就活は自分と向き合い、やりたいことを見つけられる貴重な時間。「MayFairy」アイリスト・村松さくらさん
銀座にあるアイラッシュ＆ネイルサロン「MayFairy」。ハイクオリティな施術を求めるお客さまからの支持を集め、人気を博しています。
そんな「MayFairy」に2023年に入社し、アイリストとして活躍しているのが村松さくらさん。前編では元々ヘアメイクを志していた村松さんが、なぜアイリストを志望するようになったのか、またどのようにして就職活動を進めてきたのか、お話を伺いました。
後編では村松さんが合格のときに感じたこと、入社が決まってから準備をしたことなどを伺います。尊敬できる先輩に囲まれ、日々着々と練習を重ねて技術を研鑽しているといいます。
今回、お話を伺ったのは…
村松さくらさん
「MayFairy」のアイリスト。現在入社2年目。ヘアメイクを目指して入学した美容専門学校在学中に、アイリストに憧れて進路変更。アイリストになるために在学中に美容師免許を取得し、2023年に「MayFairy」に入社。自まつ毛を生かしたナチュラルな施術と丁寧な接客が評判を呼び、指名を多数集める。入社してわずかながら、店販では毎月10万円以上を達成している。
企業と自分の特性がマッチし、見事内定をゲット
内定が出たときは「本当にうれしかったです」と語る村松さん
――採用試験の合格を知ったときはどんな気持ちでしたか？
お休みの日に責任者の方から電話をいただいて合格を知ったのですが、第一志望、そして唯一の志望先だったので喜びはひとしおでした。
家族や友人も自分のことのように喜んでくれたことをよく覚えています。
――ご自身では、どんなところが評価されて合格したと思いますか？
「MayFairy」が求めているものと私がアピールしたものが一致していたのかなと感じます。
私は面接の時「こんなふうに貢献したい」というやる気をアピールしたのですが、「MayFairy」もやる気を大切にしていたのでそこがマッチしたのだと思います。
また、「相手の目を見て笑顔で話す」という基本的な部分も評価していただけたのかなと思いますね。面接が実施されたのがコロナ禍でマスクを着用していたので、顔がこわばって見えないよう、目元からも伝わる笑顔とハキハキした受け答えを練習しました。その甲斐があってよかったです。
内定後の手厚いフォローのお陰で、スムーズに入社
「最初は電話に出ることにも緊張しましたが、先輩方のような接客を目指してがんばっています」
――入社する前になにか準備したことはありますか？
内定をいただいたのが2年生の7月だったのですが、10月からは1回2時間、週に2回の研修を受けさせてもらいました。入社後にすぐ業務に活用できるよう、電話対応の基本から教えていただいていました。最初はかなり緊張していましたが声のトーンに気をつけ、好印象を持ってもらえるような受け答えができるよう努力しました。
他にも「MayFairy」が取り入れている「イオン導入」という施術も研修中に学びました。ちなみに、アイリストとしての施術は、入社後にしっかりと時間をかけて教えていただくことになっています。
ビジネスマンとしての基礎のキから教えていただけたので、安心して入社日を迎えることができました。
――入社後、ギャップを感じることはありましたか？
就職先を選ぶにあたって、美容業界、とくにアイラッシュについてはたくさん調べていましたし、環境もとてもいいのでネガティブなギャップは一切感じなかったです。
逆にいい意味でのギャップは感じています。入社してから初めて知ったのですが、サロンの集客や販売促進のためのポップづくりなどはすべてスタッフが自分で行っているんです。施術以外の部分でも「サロンをよくしよう」という気持ちで業務に臨んでいる先輩方の姿を見て、尊敬の念がさらに強くなりました。
「お店が発展しているのもひとりひとりの努力によるものなんだな、私もその一員としてがんばらなくては」と気が引き締まりました。
――アイリストとして勤務したこの1年間はいかがでしたか？
年齢層も好みもバラバラなお客さまがお越しくださる環境で、それぞれのお客さまのニーズを汲み取ってデザインを作るのは大変ですが、すごくやりがいを感じていますね。単に「ナチュラルな仕上がりで」というオーダーでも、ナチュラルの感じ方は人それぞれ。ニーズをうまく汲み取ることができたときは喜びを感じます。
まだまだがんばらねばという気持ちですが、先輩方から接客や技術を学ばせていただき、入社したときよりは成長できたかなと思っています。
目指すは、施術後に「今日はいい一日だった」と思ってもらえるアイリスト
「どんなお客さまにも満足してもらえるアイリスト」を目指しているという村松さん
――村松さんにとって就活とはどんな経験でしたか？
目標を明確にできる期間だったと思います。自己分析や面接の練習をしている間は不安なもありましたが、自分がやりたいことや自分が好きなことを見つけ、それを叶えるためにはどんなステップを踏んで努力していけばいいのかを理解できた貴重な体験でした。
――村松さんの今後の目標を教えてください。
どんなお客さまにも施術や技術に満足していただけるアイリストになることです。施術を受けた後「今日はいい一日だ！」と思ってもらえるようになりたいですね。そのためには練習や勉強などがまだまだ必要ですが、技術を研鑽していきたいと思います。
――最後に就活生に向けてアドバイスをお願いします。
自分が「やる気」を出せる環境を見つけることが大切だと思います。
そのためには努力したくなるほど好きなものを見つけたり、「やる気」を評価してくれる環境に身を置くことが重要なのではないかと感じます。
また日々の努力は本当に大切だと感じています。美容の技術はいきなりできるようになるわけではなく、日々の練習の積み重ねのうえに成り立っています。私も毎日練習を続けていますが、できないことを何度も繰り返して、「気づいたらできるようになっていた」ということばかりです。努力にはやる気が必要なので、「これならば自分はがんばれる」というものを見つけることが大切なのかなと思います。
村松さんが考える就活の3つのポイント
1.大切にしている価値観がマッチする職場を探す
2.自分のやる気を認めてくれる場所を見つける
3,努力が苦にならないほど好きなものを見つける
自分が輝ける場所を見つけ、楽しみながらさらなる進化のために努力を続ける村松さん。アイリストさんとしての就職活動を控えている方は参考になさってみてはいかがでしょうか？
