【子育て応援メソッド】こどもたちが応援してくれている気配をひしひしと感じます! MAMABI PARKゆうこさん#1

ママ美容師向けコミュニティ「MAMABI PARK」の仕掛け人、ゆうこさん。その活動内容は、以前モアリジョブでもお伝えしました。今回は、現役美容師で、2人の子どもを育てるシングルマザーでもあるゆうこさんに、仕事と育児を両立させるリアルライフについて伺いました。

週5のサロンワークに、連夜10時以降に開催されるzoom会議。多忙なゆうこさんと一緒に暮らすふたりのお子さんたちは、自分で朝食を作って登校するなど自分でやれることは率先してやる子に成長中。言葉はなくとも、お子さんたちからは、ゆうこさんを応援してくれる気配がひしひしと感じられるそうです。

お話を伺ったのは…
MAMABI PARK園長 ゆうこさん


ママ美容師コミュニティ「MAMABI PARK」仕掛け人。中2男子と小5女子を育てるシングルマザーで現役美容師。アシスタント1年目で妊娠を機に退職。復帰しようとするも就職先を探すのに苦労した経験から、ママ美容師向けに発信を始める。複数のママ美容師コミュニティを立ち上げ、2021年7月に「MAMABI PARK」をオープン。現在は「世界一ママ美容師を応援してるシンママ」を名乗り、ママ美容師がさらに活躍できるよう尽力している。

子どもたちは自分で朝ごはんを作って登校します

中学校の入学式で長男と。

――サロンワークと子育てにMAMABI PARKの活動、時間のやりくりが大変なのでは?

まず、水木金土の9:30〜17:00、隔週日曜14時までがサロンワークです。その他、月に数回リアルタイムとzoomでのセミナーが入ります。講師の方との打ち合わせや、参加者にキャンセルが出たりすると追加募集をかけたり、そういう目に見えない作業に意外に時間をとられるんですよね。

Zoomは22時以降にやることが多いので、クタクタでもうダメだというときは、子どもたちに起こしてもらうように頼んで、30分の仮眠をとることも。セミナー本番では、意識的にテンションを上げていくので、アドレナリンが出てしまって、終わってもなかなか寝つけないなんてこともありますね。

――MAMABI PARKの運営準備も大変そうですが、サロンワークが予想以上に多くてびっくりしました。そこに育児が入ってくるんですもんね。

子どもたちはわたしが忙しくしているせいか、ふたりとも自立していると思います。だから今回は、皆さんに参考になるようなお話ができるかどうか…(笑)。

3年くらい前から、子どもたちは自分で朝ごはんを作って登校しているんです。長男は、一度だけ遅刻してしまったことがあるんですが、それがすごく嫌だったみたいで、それからは毎日自分でちゃんと起きて、朝ごはんを食べて登校するようになりました。わたしが言うのもなんですが、本当にしっかりした子に成長してくれていると思います。一方、朝が苦手なわたしは子どもたちの「いってきます」で起きることも。「寝坊してしまった」とコミュニティに投稿すると、メンバーが励ましてくれるので、それを励みにサロンワークをスタートさせています

仕事上での関係をキープするため、あえて離婚を選択

勤務先のサロンスタッフと。

――元ご主人のお店で働いているとお伺いしました。

そうなんです。主人がお店を出したのは10年前なんですが、当時人手が足りなかったので、わたしがミスドで働きながら手伝っていました。人手が十分になると抜けて、またスタッフが抜けるとわたしが入って。その間に、夫婦仲が悪くなった時期があり、スタッフとお客様がいるから普通でいられるという時期が何年か続いたんですね。夫婦関係の修復は難しかったので、仕事だけの関係をキープするために、5年前に離婚しました

――シングルマザーになって、仕事と育児の両立は大変でしたか?

元夫は育児には協力的なほうでしたし、子どもたちが保育園くらいまでは、みんなで一緒に出かけたりもしていました。離婚したのは下の娘が小学生になってからだったので、シングルになって大変になったということはなかったですね。

ただ、わたしがギリギリまで仕事をしてしまうタイプだったので、いつも延長保育にかからないよう、車を飛ばして保育園に迎えに行くような毎日でした。保育園までの行き帰りの車内で話す時間が、いちばん子どもと向き合えていた時間だったように思います。当時はまだアシスタントで指名がなかったので、子どもの体調が悪いときは休めましたし、コミュニティもやっていなかったので、子どもとは向き合えていたんじゃないかなと思います。

遠方でのセミナーは母に子どもを預けて。それも親孝行のひとつかな

MAMABI PARKでは全国各地で通算10回以上のオフラインセミナーを開催。

――リアルのセミナーでは全国を駆け巡っていらっしゃいますよね。

最近では名古屋でセミナーを開催しました。講師初チャレンジのMAMABI PARKのメンバーを含むコラボセミナーだったんですが、カット・白髪染めとママさんに向けたマインドの話をしてもらいました。

――遠方で開催されるセミナーのときは、お子さんはどうされているんですか?

母に家に来てもらって、子どもたちを見てもらっています。以前、母に「子どもが熱を出しても休めないような仕事はどうなの」とサラッと言われたことがあり、それがいつも頭の片隅にあったので、子どもが小さいころはあまり親を頼ってこなかったんですね。でも最近は母にお願いすることが多いです。もちろん母には感謝していますが、これまで孫と会う機会が少なかったので、ある意味親孝行にもなっているのかなと思っています。

――お子さんたちは、ゆうこさんのお仕事についてどんな反応ですか?

言葉にすることはないけれど、すごい!と思ってくれているようです。応援してくれている気配はひしひしと感じます。MAMABI PARKはコロナ禍の中で始めたので、コミュニケーションのほとんどがzoomなんです。メンバーはママがメインなので、早いスタート時間だと家事や育児で忙しいし、遅すぎても翌日の仕事に支障が出てしまう。いろいろ試して、22:00スタートがいちばんよいことが分かったんです。連日深夜に行われるzoom会議を、子どもたちがそばで見てくれているからでしょうね。

――子どもは、親の背中を見て育つということですね。サロンワークにコミュニティの運営と多忙なゆうこさんのリフレッシュ方法はなんですか?

帰りの車内で好きな音楽をかけて、あえて遠回りして帰ったり、今日は疲れたなーという日は、子どもたちに夕飯を準備してから、ひとりでマッサージや温泉に出かけることもあります。露天風呂で満月を見上げ、間接照明が映し出される温泉の水面をぼ~っと見つめて癒されてます。そういうのがないとダメですね。スマホが見られる場所だとずっと仕事してしまうので、スマホをいじれない場所が大前提です

ゆうこさんが仕事と育児を両立するコツは

1.子どもたちが自分でできることは子どもたちにやってもらう。

2.遠方でのセミナーなどで家を空けるときは親を頼る。

3.あえてスマホが見られない場所でリフレッシュする。

後編では、MAMABI PARKの運営をスタートしてから、リアルママとしてのゆうこさんに起きた変化などを伺います。

取材・文/永瀬紀子

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