セラピストの面接はどんなことが聞かれる？よくある質問や回答のポイントを紹介！
就職・転職活動をするうえで、かならず行われるのが書類審査や面接です。採用されるためには、ポイントをおさえて事前に対策を練っておくことが欠かせません。
面接での質問は職業によって違いがありますが、この記事ではセラピストの面接でどんなことが聞かれるのかを紹介します。よくある質問や回答のポイントとあわせて、採用担当者が重視していることもお伝えしますので、参考にしてくださいね。
セラピストの採用面接でよくある質問と回答のポイント
セラピストの面接では、セラピストになりたい理由や理想とするセラピスト像・セラピストの仕事に対する考え方・サロンに応募した理由などを聞かれることが多いです。
こういった質問にはどのような回答を心がけるとよいか、ポイントと一緒に見ていきましょう。
1.なぜセラピストになりたいと思ったのですか
セラピストになりたいという熱意が問われる質問です。お客様に癒しを与える仕事であることを理解したうえで、セラピストを目指すきっかけとなった具体的なエピソードを話すことで、熱意が伝わりやすくなります。
セラピストならではの魅力が感じられるエピソードだと、よりいい印象を持ってもらえるでしょう。
2.どんなセラピストになりたいですか
セラピストとしてのビジョンを知るための質問です。理想とするセラピスト像を具体的に伝えましょう。
たとえば、次のような回答が挙げられます。
・ていねいなカウンセリングを行い、ひとりひとりのお客様との信頼関係を大切にしたい
・新しい技術を積極的に学んで自分のスキルとして習得し、お客様に適切な施術ができるようになりたい
・アロマセラピストの資格を取って、アロマセラピーの専門スキルを高めたい
など
3.セラピストとはどんな仕事だと思いますか
セラピストに対するイメージや大変な部分を理解しているかどうかを知るための質問です。
セラピストはお客様に癒しを与える仕事である一方で、体力が必要であったりお客様の疲れを受け止めすぎて自分自身が疲れてしまったりといった、ハードな側面があることも事実。
仕事の大変さを理解していることとあわせて、お客様を癒しながら、心身のバランスを整えられるというやりがいのある仕事だということが伝わるような回答を心がけましょう。
4.志望動機はなんですか
応募したサロンで働きたいという熱意や意欲を知るための質問です。採用担当者は、数あるサロンのなかからなぜこのサロンを選んだのかを知りたいもの。ほかのサロンにはない魅力や特徴などをもとに、そのサロンで働きたいという意欲を伝えることが大切です。
「ほかのサロンにない魅力や特徴から志望してくれているのであれば、長く働いてくれるのではないか」といった期待を持たれやすく、好印象です。
給与や待遇、自宅からの距離などはサロンに対するこだわりや熱意が感じられないため避けましょう。
5.前の職場を退職した理由を教えてください（転職者向け）
同じ理由で辞めてしまわないかを見極めたり、考え方がサロンと合っているかどうかを判断したりするための質問です。嘘はつかず、できるだけポジティブな内容になるよう言い回しに気をつけましょう。
（例）
前職ではマシンがメインのメニューで、手技の施術はそれほど多くありませんでした。もっと自分のスキルを高め、手技でもお客様に満足してもらえるようになりたいと思い、転職を決めました。
また、人間関係や待遇面に対する不満などをそのまま伝えることはNGです。
一般的な採用面接でよくある質問と回答のポイント
ここからはセラピストだけに限らず、一般的な採用面接でよくある質問と回答のポイントをジャンルに分けて紹介します。質問のジャンルは以下の3つです。
・人間性に関する質問
・仕事に関する質問
・逆質問
セラピストの面接でも聞かれることがありますので、チェックしておきましょう。
人間性に関する質問
自分という人間について、きちんと理解しているかどうかが問われる内容の質問がいくつかあります。自分を印象付ける重要な項目で、「あなたについてもっと知りたい」と思ってもらえるよう、笑顔で明るい対応を心がけることが大切です。
1.自己紹介をしてください
氏名・職務経歴（新卒の場合は学校名や学んできたこと）・持っている資格・特技や性格などのプロフィールを確認するための質問です。
1～2分程度を目安に、セラピストとして役立つスキルを持っていることやそのほかにアピールできる点を組み込めるよう意識しながら、簡潔に伝えることが大切です。
ただし、自己PRの場面ではないため、アピールのしすぎや長いスピーチにならないように注意しましょう。
2.自分の長所や短所を教えてください
