美容師の仕事にはどんなやりがいや魅力がある? 向いているのはどんな人?

美容業界のなかで、もっとも身近ともいえる美容師。美容師の仕事は、多くのお客様に接し、お客様ごとの希望や悩みに沿ってできるだけ理想に近づけられるよう美しく仕上げることです。

そんな美容師の仕事ですが、魅力ややりがいはどんなところにあるのでしょうか?

そこで今回は、美容師の仕事のやりがいや魅力について紹介し、どんな人が美容師に向いているのかを解説します。

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美容師の仕事にはどんなやりがいや魅力がある?

美容師は体力的にきつく、技術職でもあるため常に研鑽が必要で精神的にも大変な仕事、というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。しかし、美容師は大変なだけでなく、大きなやりがいや魅力もたくさんある職業です。まずは、美容師がやりがいを得られる瞬間や、魅力を感じるのはどんなときか、見ていきましょう。

お客様をきれいにして感謝される

美容師のやりがいで大きなものはなんと言っても、お客様からの感謝をいただけることでしょう。

指名をもらうと、以前の施術がお客様に満足していただけたという実感を持てますし、仕上がりに満足してウキウキと喜ぶ姿を見ると、自分まで嬉しくなってしまいます。ときにはお客様から直接感謝のお言葉をいただけることもあり、今後のやる気にもつながります。

さまざまな人との出会い

美容室には、世代を問わずさまざまな層が来店します。人と接することが好きな人にとっては、たくさんの人と出会うことができるのもやりがいのひとつになるでしょう。

普通に生きていれば会話をすることなどなかったような人とも、親身に話すことができます。なかには意外な趣味の話をすることができたり、美容室以外での交流が発生するほど気が合う人との出会いがあったりするかもしれません。

普段接することのない人からいろいろな世界の話を聞けることで、新たな知識や価値観を得たり、人生の視野が広がったりといったメリットもあります。

人生の節目の喜びに立ち会える

日常の中で髪を切ったりお手入れをしたり、それ以外にも、お客様の特別なイベント時にヘアセットやメイクの担当をすることがあります。

七五三・入園式や入学・卒業式・成人式・結婚式など、お客様の人生のなかで節目と言えるイベントに立ち会うことができるのも、大きなやりがいでしょう。

特別なイベントで着飾る際に指名をしてもらえると、自分の技術を気に入ってもらえていると実感でき、スタイリングで喜んでもらえることも満足感につながります。なかには親子2代で通ってくださるお客様も出てくるかもしれません。

お客様の人生の節目に立ち会うことができるのは、美容師という職業ならではと言えるでしょう。

トレンドに敏感になる

美容業界は流行の変化に敏感な業界です。美容師自身も、その時のトレンドに敏感でなければいけません。さらに髪形だけでなく、ファッションやネイルなどの流行も知っている必要があります。

メイクやファッションが好きな人にとって、トレンドをいち早く感じとることができるということは、美容師が天職とも言えるのではないでしょうか。

クリエイティブな側面も

自分のアイデアで新たな手法やヘアスタイルを考案・提案できるなど、クリエイティブなやりがいもあります。お客様からの希望を流行と照らし合わせながら、自分の感性を形にしていきます。

難しい技術が必要なカットやアレンジ、微妙な色合いのカラーリングなど、考えたことを形にし、理想通りに仕上がったときはスタイリストとして大きな充実感を得ることができます。

技術力の習得に上限がない

美容師の技術には、上限がありません。そのため、向上心があれば、トップヘアスタイリストになっても学び、技術を磨き続けることができます。

前述した変化するトレンド以外にも、シャンプーやカットといった技術面でも次々と新しい手法が発表されますし、カラー剤のような薬剤も開発が続けられています。美容師自身も、新しい知識や技術を習得していくことを求められる仕事です。

営業時間外で練習や学習の時間を持つ必要がありますが、自身のスキルアップにつなげることができます。

努力と実力で給料アップができる

厚生労働省が発表する、「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、美容師を含めた「理容・美容師」の平均月収は27万7,600円となっています。また、同じく厚生労働省が職業データを紹介するサイト「job tag」では、美容師の年収は330万1,000円と発表されています。

なお、こちらのデータは「理容・美容師」のカテゴリ名からわかるように、美容師だけでなく理容師も含まれることに注意してください。

一方、求人サイト「リジョブ」に掲載されている美容師の求人の平均収入は以下のとおりです。

正社員 月給下限 月給上限 平均
アシスタント 202,215円 265,489円 233,852円
スタッフ 231,753円 410,359円 321,056円
店長(候補) 282,990円 613,346円 448,168円
アルバイト 時給下限 時給上限 平均
アシスタント 1,067円 1,338円 1,203円
スタッフ 1,079円 1,285円 1,182円
店長(候補) 1,098円 1,600円 1,349円
業務委託 月給下限 月給上限 平均
アシスタント 266,556円 546,670円 406,613円
スタッフ 269,562円 441,368円 355,465円
店長(候補) 293,596円 912,430円 603,013円

