「ありがとう」は欠かさない。小さな感謝の積み重ねが家庭円満の秘訣!【Salon de Spa オーナー 羽深紫織さん#2】

仕事も育児もがんばっているワーキングママ、ワーキングパパをご紹介しているこの企画。小田原に男性専用のエステティックサロンを開業した羽深紫織さんに、前編に続いてお話を伺います。

後編では、羽深さんが家事や育児でこだわっていること、パートナーの協力を得るために心がけていることについてお話しいただきました。

お話を伺ったのは…
Salon de Spa オーナー兼セラピスト
羽深紫織さん

高校卒業後、カナダにワーキングホリーデーの制度を利用して留学。帰国後はホテルや旅館に勤務。2011年にはセラピストの技術を磨くために本場のタイへ留学。その後、女性専用のサロンでセラピストとして勤務する。出産を機に退職し、2020年に小田原に男性専用のサロン『Salon de Spa』を開設する。

パートナーの実家は家から徒歩2分という環境も最高!


――下のお子さんは保育園がありますが、上のお子さんは学校から戻ってからお家で留守番ですか?

主人の実家が家から歩いて2分のところにあって、娘は学校から帰るとすぐ実家へ直行します。ここにカバンを置いて、お友だちの家へ遊びに出かけているようです。祝日は保育園がお休みなので、サロンに予約が入っているときは息子を預かってもらったり、夕食のおかずをいただいたり、頼りっぱなしです(笑)。私の実家が福岡なので、すぐに会える距離ではありません。主人の母と父には本当に助けられています。

福岡の私の両親とは、テレビ電話をかけて家族みんなで話をするのが習慣になっています。

2人のお子さんたちも、おじいさん&おばあさんのことが大好き!

――羽深さんのパートナーは家事に協力的で、ワーキングママにとって理想的ですね。

私が留学していたカナダでは、共働きの家庭では男性が育児や家事をするのが当たり前。そんな生活を目の当たりにしていたので、私も「結婚したらこんなライフスタイルにする」と決めていました。ですから、私の中では自然な流れなんです。

「イクメン」って言葉に、以前からすごく違和感を感じています。世のママたちは毎日、育児や家事をこなして「当たり前」だと思われているのに、男性が率先して育児をするだけで評価されるなんて、すごく不思議。だからこそ、主人がちょっとでも家事や育児をしてくれたら、その都度「ありがとう」と言っています。「オムツを替えてくれてありがとう」、「食器を並べてくれてありがとう」、「ゴミを捨ててくれてありがとう」などなど、1日10回以上は言っていると思います(笑)。小さな感謝の気持ちの積み重ねが、家庭円満の秘訣です

――協力的なパートナーがいて理想的な環境ですが、仕事と家庭の両立で心がけていることはありますか?

正直なところ、仕事と育児の両立が難しいと感じたことはありません。私は本当に恵まれていると思います。主人の仕事も7時半から17時までとほぼ決まっているので、夕方以降の予定が立てやすく、とても頼りになります。

「すべてを1人でこなそう」とすると、キャパを超えてしまうのが分かっているので、その日の段取りを組むのが習慣になりました。1人でこなしきれないことは頼りますが、決して丸投げはしません。できる限りのことはやっておくようにしています。

家族共通の趣味がスキー&スノボ。同じスポーツが楽しめるのがうれしい!

冬になると雪深い長野か新潟へ家族旅行するのが恒例に。

――サロンの予約が夕方に入ると、お子さんたちは寂しがりませんか?

娘は弟とよく遊んでくれて、夕食後に私がいなくなっても主人と3人で楽しく過ごしているみたいです(笑)。娘には「ママは仕事が大好きなの。だから今日もお仕事に行ってくるね~」と言っています。そうすると娘は「ママ、楽しんできてね。いっぱい稼いできてね」と言って送り出してくれます(笑)

私が仕事から戻ると子どもたちはもう眠っているので、主人とは子どものことや仕事の話をするのが日課です。

――お子さんとパートナーとは、休日をどのように過ごしていますか?

サロンは不定休なので、月に2回ほど日曜日をお休みにして家族と過ごすようにしています。小田原は自然がとっても豊かなので、公園に行くことが多いですね。

長期のお休みは長野か新潟へ家族旅行をします。私と主人の共通の趣味がスノボなんです。娘もかなりスキーが上達しましたね。家族で同じスポーツを楽しめるのが幸せです。

――羽深さんが考えている理想の家族像を教えてください。

それぞれに個性があって、自分の意志でやりたいことを決めて、それを応援し合える家族でありたいですね。お互いに信頼していれば、本人が決めたことに「危ないよ」とか「大丈夫なの?」という反応にはならないと思うんです。「いいね。楽しそうだから挑戦したら」って、前向きに応援できる関係でありたいですね。

――これからワーキングママ、ワーキングパパになる方たちにアドバイスをお願いします。

独身時代とは働き方も「働く」ことに対する考え方も変わると思います。でも、パパ、ママである前に1人の「人」なのですから、がんばりすぎないで自分らしく楽しんでください。自分が楽しく毎日を過ごせていると、自然と家族との会話も笑顔も増えてきます。いちいち「手伝って」とお願いしなくても、助け合える環境が生まれてくると思います

羽深さん流! がんばりすぎない子育てポイント

1.「ママは仕事が好き」と子どもに伝えておく

2.パートナーだけでなく子どもにも家事を分担する

3.家族で楽しめる共通の趣味を持つこと

羽深さんのお話を伺っている間、言葉の端々に出てくるのが、パートナーやパートナーのご実家に対する感謝の気持ち。羽深さんご自身が常に「ありがとう」と思いながらご家族やまわりの方に接していらっしゃるからこそ、みんなが気持ちよくサポートしているのでしょう。感謝の気持ちを忘れない…簡単なようで、意外と難しいこと。だからこそ大切にしたいものです。

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Salon Data

Salon de Spa

住所:神奈川県小田原市中新田316-1 先行舎セブン6号
電話:080-9653-6134

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