ビューラーを使わずにまつ毛を上げる方法とは?ビューラーいらずのすだれまつ毛についても紹介

目元のおしゃれの重要なポイントになるのがまつ毛です。まつ毛を上げて印象的な目元を演出したいと、アイメイクに時間をかけている人も多いでしょう。なかには、がんばりすぎて、まつ毛が抜けてしまったと悩んでいる人もいるかもしれません。

そこで今回はビューラーがなくてもできるまつ毛を上げる方法と、あえてまつ毛を上げないすだれまつ毛の作り方をご紹介します。

ビューラーを使わずにまつ毛を上げる方法3選

まつ毛を上げるためのアイテムといえばビューラーです。ここでは、ちょっとまつ毛を上げたいと思ったときにビューラーがなくてもできる3つ方法をご紹介します。

スプーンを使う

小さなスプーンの丸みを利用して、まつ毛にカールをつけて上げる方法があります。スプーンの縁のカーブはまぶたのカーブと似ているため、自分の目の大きさと同じくらいのデザート用やコーヒー用のスプーンを選ぶと楽にまつ毛を上げることが可能です。

スプーンをライターなどで2~3秒炙ったり、熱湯につけて温めたりすると、ホットビューラーとしても使えます。ただし、熱しすぎると火傷をしたり、まつ毛が縮れてしまったりするので注意が必要です。

マスカラを使う

まつ毛にマスカラをつけて、マスカラブラシで持ち上げた状態にして固まるまで待つと、まつ毛が上がった状態をキープできます。

マスカラブラシでまつ毛を押し上げるようにして、マスカラを塗り、そのまましばらくキープしましょう。マスカラブラシをブラシの根元で45~60°くらいに曲げると、鏡も見えやすく、手も疲れません。

ケースの出口のところでブラシを曲げ、塗り終わったらマスカラのケースに戻せば、ブラシは元に戻ります。まつ毛が上向きになりすぎないので、ナチュラルメイクの人におすすめの方法です。

指を使う

スプーンやマスカラなどの道具がない場合には、指を使ってまつ毛を上げることも可能です。指をこすって温めて、まつ毛の根元から持ち上げるようにして指を当て、そのまま30秒押さえます。その後、まつ毛の真ん中、毛先の順に指で挟んでカールしていきましょう。負担が少ない、まつ毛に優しい方法です。

マスカラをつけた状態ですると持続性が高まりますが、マスカラが乾く前に手早くおこない、マスカラが目元についてしまわないように気をつけることが大切です。

ビューラーを使わずにまつ毛を上げるときの注意点


顔の中でも、目の周りはとくにデリケートな部位です。目の周りは皮膚が薄いだけでなく、目頭や目尻の周辺からは、目の中に異物が入りやすい構造となっています。

そのため、目の中に異物や細菌が入ってしまわないように、手をよく洗い、使う器具も清潔にしておくことが大切です。

また、無理にまつ毛を上げようとして指で引っ張ったり、マスカラで押し上げたりしようとすると、まつ毛にダメージを与えるほか、負担がかかってしまうので注意するようにしましょう。

まつ毛をあえて上げない?すだれまつ毛とは


すだれまつ毛とは、ビューラーなどでまつ毛をカールさせず、まつ毛の自然な毛流れを活かしたアイメイクのことを指します。

すだれまつ毛の下向きの毛流れは、ナチュラルで落ち着いた印象を与えてくれるので、大人っぽく見えるのが特徴。一重や奥二重の美しさを、無理にカールさせたまつ毛が邪魔してしまうこともありません。

まつ毛を上げるプロセスがないので、メイクの時短にもなり、まつ毛や目元の負担も軽減できます。

すだれまつ毛のメリット


最近、注目されているすだれまつ毛の人気の秘密は、まつ毛への負担軽減やメイクのしやすさだけではありません。

ここでは、一重や奥二重など、すっきりとした顔立ちにもしっくりくる、すだれまつ毛のメリットをご紹介します。

まつ毛の負担やメイク時間を減らすことができる

ビューラーでまつ毛を上げることを繰り返していると、まつ毛だけでなく、毛根にも負担がかかってしまいます。そのため、まつ毛を上げるアイメイク自体が、まつ毛が切れたり、抜けたりする原因になってしまうことがあるようです。

また、カールを長く維持するために耐水性の高いマスカラを使ったり、マスカラ下地を使用したりすると、クレンジングの際にまつ毛や目元に与える刺激が多くなってしまいます。