※アルバイトは時給
※2024年1月現在のデータ

下限と上限に差が見られる理由は、美容師の給料が歩合制であることが多いからです。お客様から指名をされたり、技術力が認められたりするなどの努力は、給与という形で評価されます。

自分の努力と実力が認められ、さらに給与という形になって返ってくる喜びは、美容師に限らずやりがいといえますが、美容師はより顕著に感じることができるでしょう。

引用元
政府統計の総合窓口(e-Stat)|賃金構造基本統計調査 令和5年賃金構造基本統計調査
job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))|美容師 – 職業詳細

技術や接客のレベルアップを実感できる

技術や接客のスキルアップは、学んでいる最中は実感できないかも知れません。しかし、先輩や上司からの評価、お客様の反応などから、確実にレベルアップしたことを感じられる瞬間が必ずあるはずです。

自分自身のスキルアップを実感できることはやりがいにつながります。さらに役職がつくなど、キャリアアップにつながる可能性もあります。

美容師の資格と技術を生かして他業界で活躍できる

美容師の資格と技術を生かせる場所は、美容室だけではありません。ネイル・エステなどの美容サロンやまつ毛サロン・メイクアップアーティストなど、実にさまざまな選択肢があります。

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美容師免許が役立つ職種とは?独占業務や資格を活かせる仕事を解説

独立・開業できる

独立・開業をして自分のお店を持つことは、美容師の目標のひとつと言えます。

知識と技術を学び、担当するお客様が増えて自信になれば、いずれ自分の店を持ち一国一城の主になることも可能です。

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美容師として独立するベストなタイミングは?開業にかかる費用相場や独立に必要なことを詳しく解説!

美容師に向いている人とは

美容師に向き不向きはあるのでしょうか。お客様を綺麗にする華やかな仕事である一方で、立ち仕事など大変な部分もあるため、適性がある人のほうが長続きしやすいかもしれません。

美容師に向いている人はどんな人なのかについて以下で紹介します。

美容やファッションが好き

美容師は最新のトレンドをいち早くキャッチし、取りいれながら仕事をする必要があります。そのため、最新のファッションやトレンドを追うのが好きな人は美容師に向いているでしょう。

また、美容師は、美容のプロフェッショナルでもあるので、美容に興味がある人にも向いています。まずは自分が手本となり、おしゃれなヘアスタイルやファッションを取り入れることが大切です。

忍耐力がある

美容師は、美容室に就職したあと、アシスタントの役職からスタートします。下積み時代も長く、仕事外でもカット技術などをコツコツと練習して技術を積み重ねていくことでスタイリストに近づいていくのです。

そのため、忍耐力が必要となります。また、立ち仕事が基本で、お客様の予約状況に柔軟に対応しなければならないため、業務内容的にも、体力面・精神面の両方でタフさが求められます。

相手への気配りをしながらコミュニケーションができる

美容師はお客様に直接触れることが多いため、お客さまとの距離が近い仕事です。そのため、相手への気配りやコミュニケーションスキルが求められます。お客様一人ひとり性格や趣味も異なるので、柔軟に合わせて対応する力もいるでしょう。

中には、美容師とのコミュニケーションを求めていないお客様もいるので、察する力も身につけ、気配りをしながらコミュニケーションをとれるのがベストです。また、スタッフ同士で連携をとりながら仕事を進める力も必要となります。

自分で目標を見つけられる

美容師はスキルや経験を磨くことでさまざまなキャリアへ進める仕事です。自分で目標を見つけられる人は、次の課題を探して改善に向けて取り組み、解決していくことで大きな目標へと進んでいけるでしょう。

逆に、指示されたことしかやらない人は、なかなか次のステップへ進めず苦労することも。美容師としての技術だけでなく、開業のために資金を貯めたり、経営について勉強したりなど学び、努力できる人が成功しやすい職種です。

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自分に合ったサロンを探すにはどうすればいいの?

美容師は大きな魅力を持つ仕事ですが、楽しくやりがいを持って働くには、自分に合ったサロンに就職することも大切です。しかし、「自分に合ったサロン」を探すにはどうすればいいのかわからず、迷ってしまっている方もいることでしょう。

ここからは、サロンの求人を探す方法を2つ見ていきましょう。

就職・転職エージェントを利用する|美容業界に強いエージェントがおすすめ

一つめは、就職・転職エージェントを利用する方法です。

就職・転職エージェントは人材紹介の企業が運営しているサービスで、専任のアドバイザーが就職・転職活動をサポートしてくれるのが特徴です。希望する職種や条件、持っているスキルや経歴、人柄などをアドバイザーが考慮し、適切な求人を紹介してくれます。

エージェントのなかには各業界に特化しているものもあり、美容業界に強いエージェントもあります。

求人サイトで探す|美容業界に強い求人サイトがおすすめ

二つめは、求人サイトで探す方法です。

求人サイトとは、各企業が求人情報を掲載しているWebサイトで、利用者はパソコンやスマホなどインターネットに接続できる端末からアクセスし、希望条件に合う求人を自由に閲覧することができます。

求人サイトもエージェントと同じく、美容業界に強いものがあります。「リジョブ」は美容業界に特化した求人サイトで、 美容業界ならではの細かい条件を設定して求人検索が可能です。

全国各地の求人が掲載されているため、美容師として働きたい方はぜひ一度アクセスしてみてください。

美容師の求人・転職・募集|リジョブ

美容師の履歴書で押さえておきたいポイントとは?

