独立だけではない、まつ毛愛から生まれた「商品開発」までの道のり 【CUPIDO Eyelash Designサロンマネージャー、アイリストじゅみさん】#2

「CUPIDO Eyelash Design」のオーナーであり、アイリストのじゅみさん。
24歳の時に一人でコツコツと始めたお店から徐々にスタッフも増えていき、今ではお店も大きくなって独立13年目に突入。そんなじゅみさんのもとへ10年以上通い続けてくださるお客様が多い理由には、一人一人としっかり向き合い信頼関係を築き上げてきたその努力が感じられました。

後編では、スタッフ育成から商品開発と幅広く活躍し続けているその理由に迫りたいと思います。まつ毛への愛と情熱から生まれた商品がEye業界を変える!?必見です。

教えてくれたのは…
「CUPIDO Eyelash Design」サロンマネージャーでありアイリストのじゅみさん

21歳の時にアイリストという職業に出会い、店舗での店長を経て24歳で独立。
「CUPIDO Eyelash Design」を三軒茶屋にオープンさせた。お客様の悩みや願いなど、根本の思いに寄り添った施術を大切にし、長年のリピーターも多数。

お店を経営をする上でのモットーは「地まつ毛の健康を最優先する」

「今、私もマツエクを付けていますが、地まつ毛か分からないほどナチュラルと言われるとむしろ嬉しいです」と話してくださるじゅみさん

――お店をやる上で、掲げているモットーはありますか?

はい、ここのお店のモットーとしては“地まつ毛の健康を最優先する”ということです。まつ毛って髪の毛と同じで負荷をかけるとダメージになるんです。とてもシンプルなんですけど。結果、負荷がかかったまつ毛はマツエクやパーマもかけられなくなってしまうのでお客様のご要望に添えなくなってしまう事も。すると長い目で見た時にお客様としてもサロンとしても施術ができなくなってしまうんです。長年リピーターとして来てくださるお客様が多いのは、地まつ毛の健康を最優先に考えながら施術をしてきた結果かなと思っています。

また、今あなたのまつ毛を一番健康な状態で、そこにプラスで少し楽しめるようなエクステをしていきましょう!というご提案を心がけています。もちろん、他のご要望が強かったりそれを直ぐには受け入れてもらえない時もありますが。

――その人の好みに寄ってしまうこともありますもんね。

なぜそうしたいのか?という部分で、ただ綺麗になりたいだけじゃなく「人と話すのが苦手だから自信をつけたい」とか「好きな人に褒められたい」とか、みなさん根本の部分で理由を持って来ていると思うのでそこをいかに聞けるか、とにかくヒアリングに時間をかけるようにしています。

ヒアリング時間をお金に換算したらそんなに儲からない部分にはなるのですが、それよりも長いお付き合いをしていきたいので、そのお金の発生しない30分をどれだけ大事にするかという所に重点を置いています。やっぱり話を聞いてもらえるって安心できますよね。

人を育てるということは、自分自身も成長すること

「当時はもう謝り倒したいくらいに本当にダメダメ店長だったんです。」と語るじゅみさん

――スタッフの育成にもより力を入れていこうと思ったきっかけは?

スタッフを育て始めた時は、あーじゃないこーじゃないと頭ごなしに怒るといった教育をしてしまっていました。必死で自分のクローンを作ろうとしてしまっていたんですね。

褒めるという教育が出来ていなかったために人が離れ、このままでは流石にダメだと感じ、なるべく褒めるように教育方針を変えていったらどんどんスタッフが成長したんです。褒めて伸ばすというのがこんなにも大事なんだと、そして、それぞれの個性をしっかり見てあげる事が大切なんだと気づけました。伸びる攻略法が分かってきたら益々楽しくなりましたね。

――それを見抜けるようになったのもじゅみさんの才能ですね。

私もともとオタクなんです(笑)。一つのことに対して分析することが凄く好きなので、何でだろう…というところから始まって分析して、気づいて、理想としていたことが形になっていくと一気に楽しいって。そこから講師業も始めるようになったのですが、それも徐々に面白くなっていき、スタッフの育成のみならず、今では商材ブランドの立ち上げも行うようになり、その商材の知識を教えたり全国各地、さまざまな場所へ飛び回るようになったんです。

――ちょうどその商品についてのお話も詳しく聞きたいなと思っていたところでした。

話が飛んでしまいすみません。お伝えしながら全国を回っていると、本当にいろんな方がいるので私の分析熱もどんどん上がっていきました。

Eye業界で新たな革命が…!

