美眉アドバイザー玉村氏のトレンド眉作りにアイリスト泉氏の経営術! 最終日まで大盛況の渦だったビューティーワールド ジャパン 東京

前編ではビューティーワールド ジャパン 東京 初日5/16のステージの模様をお伝えしました。PEEK-A-BOO川島修身氏×MINX歳嶋建国氏の理美容業界のトレンドやニーズの変化、LECO内田総一郎氏の「カラーとカットの良い関係」、美容室の商品開発についてはOCEAN TOKYO三科光平氏と豪華講師陣が登壇。

この後編では、最終日5/18のステージをレポートします。登壇者は、美眉アドバイザーの玉村麻衣子氏、技術者が経営者になるためのテクを指南するアイリスト泉愛里氏、JNA理事長の仲宗根幸子氏は引き算技のネイルケアをデモンストレーション。

まだその眉描いてるの? 誰でも秒で垢ぬける「最新・眉メイクテクニック」10個大公開

登壇者プロフィール
美眉アドバイザー 玉村麻衣子氏

国内大手化粧品会社のメイク講師、美容ライターを経て、現在は眉の専門家としてセミナー講師や執筆等で活躍中。「骨格・筋肉に基づいた眉メイク」を理論的に紹介。眉の技術者資格「BrowtistⓇ」保有。

セミナー内容

垢ぬけ眉を作るための眉メイクテクニック10個を大公開。玉村氏本人の画像や、モデルへのデモンストレーションなど分かりやすい実践的なセミナーでした。

「向かって右がOK眉。眉だけでここまで顔の印象が変わります」と玉村氏。

玉村氏:ここ10年で眉にスポットが当たり、さらにコロナ禍のマスク着用で目元しか見えなくなったことにより、眉業界全体がホットな状況です。眉は、ファッションと同じように流行が激しいので、定期的にトレンドを見直してほしいパーツなんです。

わたしが思う垢ぬけ眉とは、自分に似合う眉、トレンドをとり入れた眉。それぞれに似合う眉の作り方を覚えて、そこにトレンドを追加していくのがおすすめです。

自分に似合う眉を描くポイント

1.骨格や筋肉に沿った位置に眉頭・眉山・眉尻を描く。
2.眉頭をいちばん太く、眉尻に向かってだんだん細く描く。
3.目が細めの人は眉も細めに、目が大きい人は眉も太めに描く。
4.眉の角度は目の角度を参考に決める。
5.ファッションとのバランスを考える。
6.髪色と眉色をリンクさせる。

トレンド眉の描き方

1.毛並みが感じられる立体的で自然な眉がトレンド。
2.ペンシルとパウダーの色のかけ合わせで自然な眉を作る。
3.眉全体にグラデーションをつけていく。
4.眉マスカラで眉頭を立たせる。

「黒目の真上の部分にアイブロウパウダーを重ねると、顔全体に立体感が出て、目力もアップ」

玉村氏:平行眉を描く際、プロの方でも同じ太さと同じ高さで抑揚のない眉を描いてしまっている人がとても多いです。そうすると、顔全体が平面的に見えてしまうので、眉頭をいちばん太く、眉尻に向かってだんだん細く、眉山をいちばん高く描くことを意識して。

■ライターの注目ポイント
トレンドのメインは「立たせる眉頭」だそう。眉頭はとにかく眉間に向かってスクリューブラシでぼかすこと!

このセミナーの学びとなるポイント3ヶ条

1.トレンドは毛並みが感じられる立体的で自然な眉

2.2022年トレンド中のトレンドは「立たせる眉頭」

3.平行眉も抑揚をつけて描く

技術者が経営者になるために必要なこと

登壇者プロフィール
(株)AIRI IZUMI代表取締役社長 泉愛里氏

表参道の有名美容院を経て、まつげと眉毛の専門店に入社。統括マネージャーとして全国の百貨店への出店教育などに携わり、2013年独立。アイリストとして世界大会優勝などいくつもの大会で受賞経験を持つ。現在は、サロンプロデュースやメーカー、スクール、オンラインサロン運営など多方面で精力的に活躍。

セミナー内容

技術者思考の経営方法を捨てることで、離職者も減り、経営者として右肩上がりの数字を作ってきた泉氏が、プレイング経営者の悩みを解決。セミナー後半では、リピート率90%を約束するEYEBROW講座のカウンセリングをデモンストレーション。

「スタッフのモチベ―ションを上げることも、がんばらせることもしないのが経営のルール」と泉氏。

泉氏:経営者は技術者の延長線上にある職業ではないんです。経営者は監督。チームを勝たせることがミッション。そのために必要なことは、プロダクトの売れる流れを設計することです。スタッフのモチベーションが低いせいで売上が落ちるような経営は絶対NG。