すだれまつ毛は、無理にまつ毛を上げたり、根元までマスカラを塗ったりする必要もないので、まつ毛の負担を減らし、メイクや落とす際の手間も減らすことが可能です。

ナチュラルな印象にできる

すだれまつ毛は、まつ毛にマスカラをつけるだけなので、まつ毛を強調しつつも、ナチュラルな雰囲気のメイクにできます。しっかりメイクの印象を左右するのは目元です。そのため、まつ毛にカールをつけるだけで、メイクが濃いという印象を持たれてしまうことがあります。

その一方で、すだれまつ毛ならしっかりメイクをしてもナチュラルメイクに見えるのが特徴。このことから、メイクが濃いという印象を持たれたくない方にもおすすめです。

一重や奥二重の人にも似合う

一重や奥二重の人のアイメイクの悩みには、がんばってまつ毛を上げてもカールがすぐ取れてしまう、まつ毛がまぶたに貼りついているような印象になるといったものがあります。

しかし、自然の毛流れを活かしたすだれまつ毛なら、長いまつ毛が瞳に影を落として表情を読み取られにくくしてくれるので、ミステリアスな雰囲気を醸し出せるでしょう。そのため、すだれまつ毛は、一重や奥二重の切れ長の美しさを活かしたアイメイクだといえます。

すだれまつ毛のやり方

カールしたまつ毛のアイメイクとは異なり、すだれまつ毛はマスカラを塗るだけで完成します。ここでは、マスカラを塗る前のまつ毛のお手入れと、すだれまつ毛特有のマスカラの塗り方のポイントを確認しておきましょう。

コームやブラシでまつ毛をとかす

まつ毛が長い人ほど、まつ毛が絡まったり、毛流れが乱れたりしやすいものでしょう。すだれまつ毛のアイメイクの際には、まずはまつ毛をコームやブラシでとかして、汚れを落として、毛流れを整えることが大切です。

コームを使うと毛並みが整うため、まつ毛が均等になりやすくなります。一方、ブラシは短いまつ毛もしっかりとキャッチしてくれるため、まつ毛が短い人や一重、奥二重の人におすすめです。その後、まつ毛に艶を与える透明のマスカラを使ってとかすときれいに仕上がります。

このようにコームやブラシでまつ毛を優しく丁寧にとかすことで、マスカラのノリもよくなり、すだれまつ毛の仕上がりがワンランクアップするでしょう。

マスカラを塗る

マスカラを塗る際には、まつ毛の根元から毛先へ向かって塗るようにすると、うまく塗れます。もう少しボリュームがほしいと感じたら、根元ではなく毛先を中心に塗り重ねていくと、重くならずにナチュラルに仕上げることが可能です。

すだれまつ毛の仕上げでは、マスカラトップコートを塗ることで下まぶたにマスカラが付着することを防げます。トップコートは、まつ毛にツヤ感をプラスしてくれる効果もあるおすすめのアイテムです。

すだれまつ毛のコツ


すだれまつ毛は、視界にまつ毛が入るので、マスカラがダマにならないように注意することが大切です。

マスカラ液をブラシに取ったら、ティッシュなどで余分な液を落とすことで薄くきれいに塗れるようになります。ティッシュに1~2回オフすることで、マスカラブラシの先に溜まった余分なマスカラ液を落とすことが可能です。

マスカラブラシは、まつ毛に沿って縦に動かすようにして自然な印象に仕上げます。まぶたを軽く上に押し上げるようにして引っ張ると、マスカラブラシを縦に動かしやすくなるのでおすすめです。

すだれまつ毛の注意点


普段からまつ毛を上げている人がすだれまつ毛にチャレンジすると、印象が大きく変わります。つねに目をパッチリとさせておきたい人やカラーコンタクトを使用している人は、すだれまつ毛が合うかどうか試してみてから外出したほうがよいでしょう。

逆さまつ毛気味の人は、すだれまつ毛にしてマスカラを塗ると、まつ毛が目にかかってしまうので、実際よりも目が小さく見えてしまうことも。ビューラーを使ってまつ毛に軽くカールをつけ、マスカラ色をブラウンやブルーなどの明るい色にすると、うまくいきます。

ビューラーを使わないアイメイク、自然に見せたいときはすだれまつ毛もおすすめ


ビューラーがなくても、小さなスプーンの縁やビューラーのブラシ、自分の指など使ってまつ毛を上げられます。

また、あえてまつ毛を上げないすだれまつ毛は、まつ毛や目元への負担も少ないメイク方法です。とくに切れ長の一重や奥二重の美しさを存分に引き出してくれるので、いつもと違う印象のアイメイクにできます。

このことから、目元を自然に見せたいときにはすだれまつ毛を取り入れてみるのがおすすめです。

この記事をシェアする

編集部のおすすめ

関連記事