美容業界の仕事の悩みよくある６つの理由とその対処法
どんな仕事であっても、その仕事ならではの「楽しみ」や「悩み」がありますよね。
華やかにみえる美容業界であっても例外ではありません。
美容業界で働いていると「環境が合わない」「お給料を上げたい」など一度は「辞めたい」と考えたことがあるのではないでしょうか？
今回は美容業界で働く方が抱える７つの悩みを取り上げ、それぞれの向き合い方についてお伝えしていきます。
理由1．人間関係でのトラブル
サロンや店舗は企業に比べたら狭く、従業員の数も多くはありません。
そのため人との距離が近くなりやすくストレスを感じやすい環境ともいえます。
さらに売上や個人ノルマなどが課せられたりと、競い合わなければいけない状況の中、ライバル関係にならざるを得ず、スタッフ同士に軋轢が生じる場合もあります。
人間関係が原因で体調を崩してしまい、退職をする人も多いので油断はできません。
理由2．社風や店舗の雰囲気が合わない
社風とは社員全員が集まって出来上がった一つの性格のようなものなので社風が合わない会社で働くのは性格が合わない人同士が一緒に生活をするのと似ています。
そうなるとトラブルに繋がったり、意見の相違が発生したりとストレスに直結する要因となります。
もし今の職場の社風が合わないな？と感じたらストレスで心が悲鳴を上げているサインかもしれないので転職を考えてみるいい機会かもしれません。
理由3．給与が見合わない・評価に不満がある
美容業界はなんだか「キラキラ」していて「キレイ」といった印象があるため、女性が憧れる職業のひとつです。
しかし実際に働いてみると仕事量と給料が見合わないと感じることも多いのではないでしょうか？
基本的にはスキルや経験に応じて昇給していくことが多い印象ですが、実際の職場や雇用形態によっては新規の顧客が少なかったり、スタッフの人数が多い場合もあり新しい仕事をする機会に恵まれずキャリアを積めないということも少なくはありません。
そのため、ある程度経験を積んだあとは別の企業や職種を変えるなど、キャリアアップのために転職する人が多い印象です。
働くうえで給料が上がらなかったり、評価に繋がらないと働くうえでのモチベーションも下がってしまうため、気になる方はキャリアの見直しを行ってみてはいかがでしょうか？
理由4．仕事がつまらない・やりがいを感じない
美容業界で働くうえでのやりがいは「自分の成長が実感できる瞬間」や、「お客様からありがとうと感謝してもらう瞬間」です。
そのため「来店数が少ない」「接客に携わる期間が少ない」などお客様と関わる時間が少ないとやりがいを感じることができないかもしれません。
特に来店数などはサロンや店舗の立地などで変化するため、自分の力では変えることができないケースもあり、このことがモチベーションの低下に繋がっていると言えます。
例えば美容師の方であれば「自分が思った表現でカットできない」ことや「アシスタントの頃はシャンプーしかやらせてもらえない」といったことが要因で仕事がつまらないと感じたり、モチベーションの低下に繋がっています。
理由5．仕事量が多い・労働時間が長い
労働基準法では労働時間や労働日数、残業時間などに関する規定が細かく定められています。これらは美容業界に限らず、あらゆる職業で遵守しなければならないものです。
労働基準法では
・労働時間は1日8時間、週に40時間
・6時間を超える労働には45分、8時間を超える労働には1時間以上の休憩が必要
・週の残業時間は15時間まで
・休日は、最低1週間に1日の休日、または4週間で4日以上の休日
・6ヶ月の継続勤務があり、6ヶ月の期間中8割以上の出勤があった場合には10日間の有給休暇を与えなければならない
などの規定があります。
しかし、美容業界の仕事は営業前の準備や営業後の片付け、技術習得のために自主練習や勉強会が必要な場面が多々あり、上記の規則が守られていないケースが多々あります。
今の職場の状況と労働基準法を照らし合わせ、あまりにも乖離があるようでしたら転職を考えるのも１つの手です。
理由6．結婚・出産・家庭の事情
女性の場合は働き盛りの年齢がちょうど結婚や出産などの適齢期と重なります。
産休明けに職場復帰をする方もいますが、出産後は社風や勤務形態によっては同じ働き方をする必要もあるため仕事量の多い職場環境では勤務が難しく働き方を見直さなければなりません。
そのため正社員ではなくパートで職場に復帰をする人も少なくはありませんが、パートだと経済的に厳しく、最終的に違う業界へ転職せざるを得ない方もいます。
美容業界で経験やスキルを身に着けたのに転職となってしまうのは非常にもったいない為、福利厚生が整っている企業や職場を探してみては如何でしょうか。
仕事を辞めたいと思った時に試すべき2つのこと
1.仕事を辞めることで解決できる問題かどうか判断する
前提として労働時間が長かったり、人間関係が悪いといった理由で、体調不良に繋がっている場合は退職をおすすめします。
しかし、仕事がつまらないとか、ただ仕事がいやだからといった理由で退職はあまりおすすめできません。
美容業界に限らず新人のころは大変なものなので、入社１年目などキャリアが浅い場合は次の転職に影響する可能性があるため、慎重に考えたほうが良いでしょう。
2.転職サイトで自分の条件に合う企業を探してみる
退職を決断する前に、転職サイトに登録して実際の求人を見ておくことがおすすめです。
退職してから転職活動を始めると、周りとの比較や金銭面による不安で余裕を持って転職活動ができなくなる可能性があります。
事前に求人を見ておくことで「働きたい企業や店舗」が見つかり、目標を持って前向きに頑
張れるキッカケとなるかもれません。
転職を成功させるには、今いる職場に違和感を感じ始めたらすぐにやめるつもりがなくても転職活動を始めることが大事です。