自分の性格を把握しているかどうかや、仕事をするうえで支障はないかを判断するための質問です。
短所は長所にもとらえられるように言い換えるか、短所をカバーするための取り組みや改善するために努力していることを伝え、短所を述べるだけで終わらないようにしましょう。
仕事に関する質問（転職者向け）
仕事に対する考え方が、サロンの社風や理念と合っているかを判断するための質問です。サロンの社風や理念、特徴などをよく調べて、ズレのないように考えておきましょう。
1.仕事で感じたやりがいを教えてください
仕事に対する考え方や、どういったことにモチベーションが上がると感じているかを問われる質問です。さきほどお伝えしたように、サロンの社風とズレがないよう意識したうえで、前職で得られたやりがいや喜びを、具体的なエピソードとあわせて答えましょう。
2.仕事での成功体験はありますか
前職でどのように貢献してきたかを確認するための質問です。自分がサロンに貢献できることをアピールする絶好の機会なので、具体的な数値結果があれば伝えましょう。
数値結果がない場合は、仕事をするうえでどんなことを工夫したか、仕事に対する取り組む姿勢を伝えるのがおすすめです。
3.結婚や出産後も働きたいと考えていますか
セラピストの志望者は女性が多いため、ライフステージが変化しても働く意欲があるかどうか確認するために質問されることがあります。サロンとしては、せっかく採用しても、結婚・出産を理由にすぐに退職されては困りますよね。ライフステージの変化に合わせて働き続ける意思があるのであれば、その旨をしっかりと伝えましょう。
なにか質問はありますか
いわゆる応募者からの逆質問ですが、その言葉のとおり、分からないことはないかを確認していると同時に、入社意欲を確認するための質問でもあります。ここで「とくにありません」という回答はNGです。
事前にサロンについてよく調べて分からなかったことを尋ねるほか、そのサロンで働きたい意欲が伝わるような質問をするのがおすすめです。
たとえば、「入社までに準備や勉強しておくことはありますか？」・「採用後に私が期待されている役割はなんですか？」といった質問だと、サロンで活躍したいという意欲が伝わります。
採用担当者が面接で重視しているポイント
採用担当者は質問に対する回答だけでなく、面接に臨む姿勢や振舞いも重視しているものです。どのようなことが重視されているのか、しっかりとポイントをおさえておきましょう。
コミュニケーション能力
セラピストの重要な仕事のひとつに、カウンセリングがあります。カウンセリングではお客様の悩みを聞き出し、その人に合った施術を提案しなければならないため、コミュニケーション能力が必要です。
面接では、お客様との会話が円滑にできるか・相談に乗り適切な施術が提案できるかといった、接客力が見られています。落ち着いて笑顔で明るく対応することが大切です。
社会人としてのマナー｜清潔感のある身だしなみなど
社会人として身だしなみに気を配ることはもちろん、セラピストには清潔感が欠かせません。面接ではサロンに立つときと同様に、お客様が不快に感じないような服装・髪型を心がけましょう。
挨拶や時間の順守など社会人としてできて当たり前のマナーを守ることも大切です。
面接に行く服装は清潔感のあるジャケットスタイルが基本
セラピストはさまざまなお客様と接する仕事なので、どんな人からも好感が持たれるような人が、面接でも好印象です。
服装は、黒や紺などの落ち着いたジャケットに白のシャツをベースとして、派手ではないボトムスを選ぶのが基本。シミやシワはないかを確認しておきましょう。
派手な身なりやだらしのない恰好は印象を落としてしまうため、清潔感を意識することが大切です。ヘアスタイルやメイク、持ち物にも気を配り、言葉遣いにも注意してくださいね。
臨機応変な対応力
お客様によって希望の施術には違いがあり、細かいリクエストを受けることもあります。ひとりひとりの要望に応えられるような臨機応変さが求められるため、そういった対応力があるかどうかもチェックされています。
働きたい意欲が伝わる回答をすることが大切！事前に回答を考えて面接に備えよう
面接では、セラピストになりたい意欲やそのサロンで働きたいという熱意を伝えることが大切です。そのためにはサロンについてよく調べ、自分のアピールポイントもしっかり考えておく必要があります。
紹介したよくある質問や回答するときのポイントを参考に、事前に対策を練っておくと安心です。
また、セラピストの業務上ではコミュニケーション能力やマナーも重視されているため、面接から意識しておきましょう。
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