美容師がお客様との会話で注意すべき7つのポイントと美容院でおすすめの話題

お客様の再来店は、美容師にとっても美容院にとっても重要です。そのためには、施術に満足してもらうことはもちろんのこと、美容院で過ごす時間を快適だと感じてもらうことも大切です。

お客様に快適に過ごしてもらうためには、店舗内の雰囲気なども大事ですが、接客する美容師との会話も軽視できません。

本記事では、お客様との会話で注意すべきポイントや、会話の糸口になりやすい話題にはどのようなものがあるかを紹介します。

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美容師がお客様との会話で注意すべき7つのポイント

美容院での会話は、施術をしているお客様への気配りはもちろんのこと、会話が聞こえる範囲にいるほかのお客様への配慮も必要です。そんななか、どのような点に注意して会話をするべきか、ポイントを紹介します。

1.話題・会話量はお客様に合わせる

会話を楽しみたいお客様もいれば、静かにゆったりと過ごしたいお客様もいます。話しかけた際の返答や表情から雰囲気を読み、会話量を調整することが大切です。

また、話題によってはお客様があまり話したくないことや、苦手としているものもあるかもしれません。お客様のリアクションがあまり良くないと感じた際は、柔軟性を持って話題を変えていきましょう。

2.プライベートに踏み込み過ぎない

恋愛や結婚、住んでいる場所などプライベートな内容は、控えたほうが無難です。お客様から話題を振ってきた場合は別ですが、お客様によっては触れてほしくない人もいるでしょう。

3.政治・宗教・スポーツの話題は回避

個人の価値観や思想が色濃くでる政治・宗教・スポーツの話題は、その頭文字から「3S」とも呼ばれ、営業トークにおける3大タブーとされています。

それぞれに派閥があるため、会話しているお客様とほかの席で施術を受けているお客様が、別の派閥を支持している可能性がおおいにあるためです。

4.自分ばかりが話しすぎない

お客様の話を遮ったり、お客様に自分の話ばかりを聞かせたりしないよう、気をつけましょう。

美容師にとってコミュニケーションスキルは大事ですが、話し上手よりも聞き上手になることを意識してみましょう。

5.ヘアケアの専門知識を誇示しない

ヘアケアについて、美容師側はアドバイスをしたつもりでも、お客様によっては「知識をひけらかされた」と不快に感じるケースもあるようです。

専門的な話は、お客様から質問されたら答える程度にとどめた方が良さそうです。

6.タイミングを見極める

お客様がスマホや雑誌を真剣に見ていたり、シャンプー中にリラックスしているときなど、あまり話しかけない方が良いタイミングもあります。

お客様の時間を邪魔しないよう、話しかけるタイミングは見極めましょう。

7.言葉遣いに気をつける

親しいお客様との会話でも、言葉遣いには注意が必要です。

特にリピーターのお客様と話すとき、親しみを感じていてもカジュアル過ぎる言葉遣いは控えましょう。親しくてもお客様はお客様です。必要以上に砕けた言葉遣いになったり、馴れ馴れしい態度になったりしないようにしましょう。

美容師とお客様の会話におすすめの話題

美容院はさまざまな年代・性別のお客様が訪れるため、幅広い会話の糸口があった方が良いです。詳しくはなくとも、少し知っているだけでも、会話のきっかけをつくることはできます。

ここでは、美容院におけるおすすめの話題を紹介します。

美容や健康

美容については、お客様が行っているスキンケアやおすすめのコスメなどを教えてもらう形で会話ができます。

また、美容だけではなく健康についての話題は、少し年齢層が上のお客様とも話しやすいトピックです。身体にいい食材や健康法なども話題となるでしょう。

食やグルメ

食やグルメについては、性別・世代を問わずに話しやすいトピックです。

最近作ったものや人気のお店、コンビニ商品などさまざまな切り口から話題にできます。

趣味

好きなことについては、夢中になって話してくれるお客様も少なくありません。美容師自身がそのジャンルに知見がなくても、会話のなかで気になったことを質問することで円滑なコミュニケーションとなるでしょう。

趣味ではなくとも、最近ハマっているものなども話題にしやすいです。

休日の過ごし方

休日に何をして過ごすかを聞き、そこから広げられる話題を探す方法もあります。

いきなり休日の過ごし方をたずねるのではなく、自分がどのような休日を過ごしているかを少し話した上で質問することで、お客様も話しやすくなるでしょう。

仕事や学校生活

仕事や学校生活の話題は、会話からライフスタイルが垣間見えるため、カウンセリングを兼ねて情報を聞き出したいトピックです。会話の内容から、ヘアスタイルやヘアケアの提案につなげられる可能性もあります。

ただし、仕事や学校のことは話したくないという人もいるため、反応をよく見て判断することが重要です。

時事ネタやトレンド

ニュースになっているような時事ネタなども、事前にチェックしておくことで話題を振りやすくなります。

若い世代のお客様の場合は、SNSで話題になっている商品や人の情報を、お客様から教えてもらっても良いでしょう。

旅行

旅行が好きなお客様の場合は、行ったことのある場所や行きたい場所などの話題も盛り上がります。おすすめの観光地や温泉などについて質問してみても良いかもしれません。

マンガやアニメ

特に学生や小さなお子様が相手の場合に、話が弾みやすいテーマです。

内容を全部知らなくても、タイトルと大まかなあらすじがわかっていれば、相づちやちょっとした質問をすることで、お客様が喋ってくれるパターンが多いでしょう。

地域や地元

美容院のあるエリアや周辺で開催されるイベントやお店の話題は、情報交換をしながら盛り上がれる話題です。

行ってみた感想を教えてくれるお客様がいた場合には、ほかのお客様とその話題になったときに「こんな風に言っていたお客様もいましたよ」と話すこともできます。

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美容師が会話力を上げるためのコツ

美容師として活躍している人のなかには、会話が苦手だと感じている人も少なくないでしょう。しかし、意識することで会話力を上げることは可能です。そのためのコツを2つ紹介します。

