画像はロゴよりスタッフ写真!
3. ビフォーアフター投稿は「パッと見の変化」がわかりやすい写真を選ぶ
「なぜInstagramをするのか」と目的を見つめ直し、お客様やフォロワー目線になって「見やすい」投稿スタイルに変えた櫻井さん。後編では、お客様に読まれるコラム投稿について詳しくお聞きします。
取材・文/佐藤咲稀(レ・キャトル)
イラスト/なとみ みわ