【例文付き】エステティシャンの自己PRはなぜ必要?書き方のポイントも紹介
エステティシャンが就職・転職する際には、自己PRを求められることが多々あります。しかし、何を書いたらいいのか、自分にPRできる点はあるのかと悩む人もいるかもしれません。
とはいえ、自己PRは採用時に重視されやすい項目なので、重要性を理解してうまくアピールすることが大事です。書き方のコツや例文も紹介するので、ぜひ応募時の参考として役立ててください。
エステティシャンの自己PRの重要性
そもそも履歴書などに書く「自己PR」というのは、応募先企業に自分のスキルや強みなどを伝えるものです。応募者は、自己PRを通じ、自分を採用することによって企業にどんなメリットがあるかを訴えます。
もちろん自己PRだけが採用を左右するわけではありませんが、企業からとくに重視されやすい項目のひとつとされる大切な項目です。
企業が自己PRを重視する理由
履歴書を見るサロン・企業側は、自己PRの内容から、応募者が自社にとって必要な人材か、自社が求める人物像と合致しているかどうかを判断しています。
そのため応募者は、「自分がきちんと企業のことを知ってから応募しているのか」「企業に合った雰囲気の人物なのか」などの点を相手から見られている、と理解しておくことが必要です。
自己PRと志望動機の違い
自己PRと間違われやすい履歴書の項目に、「志望動機」があります。混同されがちですが別もので、志望動機は、なぜそのサロンで働きたいのかという熱意を伝えるものというところが違いです。
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エステティシャンの自己PR文作成のポイント
ここからは、エステティシャンの自己PR文を作るときのコツを押さえていきましょう。
1. 自分がアピールしたい強みを決める
まずは自分の強みを考えます。エステティシャン経験者の場合は、これまでの仕事で身につけた技術や資格など、未経験の場合は、接客力やマネジメント能力など、実際にその企業に就職した際に役立ちそうな自分のスキルは何なのかを決めましょう。
2. エピソードを加える
アピールしたい強みを裏付けるエピソードを入れることも、重要です。明確な数字データなど、根拠があることで説得力が増します。指名本数の多さや学校の成績、お客様との関係性などを具体的に伝えるとよいでしょう。
3. 応募先企業をリサーチする
次に、企業のイメージや勤務条件などは自分に合っているのかを調べましょう。合致する部分をアピールすることで、相手に好印象を与えやすくなるためです。
4. 自分の強みが企業にもたらすメリットをまとめる
最後に、自分を採用することによる企業側のメリットを書きましょう。即戦力として働ける・すぐにまとまった固定客をつけられる自信がある・どんなお客様にも満足してもらえるような接客ができるなど、アピールした自分の強みが仕事でどう活かされるのかを伝えます。
エステティシャンの自己PRにおける注意点
自己PR作成時に気をつけたい点も知っておくことが大切です。2つの注意点を解説します。
1. 抽象的でわかりにくいのはNG
たとえば、ただ「人と話すのが好きで初対面のお客様とも上手にコミュニケーションを取れる自信がある」と書いただけでは、具体性がない上に自分らしさが出ておらず、誰にでも当てはまるような抽象的な内容に見えてしまいます。
そのため、具体的かつ独自性のある内容にすることがポイントです。
2. 長々しいエピソードにも注意
長々とエピソードを書いてしまい、ただの自慢話のようになったり、結局何を伝えたいのかがわからなくなったりするのもよくありません。結果よりも、そこに至るまでのプロセスの話が大事です。
エステティシャンの自己PRの例文
最後に、エステティシャンの自己PRの例文を紹介するので、ぜひ参考にしてください。なお、応募先の企業について触れる場合、話し言葉では「御社」書き言葉では「貴社」とするよう気をつけましょう。
エステ経験者の場合
まずは経験者の場合の例文を見てみましょう。
例文1:技術力をアピールしたい場合
「前職では、5年間フェイシャルエステサロンのエステティシャンとして勤務しました。1日に4~6名のお客様を担当しており、7割程度がリピーターの指名客だったので、技術力には自信があります。『長年の肌悩みが解消された』『あなたになら安心して任せられる』というお言葉もたくさんいただきました。
これまで培ってきたスキルを活かしながら、貴社の中心的な戦力となれるように努めたいと考えています。」
例文2:スキルアップを目指したい場合
「手技が中心のボディエステ専門サロンに8年ほど従事しました。お客様にも『あなたの施術は丁寧で信用できる』と好評をいただいていましたが、多くのお客様に施術させていただくなかで、エステティシャンとしてもっとスキルアップしたいという思いが生まれました。
御社では先端機器が導入されており、脱毛や痩身エステなども行われています。今まで体験できなかった技術を習得できる環境が整っているので、新しいスキルを身につけ、マルチに活躍できるエステティシャンとして、御社に貢献させていただきたいです」
エステ未経験者の場合
つづいて、未経験者の場合はどんな自己PRを書けばいいのかも見てみましょう。
例文1:自分の性格や人柄をアピールしたい場合
「私は周りから『気配りが上手』とよく言ってもらえます。普段から周囲の人に心地よく過ごしてもらえるように行動することを意識しており、前職の接客業では、お客様と話をする際には笑顔でいるのはもちろんのこと、時折クスッと笑ってもらえるような雑談を交えるなどの工夫をしていました。
お客様からご意見をいただいた時は、お客様の話に真摯に耳を傾けつつ、お客様の立場に立って解決の糸口を探り、最終的には笑顔でお帰りいただくことができたケースもあります。店長や他のスタッフからも対応を褒めてもらえました。
御社の経営理念のなかにも『お客様が心地よく過ごせるような接客をする』というものがあるので、このような自分の強みを十分に発揮できると考えています」
例文2:自分の特技をアピールしたい場合
「私は昔から人の顔と名前を覚えるのが得意で、前職の販売業でも能力を活かすことができました。1日に100名以上のご来店があるなかで、一度来店してくださったお客様はすぐに覚え、お名前をお呼びしてご挨拶することにより、好印象を持っていただけました。
おかげで多くのお客様から自分の名前を覚えていただくこともでき、プライベートなお話もさせていただくなど、親密度を高めることができたと自負しています。また、店舗の再来店率も10%上がるなどの貢献にも繋がりました。
エステ業界は初めてですが、以前から興味のあったエステティシャンの仕事でも、自分の特技が存分に活かせると考えています。少しでも早くお客様に信頼していただけるエステティシャンになれるよう、精進したいです」
エステティシャンとしてしっかり自己PRして採用を勝ち取ろう
履歴書に書く自己PRは、企業から重視されやすいので、自分の魅力が伝わるようにポイントを押さえて作成することが大切です。自分の志望する職場でエステティシャンとして働けるように、応募の際は自己PR欄で存分にアピールしてください。
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