弊社では、デビューから6ケ月を過ぎると100%のスタッフが80~150万円の月額売上を上げています。それは、集客(流行りの媒体ではなく集客したい人たちが見ている媒体に広告を出す)×再来(サロンの中でリピートしたくなる仕組づくり)×販売(買いたくなる商品構成と仕組づくり)の徹底したマニュアルがあるから。注目してほしいのは、わたしがまったく関わらずしてこの売上を安定して上げられていることです。

サロンの売上を再現化するために最も重要なのは、カウンセリングです。カウンセリング内容には、マーケティングの原理原則(以下4つ)

1.お客様を徹底的に理解する
2.悩みを引き出す
3.専門的知識を用いたプロダクト(メニューや商品)の説明
4.感情がどんどん動く動線マニュアル

購買心理学の動線をプラス。ここに、スタッフががんばらなくても勝手に売れて、単価が上がる仕組があります。リピート率が低いサロンは、ぜひカウンセリングを見直すことをおすすめします。

サロンスタッフによるカウンセリングのデモンストレーション。

■ライターの注目ポイント
「スタッフや自分自身の感情に左右されてしまうと、経営不安がしょっちゅう起きる。スタッフにやる気があってもなくても一定のものを提供できる設計づくりが経営の肝」というフレーズが強く印象に残っています。

このセミナーの学びとなるポイント3ヶ条

1.経営者は技術者の延長線上にある職業ではない

2.スタッフのモチベーションで経営が成り立つような会社はNG

3.経営者がやるべきことは集客・再来・販売の仕組づくり

無駄を引いて応え(答)を出す 「ネイルケア」は引き算技のルーティーン

登壇者プロフィール
デモンストレーター:羽田由紀氏JNA常任本部認定講師・MEリーダー
デモンストレーター:光井カンナ氏JNA本部認定講師
解説:仲宗根幸子氏JNA理事長・名誉本部認定講師

 

セミナー内容

日本ネイリスト協会認定講師によるネイルケアのデモンストレーション。ネイルケア初体験のモデルさんへのケアと、メンズネイルケアを実施。

解説はJNA理事長の仲宗根幸子氏。

仲宗根氏:ネイルケアは、なにも足さない・飾らない引き算技。ジェルやカラーなど足し算したときに真価が問われるのがネイルケアです。

羽田氏:初めてネイルケアされるお客様は、二枚爪にならないようにニッパーで長めにカットしてからエメリーボードで整えています。甘皮処理の際、ニッパーでカットするのが難しいときは、その前の行程のプッシュアップに戻るようにしています。

「初来店のお客様には、オーバルやラウンドがおすすめ。専門用語を使うと伝わりにくいので、丸いとか四角っぽいとか分かりやすい言葉を使うように心がけています」と羽田氏。

仲宗根氏:プッシュアップで痛い思いをしてしまうと、手を引っこめたまま出せなくなってしまう人もいるそうです。痛みの感じ方も人それぞれなので、お客様に確認しながら行うことも大事ですね。

羽田氏:シャイナーで磨く際も、シャカリキにやると熱を感じてしまうので、あくまで優しく。ツヤが出るとお客様はすごく喜んでくださいます。

仲宗根氏:同時進行で、光井さんにはメンズネイルをしていただきます。

光井氏:わたしは個人サロンをしているので、メンズの方は紹介のみですが、お客様と接することが多いジムのトレーナーの方や、大事な契約を控えた経営者の方が多いです。ゴマージュしながらのトリートメントは、リラックス効果が高く、肌のハリも出るのでリピートにつながっていると思います。

「男性の爪は硬さがあるので、水分を含ませてからカット。そうすると二枚爪を防げます」と光井氏。

仲宗根氏:ネイルケアほど、長くお客様を留めてくれるメニューは他にはないと思います。最近では、ネイルサロンに通う男性も増えていて、指先をきれいにしたいと思っている人はたくさんいます。そういった層を獲得していくためにも、アートだけでなくネイルケアのbefore&afterもSNSに投稿してほしいですね。

■ライターの注目ポイント
人目を惹く華やかなセミナーが多い中、ネイルケアは「映え」こそしないものの、今後ますます注目を集めるメニューなのでは!

このセミナーの学びとなるポイント3ヶ条

1.ネイルケアの真価が問われるのはカラーをのせたとき

2.痛みを感じさせないように細心の注意を払う

3.ネイルケアは長くお客様を留めてくれるメニュー

美容のトレンドが一堂に集う総合ビューティー見本市、ビューティーワールドジャパン 東京。気になる、またはヒントになったものはありましたか? 2023年開催から「ビューティーワールドジャパン東京」に名称変更し、名古屋でもスタート。全国4都市での開催となり、益々盛り上がりを見せています。今年参加できなかった人は来年早めにチェック!

撮影/大崎聡
取材・文/永瀬紀子

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