新人時代に知った、想像以上に多い「痛みに悩む人たち」。その解決に向けた挑戦と異業種での学び「整体院桜里~ohri~」 増田直倫さん
千葉県を中心に展開する「整体院桜里〜ohri〜」は、「一生通院」を理念に掲げ、施術だけでなく生活習慣や身体の使い方まで含めた根本改善を目指し、地域の健康を支えています。
今回お話を伺ったのは、柏院の院長である増田直倫さん。野球に打ち込んだ学生時代、けがをきっかけに柔道整復師を志し夢を叶えました。しかし就職後は業界の厳しさや理想とのギャップに直面し、一度は治療の現場を離れることになります。人材派遣会社や販売といったまったくの別業界で経験を積みますが、その経験も現在の仕事に活かせているとのこと。
前編では、整体師を目指したきっかけから新人時代の苦労、そして業界を離れる決断に至るまでを伺いました。
今回、お話を伺ったのは…
増田直倫さん
整体院桜里~ohri~柏院 整体師・柔道整復師
静岡県出身。静岡医療学園専門学校卒業。卒業後は千葉県内の接骨院へ就職し、施術者として経験を積む。その後、人材派遣業界で販売職やスーパーバイザーを経験。2021年に整体院桜里~ohri~へ入社し、現在は柏院院長を務める。
野球でのけががきっかけ。人を支える仕事に憧れた学生時代

――柔道整復師を目指したきっかけを教えてください。
学生時代は野球に打ち込んでいました。けがをすることも多く、そのたびにお世話になっていた接骨院の先生がいたんです。その先生は本当に腕が良くて、体の硬さや不調をまるで魔法のように改善してくれる方でした。
また、キャプテンを務めていたこともあり、チームメイトの体をケアしたり、テーピングを巻いたりする機会も。自分が誰かをサポートすることで相手が楽になる。その経験が楽しくて、「スポーツに関わりながら人を支える仕事がしたい」と思うようになりました。
――専門学校時代はどのような学生でしたか。
正直に言うと、勉強一筋というタイプではありませんでした(笑)。野球ばかりやってきた人間だったので、医療や解剖学など専門的な知識についていけるか不安だった記憶があります。
ただ、現場で活躍したいという気持ちは強かったですし、将来スポーツに関わる仕事ができたらいいなという思いはずっとあって。資格を取得するために必要な知識を学びながら、少しずつ施術者としての土台をつくっていった時期だったと思います。
――なぜ静岡から千葉での就職を選んだのでしょうか。
当時は、より多くの経験を積める環境に身を置きたいと思っていました。大手企業というより、自分の考えや挑戦が反映されやすい環境のほうが合っていると感じていたんです。地元ではその選択肢が少なかったため、関東圏に目を向けました。
いろんな就職説明のなかで、自分のやってみたいことを自由にできそうな千葉への就職を決意。大変なこともたくさんありましたが当時の学びは大きかったです。
想像以上だった社会人の現実。慣れない土地での新人時代
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――初めての社会人生活はいかがでしたか。
想像していた以上に大変でした。慣れない土地での生活に加え、当時は業界全体として働き方も今ほど整っておらず、体力的にも精神的にも厳しさを感じることが多かったです。
体調を崩したり、メンタル面で落ち込んだりしたことも。学生時代の延長のような感覚では通用せず、社会人としての責任や仕事の厳しさを痛感した時期でしたね。
――どのようにして乗り越えたのでしょうか。
ひとりで抱え込まないことを意識しました。信頼できる上司に相談したり、自分に合う環境を探したりしながら、周囲の力を借りて乗り越えていったと思います。
当時は自分自身でうまくコントロールできていたわけではありませんでしたが、「困ったら相談する」という経験は、その後のキャリアでも大きな学びになりました。
――新人時代に衝撃を受けたことはありますか。
患者様の多さと症状の幅広さですね。
学生時代はスポーツ現場ばかり見ていたので、けがをしたアスリートをサポートするイメージが強かったんです。でも実際には、小学生から高齢者まで幅広い方が来院されますし、症状も肩こりや腰痛、日常生活での不調など本当にさまざまでした。
「痛みに悩んでいる人はこんなにも多いんだ」と知ったことは、施術者としての価値観を大きく変えた出来事だと思います。
「このままでいいのか」業界への違和感と新たな挑戦

――幅広い症状にはどのように向き合いましたか。
とにかく学ぶこと。スポーツ分野の知識だけでは対応できないと感じたので、先輩方から積極的に学びました。
セミナーに参加することもありましたが、それ以上に現場の先生方から学ぶ機会が大きかったですね。経験豊富な先輩や院長先生に相談しながら、1つひとつ知識と技術を身につけていきました。
今でも分からないことがあれば周囲に相談しますし、学び続ける姿勢は変わっていません。
――その後、一度業界を離れた理由を教えてください。
施術そのものは好きでしたが、当時は職場運営や業界の仕組みに対して違和感を抱くこともありました。
また、激務が続くなかで、「この働き方を長く続けられるだろうか」と考えるようになったんです。周囲でも離職する人が多く、将来への不安も感じていました。
治療の仕事は好きだったからこそ、一度距離を置いて別の世界を見てみたいと思ったことが転職の理由です。
――なぜ人材業界へ進もうと思ったのでしょうか。
前職では後輩指導や育成を任される機会が多く、その部分を評価していただいていました。
人の成長をサポートすることにやりがいを感じていたこともあり、「人材業界ならその経験を活かせるかもしれない」と考えたんです。
実際に販売職やスーパーバイザーとして働き、マネジメントやコミュニケーションについて多くを学びました。この経験は、現在院長としてスタッフと関わるうえでも大きな財産になっています。
一度は施術の現場を離れた増田さん。しかし人材業界で経験を積むなかで、「やはり治療の仕事がしたい」という想いは消えませんでした。
後編では、整体院桜里〜ohri〜との出会い、患者様の人生に寄り添う「根本改善」への考え方、そして院長として大切にしている想いについて伺います。
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整体院桜里~ohri~柏院
住所:千葉県柏市緑ヶ丘18-16
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