家族と過ごす時間がほしくて、自動車販売会社から化粧品会社への転職を決意! (株)ファンケル 広告宣伝部 後藤和也さん#1

無添加化粧品をはじめサプリメントや青汁・発芽米など、次々と話題の商品を発信している(株)ファンケル。
この(株)ファンケルの本社で主に健康食品のPRを担当している後藤さんは、3歳の男の子と1歳の女の子のパパでもあります。前編・後編の2回にわたって後藤さんのワーキングパパぶりをご紹介するこの企画。前編では、第二新卒として転職をした理由や男性が育休を取ることのメリットなどを伺いました。

お話を伺ったのは…

(株)ファンケル 広告宣伝部 健康食品広告・PRグループ
後藤和也さん


2013年大学を卒業後自動車販売会社に就職。2017年10月に第二新卒として(株)ファンケルに転職。直営店舗などでの研修を経て、2018年2月より広告宣伝部に配属される。現在は健康食品のPR業務に携わっている。

休日も深夜も仕事漬けだった前職から、家庭を優先するために転職を決意

パートナーも後藤さんも3人きょうだい。子どもを持つなら2人はほしかったとか。

──自動車販売会社からまったく業種の違う(株)ファンケルに転職したのはなぜですか?

実は、大学では食品に関することを学んでいて、就職活動で(株)ファンケルを受けていたんです。そのときは縁がなくて(笑)。新卒で入社した自動車販売の会社で仕事をしながら、心の底では「食品に関する仕事をしたい」とずっと思っていました。

──転職を決意したきっかけは何ですか?

結婚がきっかけです。前職では営業をしていたので土日は出勤して、平日がお休みになります。自動車はトラブルが起こると大変なので、いつでも連絡が取れるようにお客様には携帯番号をお伝えしていました。休日でも営業時間外でも電話がかかってくることもあり、気が抜けませんでした。

結婚した当初は前職でしたが、子どもが生まれたら土日が休みの方がスケジュールを合わせやすいですし、家族と一緒に過ごす時間を確保したい気持ちもあって転職を決意しました。

──パートナーとの結婚を決意した理由を教えてください。

妻とは高校時代から交際していたこともあり、お互い思っていることを隠さなくていい、ありのままの自分でいられる安心感ですね。付き合っているうちに、将来のこともいろいろと話していました。

結婚したら2年間は夫婦だけの時間を過ごして、30歳までに子どもは2人ほしいな…と、なんとなく話していたんです。厳密に計画していた訳ではありませんが、現実になりました(笑)。

──パートナーはお仕事をなさっていたのですか?

妻は結婚する前まで幼稚園の先生をしていました。結婚を機に退職し、アルバイトをしていました。結婚しても絶対に仕事を続けてほしいという気持ちはなかったですね。ただ僕も妻も「子どもが大きくなるまでは、子どもとの時間をしっかり確保しよう」と考えています。

──後藤さんが家族と一緒に過ごす時間を大切に思う気持ちはどこから?

僕の父は仕事が忙しくて、ほぼ家にいませんでした。単身赴任でいろいろなところを点々としていたこともあって、一緒に遊んだ記憶があまりありません。そんなこともあって、自分に子どもが生まれたら一緒にいる時間をつくりたい!と思っていました(笑)。

上司のアドバイスを受け、子どもと向き合う時間を確保

コロナ禍で誕生した長女も、すくすくと成長。

──後藤さんは1人目も2人目も育休を取られたとか。

2人とも里帰り出産だったので、出産予定日の1か月ほど前から妻は実家に帰っていました。1人目のときは「そろそろ出勤しよう」というタイミングで「妻が産気づいた」と義母から連絡があり、すぐ病院へ向かいました。そのまま3日ほど育休を取って、新しい家族と水入らずで過ごしました。

2人目の時は妻の実家で晩ご飯を食べているときに産気づきました。コロナ禍ということもあり、出産後の見舞いにも立ち入れないし、子どもは実家にいるので、普段通りに仕事をするつもりでした。そうしたら上司から「会社を休んで、子どものそばにいてあげなさい」と言われたんです。男性の上司なのですが、ご自身にも幼いお子さんがいるせいか、子どもに対する想いがとてもきめ細かい。上司のアドバイスもあり、育休の5日間ずっと長男と過ごしました。

──コロナのせいで2人目は出産に立ち合えなかったのですね。

1人目は早朝だったので分娩に立ち合えました。生まれたときは言葉では表しきれないうれしさがありました。2人目はコロナ禍で立ち合うことができず、分娩室の隣で生まれるまでじっと待っているのが辛かったですね。1人目のときよりドキドキしていました。

──パートナーが入院している間、お子さんと過ごした1週間はいかがでしたか?

今までも週末は子どもと過ごしていましたが、1週間もずっと子どもと二人きり…という機会は初めて。すごく濃密な時間でした。いい意味で接し方が変わった気がします。それまではすごく過保護で「何でもやってあげたい」という気持ちが強かったのですが、「自分でやらせよう」と気楽に考えられるようになりました。

──出産後、パートナーとの家事と育児の役割に変化はありましたか?

結婚した当初から、明確に役割分担があるわけではありませんが、2人目が生まれてからなんとなく長男は僕、長女は妻がみるようになっている気がします。

──家事についてはいかがですか?

前職は勤務時間が不規則な職場だったので、正直、妻にいろいろとお願いしていました。転職してからは掃除や料理など、できることはなるべくするようにはしています。ただ…何をするにも要領が悪くて時間がかかるんですよね(笑)。妻からよく指摘されています。

──ご自身の中では何か変わりましたか?

「若いパパ」に憧れていたので(笑)、20代のうちに子どもができたのは本当に嬉しかったですね。妻も僕もきょうだいが3人ということもあり、子どもは2人ほしい…という夢も叶いました。
ただ1人目が生まれるときは「妻と二人だけの時間がなくなる」、2人目の時は「親子三人の時間がなくなる」という寂しさがほんの少しだけありました。
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経営者としてさまざまな経験を経た今、独立までに身に着けておきたい思考や働く姿勢についてうかがいました。

後藤さん流! 子どもとの絆を深める3つのポイント

1.家族との時間を確保できるように職場環境を整えること

2.環境がガラッと変わるライフイベントでは、子どもと過ごす時間を増やす

3.過保護になりすぎないように子ども「やる気」を尊重する

COMPANY DATA

(株)ファンケル
住所:神奈川県横浜市中区山下町89-1

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