美容師になってからの勉強方法とは?おすすめの本やアプリなどを紹介

美容師として日々を過ごすなかで、「もっとスキルを高めたい」「ほかの美容師と差別化できる強みを身につけたい」と考える方もいることでしょう。

日々移り変わるトレンドに対応するためにも、努力を続けることが大切です。そこで、サロンワークで忙しい美容師が勉強するおすすめの方法を紹介します。

また、美容師の勉強におすすめの本やアプリも紹介するので、是非参考にしてください。

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美容師になるために必要なこと

美容師免許は国家資格なので、免許の取得はハードルが高いと感じる方もいるかもしれません。美容師免許を取得するためには、受験資格要件を満たし、国家試験の合格が必要です。美容師免許を取得する要件や試験の内容を紹介します。

美容師免許に関する詳しい内容は、以下の記事も合わせてご覧ください。
美容師になるのは難しい?国家試験の内容・難易度など

美容師免許の取得

美容師は美容師免許を取得した人しかできない仕事で、免許を持たずに美容師の仕事をした場合、30万円以下の罰金を支払う必要があります。

美容師免許を取得するための資格要件は、美容学校など都道府県知事の指定した養成施設で所定の期間学んだうえで、必要なスキルを身につけなければなりません。

引用元
美容師法|厚生労働省 e-Gov

美容師国家試験の内容

美容師国家試験には筆記と実技があり、その両方に合格する必要があります。合格率はおおむね60~80%といわれており、開催年によって幅があるのが特徴です。

専門学校でしっかり学んでいれば、そこまで難易度の高い試験ではないので、臆さず挑戦しましょう。実技試験と筆記試験の内容をそれぞれ紹介します。

実技

実技は、第一課題のカットと、開催年によって変わる第二課題のオールウェーブセッティングかワインディングをモデルウィッグを使っておこないます。

上記施術とは別に、衛生実技と呼ばれる試験があり、身だしなみや服装、用具やモデルウィッグが規定通りか、清潔に保たれているかなどの審査があります。衛生実技の減点が多いと実技が不合格になってしまうため、しっかり準備することが重要です。

筆記

筆記試験は、マークシート方式で四肢択一です。出題される内容は、関係法規や衛生管理、香粧品化学など、美容の知識だけでなく法律や公衆衛生のような内容もあります。

資格を取得してからも勉強が必要な理由とは?

2年、または3年以上という期間、美容学校で知識とスキルを学び、晴れて美容師免許を取得したとしても、そこがゴールではありません。一人前のスタイリストとして活躍し続けるためには、たえず新しい技術とトレンドを学んでいくことが大切です。

スタイリストになったあとも勉強を続けることのメリットを紹介しましょう。

差別化をする

若いころに得た知識や技術が、その後もずっと通用するとは限りません。たとえば習得した技術にあぐらをかいて勉強をしない美容師と、努力を怠らず常に前進し続ける美容師がいたとすると、年月が経つごとにそれぞれの美容師のスキルには大きな差がでるはずです。

つまりそれだけで勉強をしない美容師との差別化が可能になり、さらに情報の収集力や整理する能力などはサロンワークにもいかされるでしょう。

トレンドをキャッチする

美容の世界では常にトレンドがうつりかわります。技術も次々と新しい手法が登場するなかで、トレンドに対応できない美容師が顧客を獲得し続けるのは難しいでしょう。

インフルエンサーや海外のトレンド情報、雑誌やSNSで話題の美容法やヘアスタイルなどの情報をいち早くキャッチし、話題にしたり技術を取り入れたりすれば、トレンドに敏感なお客様からの指名がとれる可能性も高まります。

ビジネススキルを身につける

集客するためには、マーケティングやビジネスの知識も欠かせません。さらに店長クラスへの出世や独立開業を目指すのであれば、経営のスキルや経理・税金・人材育成などの勉強をすることが必要となります。

売上を上げるためのさまざまな施策をするためにも、ビジネススキルの勉強は必須です。

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美容師におすすめの勉強法は?

