理容師志望からネイリストに!セミナーに通って技術を研鑽「SWALLON NAIL」かずみさん

2014年埼玉県戸田市にオープンしたネイルサロン「SWALLON NAIL」は、多様なデザインをハイクオリティな技術で提供する人気のサロン。かずみさんは同店でジュニアネイリストとして活躍しています。

かずみさんは元々理容師を目指していましたが、理美容専門学校でネイルの授業を受けたことをきっかけにネイリスト志望に。ネイリストとして就職するために、別の仕事と掛け持ちをしながらネイルのスクールへ通い出します。技術を身につけてサロンに就職してネイリストになった後、紆余曲折ありフリーランスでの働き方も経験したといいます。

今回、お話を伺ったのは…
「SWALLON NAIL」Jr.ネイリスト
かずみさん

ネイリストとして働くため山口県から上京し、2024年9月に「SWALLON NAIL」に入社。痛ネイルを得意とし、将来は講師になるのが目標。

Wワーク+スクール通いを両立して、技術を研鑽した新人時代

「新人時代は体力的に大変でした」と話すかずみさん

――かずみさんがネイリストを目指したきっかけを教えてください。

元々、理美容師になるための専門学校に通っており、学校でネイルの授業を受けたのがきっかけです。理容師を目指して入学したものの、ネイルの授業が一番好きで、「私はネイリストのほうが向いているかも」と思うようになりました(笑)。

理容師の資格を取得したものの、卒業後はネイリストとしてサロンに就職することを決めました。

――そこからどのような道を歩まれましたか?

あるネイルサロンの採用試験を受けたところ「今の技術では雇用が難しい。まずは私たちのサロンが経営するスクールに通ってみては?」とおすすめされました。しかし、専門学校を卒業したばかりでスクールに通うお金もなかったため、まずは別の仕事をしながら貯金をしました。一生懸命働いて、スクールへの入学準備を行いましたね。

無事スクールに入学したあとは、仕事を続けながら休日にスクールに通い、ネイルの勉強をしました

――お仕事とスクールの両立は大変ではなかったですか?

正直大変でした。入社したいと思っていたサロンが運営しているスクールだったため、「卒業後は、第一志望のサロンでネイリストになれる」ということをモチベーションにしていました。半年ほど通学し、ネイルの資格も取得しました。

スクールの途中からネイルサロンでも仕事をさせていただくようになったため、Wワークをしながらスクーリングしている状況になり、体力的なつらさはありましたね。休日はスクールへ通い、出勤日にはサロンのクローズ後深夜まで練習…という毎日を送っていました。

それを乗り越えて第一志望のサロンに就職することができたときは、「やっと念願のネイリストになれる!」と喜びもひとしおでした。

施術時間と丁寧さの両立に悩んだデビュー後

元々絵を描くことが好きなかずみさん。繊細なアートが人気を集めている。(かずみさんの作品集より)

――デビュー後、壁にぶつかったことはありますか?

既定の施術時間を守ることが難しかったですね。早く、丁寧な施術ができることが理想ですが、新人時代は、スピードと丁寧さの両立を難しく感じました。「このプロセスは10分以内に終わらせよう」と時間を区切って施術をする工夫をして、なんとか時間内の施術ができるように意識しましたね。

また性格的に細かいところが気になりこだわってしまう癖があるので、「ここまでできたら合格」というポイントを設けて、過剰に品質だけにこだわりすぎないように意識しました。

――印象深い新人時代のエピソードがあれば教えてください。

スカルプチャーの成形がうまくできず、なかなか合格をもらえなかったことが思い出深いですね

仕事終わりに深夜まで練習を重ねるハードワークがたたり、体力的にも金銭的にも苦しくなってしまったため、試験の途中で転職をすることに。ネイルが大好きで、「うまくなりたい」という気持ちが強かっただけに、挫折をしてしまったことが心残りでした。

月に何度もセミナーに通い、技術を研鑽

地道な練習を重ねて、技術を自分のものにしていったそう

――1店舗目のサロンを経験された後は、どんな進路を歩まれましたか?

その後は、一度ネイルを離れてアパレルの仕事をしました。しかし大好きなネイリストの仕事も諦めきれなかったんです。そこで休日や夜に知人を自宅に招き、フリーランスとしてネイルの施術を行っていました。

――フリーランスのご経験もあるんですね。

はい。「フリーランスは大変だったのでは?」とよく聞かれますが、いろいろと融通も利きますし、当時は自由に楽しく仕事ができていました。自分ができる技術、できない技術も明確にわかっていたので、得意なことを中心にメニューを組んでいました。なにより、大好きなネイルにまた関われることがうれしかったですね。

――フリーランスになられてからは、どのように技術を磨きましたか?

月に2~3度、さまざまなセミナーに通って勉強を重ねました。「爪の形をきれいに見せる方法」のような基本的な技術から、アート系など、多種多様なセミナーを数えきれないほど受講しましたね。ネイルには流行があるので、流行りの技術を身につけるためにも、なるべくさまざまな場所で勉強をするように心掛けていました。


かずみさんが大切にした新人時代の3つの心構え

1.「うまくなりたい」という気持ちを大切に、毎日真摯に練習を重ねた

2.丁寧さとスピードを両立できるよう意識した

3.セミナーに通い、新しい技術を身に付けられるよう努力をした

後編では、かずみさんがなぜ「SWALLON NAIL」に転職することになったのか、新人時代の学びについて伺います。セミナーを受講していた「SWALLON NAIL」のオーナーから、痛ネイルの技術を評価され、サロンにスカウトされたかずみさん。自主的に勉強を重ねて、身に付けた得意な「痛ネイル」はかずみさんの自信になったといいます。後編もお楽しみに!


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SWALLON NAIL
住所:埼玉県戸田市新曽339-1戸田駅前TMビル2F
TEL:048-430-7017

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