「聞く力」を鍛える

お客様の話したことに「知らないです」と言っているだけでは、コミュニケーションが成り立ちません。知らない話題でも、適度な相づちと興味を持って聞く姿勢が重要です。

会話のなかで気になった点などについて質問をすることで、話をきちんと聞いていることが伝えられるでしょう。これによって、お客様がさらに詳しく話してくれる可能性が高まります。

日常的に情報収集する

テレビ・ニュースサイト・SNS・雑誌など、さまざまなメディアから積極的に情報収集を行いましょう。

すべてに詳しくなる必要はありません。ただ、いろいろなジャンルの情報を幅広くチェックしておくことで、会話が途切れたときも焦ることなく接客するための安心材料になります。

お客様との会話はメモに残そう

お客様との会話内容は、カルテなどにメモして記録を残しておくことをおすすめします。

お客様が再来店する際にメモの内容をチェックしておくことで、円滑なコミュニケーションに役立つだけではなく、お客様からの信頼獲得にもつなげられるかもしれません。

ここでは、メモに残しておくべき内容を紹介します。

メモする内容1:個人情報

再来店時に前回話した話題に触れることによって、覚えていることに喜び満足度が上がるお客様は多いです。そのため、仕事の内容や家族構成など、今後も話題に上がりそうな内容は、メモに残しておきましょう。同じことを何度も繰り返し聞くことを防ぐためです。

また、施術中に話してみて、あまり触れない方が良さそうだと感じた話題があった場合にも記録しておくと、リピート来店の際に快適な会話を続ける上で役立つでしょう。

メモする内容2:ヘアスタイルやアドバイス

会話のなかで好みのヘアスタイルや髪に関する悩みが話題になった際には、その内容もメモに残しておきましょう。

もし具体的なアドバイスをした場合には、その内容も忘れないよう記録しておくことが大切です。次回来店時に、状況が改善されたか聞いてみることで、新たな提案につながる可能性もあります。

「会話をしない」がコンセプトの美容院もある

美容院での会話が苦手なのは美容師だけではありません。お客様のなかにも、美容院での会話を苦手とする人は一定数います。

そんなお客様の要望を叶えるような、「会話をしない」ことをコンセプトとしている美容院や、予約時に施術メニューだけではなく「会話少なめ」などをオプションで選べる美容院も存在します。

自分に合った美容院を探すには?

お客様も美容師も無理に会話をする必要のない美容院があるように、美容院ごとにさまざまな特徴があります。それは求人情報に記載されている立地や福利厚生だけでは、わからない情報です。

また、より自分の希望に沿った職場を探すためには、情報収集と比較が欠かせません。

そのため、自分に合った美容院を探すためには、店舗の情報が詳しく掲載されている求人サイトでの検索がおすすめです。

美容師の求人を探すなら「リジョブ」がおすすめ

「リジョブ」は、美容関連に特化した求人サイトです。そのため、幅広い職種を掲載している求人サイトでは見かけないような検索条件も充実しています。

例えば、セット面の席数を5席未満・15席未満・15席以上など、店舗の規模を絞って検索することも可能です。

また、会員登録して希望条件を入力しておくことで、企業側からスカウトを受けたり、新着求人のお知らせを受け取ることが可能です。

美容師求人へ応募する際のポイント

求人へ応募する際には、履歴書の準備と面接対策は欠かせません。それぞれのポイントについて紹介します。

履歴書

履歴書は、下記のような基本的なマナーを守って作成することが重要です。

・ほかの職場に応募した際の履歴書は使い回さない
・消せるボールペンや修正テープは使わない
・学校名・会社名・免許・資格名は正式名称で記載する
・書き終わったら誤字・脱字がないか見直す
・書き損じた場合は新しく書き直す

焦ると書き方が雑になりやすいため、時間に余裕を持って、丁寧な字で落ち着いて書きましょう。

関連記事
美容師の履歴書の書き方を詳しく解説|志望動機の例文やアピール方法、注意点や面接のポイントも紹介

面接

美容師は技術職でありながら、接客業でもあります。接客を任せることに不安を抱かれないよう、あいさつを含め、ハキハキとした受け答えを心がけましょう。

また、面接の際は服装だけではなく髪型やアクセサリーも含め、清潔感のある身だしなみが重要です。私服を指定された場合でも、派手なものや露出の多い服装は避けましょう。

関連記事
美容師の面接|面接の流れやマナー、質問の意図や回答のポイントを紹介

美容院での会話はお客様の雰囲気を読むことが大事!

美容院での滞在時間を心地よく過ごしてもらうためには、お客様との会話は話題の選び方に配慮するだけではなく、その話題を振った際のお客様のリアクションをよく観察する必要があります。

また、再来店に備えて、聞いた情報をメモしておくことでスムーズなコミュニケーションにもつながるでしょう。

美容院のなかには「必要最小限の会話しかしない」など、さまざまなコンセプトを掲げているところもあり、職場によって特徴があります。自分に合った美容院を探すためには、給料や福利厚生だけではなく、美容院の雰囲気も知ることが重要です。

美容師の求人を探すなら、美容関連に特化した求人サイト「リジョブ」の利用がおすすめです。ぜひ「リジョブ」で自分に合った美容院を探し、美容師として活躍しましょう。

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