美容師の就職・転職活動で重要なのが、履歴書の作成。美容師が履歴書を作成する際、押さえておきたいポイントはどんな点でしょうか?

ここからは、美容師の履歴書を作成するコツ・ポイントについて見ていきましょう。

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美容師の履歴書の書き方を詳しく解説|志望動機の例文やアピール方法、注意点や面接のポイントも紹介

書く前に|基本的な書き方をおさらいしよう

履歴書を作成する前に、基本的な書き方をおさらいしましょう。

まず、誰でも読めるよう、丁寧な字で書くことが大切です。また、書き間違えてしまっても、書き直しはNGです。修正ペンなどは使わず、新しい用紙に書き直しましょう。どうしても紙を無駄にしたくない場合は、鉛筆で薄く下書きをし、清書をしたあとに消し跡などが残らないように注意してください。

さらに、略字や略称も使用してはいけません。たとえば、「株式会社○○」という名前の企業を記載するなら「(株)○○」などとは書かず、きちんと正式名称で記載しましょう。

志望動機にはどんなことを書けばいいの?

履歴書につきものなのが、美容師の志望動機。志望動機は履歴書作成で悩むポイントの一つでもあります。ここからは、美容師の志望動機作成のコツを見ていきましょう。

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美容師の志望動機に書くべき内容とは?書き方のポイントやおすすめの例文、NG例を紹介

なぜ美容師を目指したのか

まず、なぜ美容師を目指したのか、どんな美容師になりたいのかなど、美容師になりたいと思ったきっかけを振り返ってみましょう。

具体的なエピソードを交えて美容師を目指した理由を記載することで、美容師という仕事に対する熱意が伝わりやすくなります。

なぜそのサロンでなければならないのか

求人を出しているサロンはたくさんありますが、そのなかからなぜそのサロンで働きたいと思ったのか、という理由も明確にしましょう。

サロンに応募した理由が曖昧ではっきりしていないと、「ほかの店でも言っているのでは?」「どの応募先でも使えそうだ」など、かえって悪印象を与えてしまうかもしれません。

あらかじめ応募先について調べ、ときにはお客様の立場で実際に行ってみるなどして、どこに感銘をうけたのか、どこに共感したのかなど、具体的な理由を伝えましょう。

サロンでの面接で好印象を与えるには?

履歴書と同じく、美容師の就職・転職活動で大切なものに面接があります。ここからは、美容室の面接で押さえておきたいポイントを見ていきましょう。

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美容師の面接|面接の流れやマナー、質問の意図や回答のポイントを紹介

身だしなみ・マナーも忘れずに!

面接に臨む前に、一般的な面接の身だしなみやマナーをチェックしましょう。

美容師というと、ファッションやメイク、ヘアスタイルなどのセンスをアピールしたくなるかもしれません。しかし、美容師といえど面接は面接。ビジネスマナーを守ることが大切です。奇抜なファッションや華美なメイクは避けて、清潔感のある身だしなみを心がけましょう。

また、明るくハキハキと聞きとりやすい話し方で挨拶や受け答えをしましょう。

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美容室の面接にふさわしい服装とは?髪型のポイントやそのほかの身だしなみについても紹介

質問にスムーズに答えられるようにしておこう

面接では、どんな職業の面接でもよく聞かれる定番の質問から、美容師ならではの質問など、さまざまなことを質問されます。どんな質問内容が多いのか前もって調べておき、面接でスムーズに答えられるよう、準備しておきましょう。

魅力的な美容師の仕事。やりがいを見つけて充実した美容師ライフを手に入れよう

今回は、 美容師の仕事にはどんな魅力があるのかについてや、やりがい・美容師に向いている人、美容師の求人の探し方などを紹介しました。美容師という仕事は、肉体的にはもちろん精神的にも大変な仕事です。しかし、それを上回るようなやりがいを感じることができる場面も多い、魅力的な仕事といえるでしょう。

お客様からの感謝の声や自身のスキルアップ、それに付随した給与アップという結果や独立・開業など、美容師としてのやりがいはさまざまです。たくさんのやりがいを見つけ、充実の美容師ライフを手に入れましょう。

美容師の求人を探すなら、求人サイト「リジョブ」を利用してみてはいかがでしょうか。豊富な求人数の中から、詳細な検索条件で自分にぴったりな求人を探すことができます。また、美容業界に特化しているので、美容師ならではの条件で絞ることも可能です。

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※ リジョブ経由で採用された1,242名を対象に実施した満足度自社調査より(実施期間:2023年2月8日〜2023年3月8日)

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