女性でも整体師になれる?女性の整体師が求められる理由や働き方について紹介
整体師と聞くと、男性の仕事というイメージを持っている人も多いかもしれません。では、女性は整体師になれないのでしょうか。整体師を目指したい女性に向け、女性が整体師として活躍できるかどうかや、女性整体師のニーズ、働き方などを解説します。
また、後半では、女性整体師としての仕事探しの方法や就職・転職活動時のポイントをお伝えします。これから求職活動を始めたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
女性でも整体師になれる?
整体師の仕事には力が必要そうなイメージがあり、世間一般では男性がなるものと思われがちです。女性にはできない仕事なのだと諦めている人もいるかもしれません。
しかし、実際には力というよりも施術の技術が求められる職業のため、女性でも整体師として活躍している人は多数存在しています。つまり、女性が整体師になることは十分可能です。
女性の整体師が求められる理由
実は、女性の整体師は需要も多いです。ではなぜ求められているのか、3つの理由を見てみましょう。
美容整体など、女性からの整体のニーズが増えている
1つ目の理由は、「美容整体」や「産後整体」といった女性特有の悩みに応える整体のニーズが増えているためです。
このような悩みは、男性整体師相手では相談しにくかったり、共感を得づらかったり、男性に触れられることに抵抗を感じたりする人も多く、同性のほうが安心して施術を受けられるようです。
活躍の場が増えてきた
2つ目の理由は、整体師が活躍できるシーンが広がっているためです。たとえば、癒やしを求めて温泉やスパなどの施設を利用する顧客が増えており、施設内で整体サービスを提供するケースも増加しています。
このようなリラクゼーション施設は女性でも働きやすく、知識や技術を高める環境が整っているケースが多いです。
女性ならではの施術を求めるお客様も多い
3つ目の理由は、女性ならではの接客や施術を支持する声が多いためです。女性のお客様だけでなく男性客も、女性整体師の細やかな気配り・やさしさ・温かみや施術時の繊細なタッチなどに癒やしを感じる人がたくさんいます。
女性の整体師がアプローチしやすい女性特有の身体の悩みとは
整体の施術は男女問わずできますが、女性整体師のほうが相談しやすかったり、お客様の悩みに寄り添いやすかったりするケースも多く見られます。では、前章で触れた、女性の整体師がアプローチしやすい女性特有の身体の悩みにはどんなものがあるのでしょうか。
生理痛やPMS
生理痛やPMSといった悩みを抱える女性は多いです。自身が生理時のつらさを経験しているという整体師もいることでしょう。
生理に関する悩みに対しては、おなか・腰・背中などの筋肉の緊張をほぐして血流をうながしたり、骨盤や背骨のゆがみを整えたりする施術を行います。自律神経を整える効果も期待でき、症状の緩和につながるでしょう。
更年期障害
前項で伝えた自律神経の調整は、更年期障害にも効果があると考えられています。
更年期障害とは、加齢などの原因によってホルモンバランスが崩れ、心身に不調をきたしたもの。整体師の手技で内臓に働きかけたりバランスを整えたりすることによって、ホットフラッシュ・不眠・むくみ・冷え性などの更年期障害の症状にもアプローチできるでしょう。
妊娠中や産後の不調
妊娠中や産後は、ホルモンバランスの変化によって体調が不安定になったり、腰痛・骨盤のゆがみ・肩こりなどの症状が起きたりしやすいです。
整体の施術で骨盤や体のゆがみを整えることにより、不快感をやわらげるほか、リラックスしてストレスを緩和させる効果にも期待できます。ただし、妊娠中は状態によっては施術できないケースもあるので、医師や担当の整体師に相談してみてください。
整体師は女性のライフスタイルに合わせて働くこともできる
整体師は、出産や育児などの女性のライフスタイルの変化に合わせて働くこともできる職業です。そこで、女性整体師の働き方のパターンについて見ていきましょう。
正社員
整体師は一般的な企業と同様、正社員として働くことが可能です。フルタイムでしっかり働いて、その分の給料を得られます。
しかし、女性の場合は突然の子どもの体調不良などに対応しなければならないこともあるかもしれません。このとき、個人経営の整体院では人手が少ないことも多く、当日急に休みを取る・早退するのは難しい可能性があります。
そのため、育児中の母親が正社員で働きたい場合、スタッフの多い大手の整体院や、小規模でも子育てに協力的な職場を選ぶのがおすすめです。
パートや業務委託
パートや業務委託といった形態であれば、日にちや時間に融通が利きやすく、早番や時短勤務など希望の時間帯で柔軟に働ける可能性が高いでしょう。正社員として働くのが難しい人は、こちらのほうが合っているかもしれません。
なお、以前に整体師やセラピストをしていた人の場合、出産や育児などで多少ブランクがあっても、実務経験があることで採用に有利になりやすいです。
独立・開業
雇われとして働くのではなく、自分の院を開業する方法も。自宅で開業したり、空いている時間だけ働いたりすることで、家事や育児と両立しやすいでしょう。
女性整体師だからこそ、細やかな気配りや自身の経験を活かして産後整体や美容整体といった施術を提供でき、女性のお客様を獲得しやすいという利点があります。多くのファンを獲得し、リピーターになってもらいましょう。
整体師の給料はどのくらい?