「必要としている商材がどこにもなくて、もうこれは作るしかないと」

――その分析熱が高じて商品開発にも繋がったんでしょうか?ケラチンオタクというのも伺ったのですが(笑)

そうですね。その開発した商品というのが、まつげパーマ施術時に使用するトリートメント処理剤なのですが、通常髪にパーマをかける時は薬剤だけではなく、ダメージを抑制したり仕上がりを長持ちさせるための処理剤の様々なケア工程があるんですよね。それに比べまつ毛パーマはものすごい短時間で終わるんです。同じ毛のはずなのに、それが疑問でした。
そこでよくよく調べると処理が行われていなかったことに気づいたんです。

――パーマの薬剤を塗布するのみだったという事ですか?

そうなんです。髪の毛で同じ事をやると考えたら怖いですよね。もの凄いダメージを与えることになるので確実に傷んでしまう。
それに気づいた時に、そんなダメージになることを自分はやりたくないなと思って独立する時にはパーマメニューを辞めたんです。しかし、世間ではまつ毛パーマの時代が来だしている。このままだと乗り遅れてしまうしどうしようと焦りがありました。

――かなり葛藤があったんじゃないでしょうか。

はい。相当葛藤したのですが、これを解決できる方法はダメージを与えない処理剤しかないと思い、色々と調べに調べたんですがどこにもなかったんです。それで、売っていないならもう自分で作るしかない!と、そこから今度は商材のメーカー業が始まりました。

とにかく知識を得ようと、色んな美容師さんに相談して話を聞いたりもしましたね。
​​その処理に必要なのが、”活性ケラチン”という毛を構成しているアミノ酸組成に非常に近いケラチンで、まつげ内部に自発的に結合して毛の重要な結合を増強してくれるんです。

元々まつげは、90%が「ケラチンタンパク質」という成分で構成されていて、まつげパーマをかけると薬剤の影響でキューティクルが全開になりこの栄養が外に流れ出てしまうんです。
その減ってしまったケラチンを補充ケアして、最後に「LASHLINKACID」という後処理剤でキューティクルダメージを抑制し、結合を架橋して相乗効果でパーマダメージの出にくい仕上がりにしていくのが「L3リフト」というものになります。

――本当に凄いです。革命が起きましたね。

Eye業界初の処理剤というのもあり、まずはそれが必要なんだという概念を変えるところからだったので、それを伝えて行く活動を1年ほど続けていました。とにかく発信し続けて、今ではほとんどのサロンさんが処理は必要だということを理解してくださり、導入してくださっている店舗さんも増えています。

みなさんのサロンでの進歩だったり報告など、メッセージを頂けることが私も本当に嬉しいですし、やってよかったな、間違っていなかったんだな、と答え合わせをしながら、その感情を噛み締めています。

――じゅみさん自身の確信にも変わっていったんですね。
今後の野望や展望などはありますか?ぜひお聞かせください。

そうですね、サロンはしっかりと維持しながらスタッフの個の力を育てていきたいなと思います。皆ゆくゆくはお店から巣立っていくものだと思っているので、それぞれで考える力を身につけて欲しいなと。何か問題にぶち当たった時でも自分でしっかり解決できる人になってほしいですし、今後独立する時に必要な力だと思いますので

もう一つは、少し大きい目標になりますがサロンさんを育てて行きたいなという思いもあります。いちアイリストさん達の底上げをしたいという思いもありますので、それができたら日本全体のまつ毛が明るく元気になると思いますし、活性させていきたいです。

アイリストとして現在のスタイルを確立できた秘訣

1.将来の夢を見据えて、目の前の課題に全力で取り組む

2.感謝の気持ちを忘れずに、お客様とイコールの立場で関係を築いていく

3.常により良い結果を得るためにアンテナを張り、ブラッシュアップしていく

取材・文/笠原由布子
撮影/SHOHEI

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Salon Data

「CUPIDO Eyelash Design」
住所:〒154-0004 東京都世田谷区太子堂2丁目18−2 2F
TEL:03-5430-6055
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