美容師が働きながら必要な知識を得るためには、いろいろなツールを活用し、休日や隙間時間を使って勉強できる方法がおすすめです。

ここでは、6つの勉強方法を紹介します。いろいろな方法を組み合わせて、勉強にいかしましょう。

本で勉強する

隙間時間を活用して勉強する方法のひとつとして、本を読むことはとても有効です。本は先人の知恵と経験をもとにした、さまざまなノウハウが詰め込まれており、ゼロからスキルを学んだり、本を通して筆者の体験を疑似体験したりすることもできます。

美容室の経営者やカリスマ美容師など、実際に美容の分野で活躍している方の成功の秘訣を体系的に紹介されているので、集中的に知識やノウハウを吸収するのにピッタリです。

アプリで勉強する

本を持ち歩けない場合や待ち時間などに手軽に勉強するには、アプリがおすすめです。

スタイリスト向けの集客スキルやトレンド情報を、少しの時間でチェックすることができます。アプリを使った勉強では、本のように知識をしっかり学ぶというよりは、トレンド情報などのチェックがメインになるでしょう。

講習を受講する

美容師向けの講習会は、さまざまな場所でおこなわれています。美容室の定休日である月曜日や火曜日に開かれることが多いようです。

薬剤や機材、カットやカラーなどの新技術を学んだり、集客のスキルアップや経営について学べるセミナーなど、さまざまなジャンルのセミナーがあります。

他のサロンに客として行く

人気店やカリスマ美容師がいる美容室に、客として行くのも勉強になります。どんな接客や施術をしているか、どんな会話をしているかなどを体験できるのは、とても刺激になるでしょう。

特に売上を大きく伸ばしている予約がとれない店舗に行けば、その秘密を読み解くことができるかもしれません。

SNSや動画サービスで美容師の情報発信を見る

SNSは毎日更新されていることも多く、鮮度が高い情報を得るのに向いています。カットやカラーの施術などを、InstagramやYouTubeで情報発信しているサロンや美容師もいるので、生きた情報を知ることができるでしょう。

人気のカラーリングの手法やカットの裏技など、実際の施術を勉強できるのが魅力です。

オンラインサロンで勉強する

美容師をターゲットにしたオンラインサロンは複数あります。オンラインサロンのメリットは、動画やオンラインセミナーを視聴できるだけでなく、美容師同士のコミュニティを利用できる点でしょう。

切磋琢磨していける仲間ができたり、トレンドや新しい技術の情報を教え合ったりできる環境に身を置くことで、美容師として成長していくことができます。

美容師の勉強に役立つ書籍・アプリを紹介

それでは、美容師の勉強に活用できる、おすすめの書籍とアプリを紹介します。是非勉強にいかしてみましょう。

「TOMOTOMO」|アシスタントからスタイリストまで幅広く勉強できるwebサイト

50年以上、美容師向けの月刊誌を刊行してきた「TOMOTOMO」が発行する、美容技術に特化した雑誌。現在は年6回の発行と、web版では動画も視聴できます。雑誌ではカラー写真とともにカット・カラー・パーマなど、それぞれのテクニックを確認できるのが魅力です。

また、カウンセリングのコツなどをまとめた回もあり、公式webサイトで購入できます。

「SHACHU秘伝のヘアレシピ」|スタイリストとして飛躍するための実用書

東京・渋谷の人気サロン「SYACHU」が発行した、ヘアカラーデザインレシピをまとめた書籍。こちらは刊行後、即完売となった同タイトルのプレミアム版です。ハイトーンカラーやブリーチなど、50種類のカラーレシピを知ることができます。

ヘアカラーレシピにくわえ、デザインや技術、さらにはマネジメントに関する情報までを知ることができる、すでに活躍中のスタイリストにおすすめの本です。売れるサロンの秘密をのぞいてみましょう。

「45日後カラー逆算レシピ」|ヘアカラーの知識や理論を深く理解できる良書

タイトルにある通り、ヘアカラーの来店周期である「45日後の髪の状態」を把握してお客様に提案する方法が説かれています。カラーをコントロールするためのレシピが図解や画像でわかりやすく解説されている一冊。

カラーへの理解度を高めて、お客様に自信をもって提案できるようになるでしょう。

「HAIR」|ヘアトレンドがこれ一つでわかるスタイリストの支援ツールアプリ

次は隙間時間を有効活用して、手軽に情報をチェックできるアプリの紹介です。

日本全国のヘアスタイリスト、2万8,000人が登録する「HAIR」は、ヘアカタログやスナップ写真、美容師紹介などを掲載するメディアが手掛けるアプリで、トレンドをチェックするのに向いているツールといえるでしょう。

スタイリストがヘアスタイルを投稿する機能で、全国の施術事例をチェックしたり、直接スタイリストに質問したりできる機能があります。

トレンドをキャッチしてさまざまな方法を活用し、美容師として成長を続けよう

国家試験に合格し、スタイリストになっても、変わり続けるトレンドや進化する技術の習得には、勉強が欠かせません。美容師になってからも顧客満足度を高めなければ、指名をいただいたり、集客したりすることは難しいでしょう。

美容師が勉強するには、書籍やアプリ、セミナーやオンラインなどを活用するのがおすすめです。自分に合う方法を組み合わせて、スタイリストとして成長を続けましょう。

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