整体師はどれくらいの給料をもらえるのか、気になる人も多いことでしょう。求人サイト「リジョブ」に掲載されている求人情報(2024年7月時点)で目安をお伝えします。
・正社員スタッフ:月給228,823円~488,782円
・業務委託スタッフ:月給255,300円~535,175円
・アルバイトスタッフ:時給1,178円~1,904円
なお、一般的な整体師の年収は200万円ほどといわれていますが、勤務先やキャリアなどによって異なります。経験を積み技術を磨いていけば歩合給が増えることも多く、収入アップを見込めるでしょう。
整体師の求人を探す方法
つづいて、女性整体師の仕事探しにはどんな方法があるのかを押さえましょう。
就職支援エージェントを利用する
就職支援エージェントとは、担当アドバイザーが求職者の相談に乗り、企業とのマッチングを行ってくれるサービスです。求職者の希望や適性などをもとに、企業から預かった求人情報を紹介してくれます。
整体師の仕事を探すなら、医療・ヘルスケア業界に詳しいエージェントを利用するとよいでしょう。
求人情報サイトで検索する
求人情報サイトとは、たくさんの求人データが掲載されており、閲覧者が自分の希望をもとに仕事を探せるサービスです。志望先が見つかったら、サイトを通じて応募することもできます。
ヘルスケア業界の募集情報が豊富な求人サイト「リジョブ」は、検索条件も多数あり、自分に合った職場を見つけやすいため、女性整体師にもおすすめです。
整体師の応募書類の書き方のポイント
仕事探しの方法がわかったところで、次に、整体師の応募書類の書き方について見ていきましょう。
履歴書を書くときのマナー
履歴書を作成するときのマナーとして、以下のような点が挙げられます。
・鉛筆や消えるペンを使わず、消えない黒のペンやボールペンで書く
・指定がなければ手書きでなくパソコン入力でも可
・年号は西暦または和暦でそろえる
・ミスがないように丁寧に書き、見直しをする
・間違ったら修正ペンを使わずはじめから書き直す
・略字や略称は使わない
・書くことがないときは空欄にせず「特になし」と記載する など
すみずみまで採用担当者から見られることを意識し、失礼のないように作成してください。
志望動機を書くときのポイント
履歴書では、志望動機の欄が重視されやすい傾向があります。では、志望動機にはどんなことを書けばいいのでしょうか。下記のような内容を盛り込みましょう。
・なぜ整体師になりたいのか
・なぜその応募先で働きたいのか
・応募先にどのように貢献できるか
・自分の強み・スキルはどんな点なのか(具体的な例を挙げる) など
整体師の面接のポイント
整体師の面接では、コミュニケーション能力や社会人としてのマナーもチェックされます。そのため、よく聞かれる質問への対策をしておくことはもちろん、受け答えやあいさつ、態度なども評価されていることを意識しましょう。
また、清潔感のある服装や身だしなみで臨むことも重要です。スーツやシャツにシワがないか、スカートは短すぎないか、ヒゲは剃っているか、爪は伸びていないか、靴は汚れていないかなど、好印象を与えられるように整えましょう。
女性ならではの強みを活かして整体師として活躍しよう
整体師には女性でもなれます。むしろ女性特有の悩みに寄り添いやすいことから、女性整体師のほうがいいというニーズも多いです。働き方も多様なため、自分に合った職場を見つけ、女性ならではの強みを活かしながら働けます。
整体師の求人を探したい人は、ぜひ「リジョブ」をご活用ください。「未経験歓迎」「経験者歓迎」「研修制度あり」「インセンティブあり」「独立・開業支援」など、さまざまな条件を決めて仕事を検索できます。
自分にマッチする求人に出会い、女性整体師として活躍を目指しましょう。